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d design travel MIE

日々磨かれる伊勢のデザイン

あれも三重?これも三重!?日本の暮らしのルーツを辿っていくと、気づけば伊勢(三重県)が浮かび上がる。2000年以上続く伊勢神宮信仰に、現代人にも宿る伊勢商人や御師の精神。木曽三川、伊勢湾、太平洋と、異文化が集まりやすい地理的条件も重なり、美しさを保ちつつ、新たに生まれてくるものも多い。今の三重県をつくってきたのは、当たり前に続けてきた神さまも一目置く(?)途方もない人間の営みだ。

d design travel MIE
2022年10月21日全国発売
先行発売します!
9月16日(金)よりネットショップ、9月23日(金祝)よりd47・D&DEPARTMENT各店にて。
 
『空が動く』2018年 中谷 ミチコ(撮影:松原豊)
津市在住の彫刻家・中谷ミチコさんの作品は、絵画のように見え、実は立体。しかも、凹んだ造形で、カラスの群れは、見る角度や位置によって植物や海、風のようにも表情を変えます。そこにないようで、そこにある──それは、約2か月、三重県の“らしさ”を探した旅のようで、答えは繰り返される日常にこそあるのだと気づかされます。朝、陽が昇り、夕方、陽が沈む。目の前を過ぎ去る当たり前の風景が創造的で美しく、今ここにいることに改めて感謝した旅でした。

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三重号発売記念・送料無料 ~2022年11月7日(月)

「d design travel」全号を送料無料でお届けします。(※離島、一部遠隔地を除く)ご購入はこちらから。

SIGHTS

その土地を知る

  1. 伊勢神宮
  2. BANKO archive design museum
  3. 鳥羽市立 海の博物館
  4. 伊勢現代美術館

三重県の“奇跡のような商業施設”

VISONが、美しい村になるために

今回の旅の大きな目的の一つが、2021年に誕生した日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」。そもそもこのヴィソンのある多気町の人口は、およそ1万4000人。猪や鹿の方が多いと揶揄されてしまうほど、決して大都市とは言えませんでした。しかし、そんな町に、なぜ、ヴィソンが生まれたのか。2021年7月のオープンから1年が経った今、改めてこの施設の魅力を探ってみました。

RESTAURANTS

その土地で食事する

  1. カフェ まつもと
  2. レストラン カルティベイト
  3. 東洋軒本店

photo by yuji yamazaki
三重県の味

三重定食

毎号、d47食堂スタッフが現地取材し、「その土地らしい定食」を考えます。「伊勢うどん」「めはり寿司」「伊勢たくあん」「めひびのすまし汁」などなど、もはやひとつの定食くらいでは、三重県は圧倒的に語り尽くせません。そんな「三重定食」を、d47食堂で9月30日(金)から12月8日(木)まで、実際にご賞味いただけます。(仕入れの状況などにより提供期間や内容は変更になる場合がございます。)

SHOPS

その土地らしい買物

  1. かねき伊藤彦市商店
  2. 圡楽窯
  3. 天ぱく 鰹いぶし小屋
  4. gallery yamahon

D&DEPARTMENT三重店の商品開発ストーリー

“伊勢”のテキスタイル

D&DEPARTMENT MIE by VISON(三重店)は、2021年にオープンしました。当時、三重県内のさまざまなものづくりの現場にお邪魔し、それぞれの企業とともに“この土地らしい”オリジナル商品を開発することを考えました。ここでは、その時の取材を振り返りながら、「伊勢木綿」「松阪もめん」「伊勢型紙」「おぼろタオル」「リサイクルダウン」についてご紹介したいと思います。

CAFES

その土地で、お茶をする
お酒を飲む

  1. 赤福本店
  2. raf
  3. 淵ト瀬
  4. ideca

三重県のアート活動から、日本の未来を考える

アールイ・マキュレとは何か?

もし、自分の子どもがダウン症だったら──三重県の旅の中で出会った「アトリエ・エレマン・プレザン」。ダウン症をも超越し、子どもを取り巻くさまざまな不安や悩み、そして今、私のような編集者が、ここにいる存在意義まで考えさせられることになりました。それは、決して悲観的なことではなく、考え方によっては、美しくもあれば、美しくないかもしれない“唯一無二のアート”であり、人間本来の“生き方”の話でもあります。

HOTELS

その土地に泊まる

  1. 志摩観光ホテル
  2. MARUYO HOTEL
  3. 湯の山 素粋居
  4. 麻吉旅館

三重県の“民藝”

土瓶と土鍋

柳は『諸国の土瓶』という本を作るほどの土瓶好きだった。とはいえ、数多い柳の蒐集品といえど、古い土瓶、まして土鍋は他の焼物に比して多くはない。評価に値するような美しいものが少なかったからではない。むしろ、優れた土瓶や土鍋ほど毎日の仕事で使われるため、火にかけられ、傷つき、割れてしまい、残らないからだ……(本文より)「工藝 風向」店主の高木崇雄さんが “民藝”と“ロングライフデザイン”を繋ぐ、連載第20回。

PEOPLE

その土地のキーマン

  1. 丸川竜也(ドラゴンブルームス)
  2. 山本行太(ヤシマ真珠)
  3. 米田恭子(而今禾)
  4. 内田鋼一

三重県のロングライフな祭り

石風呂と洞窟

三重県度会郡玉城町宮古では、「御頭神事」が行なわれます。それに先立って梶原寺の境内にある石風呂では、祭りに参加するものたちの禊ぎが行なわれます。この石風呂は、小屋の中で火を焚き、焼けた石の上に濡れたムシロを敷き、そこに水をかけることで蒸気を発生させる、今でいうサウナのようなものでした……(本文より)山伏の坂本大三郎さんの文章と絵で、47都道府県に深く根付いた“祭り”を紹介する連載、第21回。

読者や現地の皆さんと楽しむ、
様々なイベントを開催!
三重
開催
東京
開催

d design travel MIE
ディ・デザイントラベル三重
編集長:神藤秀人
発行元:D&DEPARTMENT PROJECT
体 裁:B5判変型 (230mm×175mm) 192ページ フルカラー
販売店:全国の主要書店、ライフスタイルショップ、ミュージアムショップ
全国発売日:2022年10月21日(金)
表紙:『空が動く』2018年 中谷 ミチコ(撮影:松原豊)