同じ形で素材の異なる(ガラス、木、磁器)グラスを、専用ボックスに詰めたセットです。
極薄グラスの火付け役である木村硝子「コンパクト」という、薄くてデザインの美しいコップの形へのリスペクトから、同じ形で生まれた高橋工芸の「KAMI Glass」。さらに、そのリスペクトから連鎖して生まれた、薄さおよそ1mmで光に透ける、丸直製陶所の「スキトオ」。
素材や産地は異なりますが、形の同じ3つのグラスで、スタッキングしたり、見え方の違いや、ユニークさを楽しめます。
〈セット内容〉
・木村硝子店 コンパクトシリーズ
業務用として長年、料亭や旅館で高級ビールグラスとして使われていたコンパクトシリーズ。口当たりはとてもシンプルで、飲みものの味を楽しむことができます。
北海道産のセンの木を2mmの薄さまでロクロで挽いて作った木製のグラスです。軽く柔らかく、白い木肌と細かく美しい木目というセンの木の特徴が現れています。
100年以上前から受け継がれている薄づくりの技と輸出用のかたを使って成形し、真っ白く仕上げてもらいました。磁器なので高温で焼き上げられており、繊細な見た目よりも丈夫です。
・3種のグラス専用ボックス
〈木村硝子店〉
東京・湯島にあるガラスメーカー。1910年の創業以来、業務用のガラス製品を数多く世に送り出してきました。飲食の現場から上がる声を取り入れ、東京の下町のガラス職人が形にしています。何十年と同じデザインで作り続けられている物も多く、今もなお、喫茶店やレストラン、ホテルなどで使用されています。
〈高橋工芸(木工作家・高橋秀寿)〉
北海道・旭川にてロクロ挽きの木製テーブルウエアを手がける。木が持つ本来の色や木目をそのまま活かし、日常生活の中での使いやすさを意識したものづくりをしている。大治将典、小野里奈といった若手デザイナーと共にロクロの側に立ち、三人で手触りを確かめながら製品を生み出している。道産の素材にこだわり、山に木が植えてある状態から買い付け、伐採し、数年かけて寝かせ、反りや縮みを落ち着かせた後に、やっと加工にとりかかる。それぞれ最適な部分を選び、ひとつひとつを手作業で丁寧に仕上げていく様子はまさに職人技。
〈丸直製陶所〉
1900年頃創業。美濃焼の産地である岐阜県・土岐市にて、家族で営んでいる。卵の殻のように薄くて軽い「エッグシェル」の磁器づくりができる、日本に数件しかない窯である。柄の印刷された和紙を刷毛で貼りつけ、その模様を転写させる「銅版転写」の技術においても国内屈指である。
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