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d design travel HIROSHIMA

“ヒロシマ”は、未来を創る友情の証し。

今、「ヒロシマ」という言葉には、もはや負の遺産や平和を祈るアピールとしての意味以上に、人々を繋げ、広大な瀬戸内海に浮かぶ島々をも結び、みんなで新しい広島県の未来を創造するための引力が働いている。広島の復興は終わった。僕は、はっきりとそう思う。今の広島県は、友情ともいうべき“共創の暮らし”が育まれ、世界を、希望へと導いている。

d design travel HIROSHIMA
先行発売します!
9月5日(木)よりネットショップにて予約スタート。
9月20日(金)よりd47、D&DEPARTMENT各店にて順次店頭販売。
2024年10月18日(金)全国発売
 
表紙:『AID#60』手嶋勇気(2022年)
広島市現代美術館の展示で手嶋勇気さんの作品たちを見た時、アーティストの表現力に改めて感銘を受けました。『AID』シリーズには、広島を思う気持ち、広島の風景、そして、広島の未来への希望までもが宿っているように思えます。終戦から80年を迎えようとしている今、被爆や復興という歴史だけでなく、その先の“再興”へと踏み出す生命力は、僕が感じた“広島らしさ”でもあります。街中に展示された幅7メートルという平和大通りに着目した本作品は、広島の新たな風景にもなり、印象的な広島取材のハイライトです。

ネットショップでのご購入はこちら

SIGHTS

その土地を知る

  1. 平和記念公園
  2. 嚴島神社
  3. iti SETOUCHI
  4. 広島市現代美術館

広島県らしい活動に学ぶ

川のある風景

広島に来て、約2か月もの間過ごしていると、広島の人と6本の川の存在がとても心地よい関係性があることに気づきます。毛利輝元が、広島城築城の際、複数あった河口デルタの中で、最も広い島を選んだことから“広島”という名が付いたという説もあるくらい、この地形は広島ならではで、そんな場所だからこそ“うごめく”さまざまな活動をご紹介。都心部のまちづくり支援業務に携わる「コーネル」の水木智英さんと、「カミハチキテル」の今田順さんの特集。

RESTAURANTS

その土地で食事する

  1. 江田島ポタジェ&レストラン
    ブリコラージュディセット
  2. 広島アンデルセン
  3. LOPEZ

photo by yuji yamazaki
広島県の味

広島定食

毎号、d47食堂スタッフが現地取材し、その土地らしい定食を考えます。薄い生地に具材を重ねる「重ね焼き」のお好み焼きをメインに、江波巻き、ねぶとの唐揚げ、煮ごめ、落花生が並びます。瀬戸内の柑橘や小魚食文化、親鸞聖人ゆかりの味を伝え継ぐ精進料理などに学んだ、広島の穏やかな、土地、人、味を詰め込んだ「広島定食」は、d47食堂で9月20日(金)から12月5日(木)まで、実際にご賞味いただけます。
※日毎数量限定。仕入れの状況などにより提供期間や内容は変更になる場合があります。

SHOPS

その土地らしい買物

  1. SHAQUDA
  2. santo
  3. 宮島工芸製作所
  4. USHIO CHOCOLATL

広島県の産地を巡る旅

デニムの福山

「ストーンウォッシュ」や「ケミカルウォッシュ」といったジーンズ特有の“ユーズド加工”は、なぜ必要とされるのか。実はそこにデニムの面白さの秘密がある。編集部が、これまで気づいていなかったデニムの魅力を改めてご紹介します。そもそものジーンズとデニムの違いや、藍とインディゴの違いをはじめ、「ロープ染色」という特殊技法、周辺地域で起こるユニークな“デニムムーブメント”まで、日本一のデニム産地・福山での取材を振り返ります。

CAFES

その土地で、お茶をする
お酒を飲む

  1. TEA STAND GEN
  2. ミナガルテン
  3. サゴタニ牧場
  4. 神勝寺 禅と庭のミュージアム

広島県の“らしさ”をつくる団体

尾道空き家再生プロジェクト

尾道の空き家を再生し、新たな活用を模索する活動団体「尾道空き家再生プロジェクト(以後「空きP」)」の特集です。尾道市出身の豊田雅子さん(代表理事)率いる空きPは、「建築」「環境」「コミュニティ」「観光」「アート」といった5つの活動の柱を軸に、他の地域にはないまちづくりを展開している。地方へ目が向けられ、良くも悪くも同じようなまちづくりが築かれる現代だが、尾道には、そうした流行を含めた活動ではなく、本当の“その土地らしさ”を守り、続けている“暮らし”がある。

HOTELS

その土地に泊まる

  1. HOTEL CYCLE
  2. ホテルフレックス
  3. Azumi Setoda
  4. 尾道ゲストハウス
    みはらし亭

広島県の“民藝”

とっさに伏せたため自身は無事だったものの車内は割れたガラスで血だらけの人々。自宅はもちろん、親戚をはじめとして友人知己を失った。そんな話を伺うことではじめて、死をもたらす光に臨んだ方が、戦争が終わった世界で見つけたいのちの光、仲間と過ごす平和な暮らしという悦びに“民藝”を見つけたのだ、ということがしっかりと伝わった……(本文より)「工藝 風向」店主の高木崇雄さんが“民藝”と“ロングライフデザイン”を繋ぐ、連載第24回。

PEOPLE

その土地のキーマン

  1. 篠原由起(篠原テキスタイル)
  2. 豊田雅子(尾道空き家再生プロジェクト)
  3. 谷尻誠(SUPPOSE DESIGN OFFICE)

広島県のロングライフな祭り

比婆荒神神楽

一晩をかけて華やかな舞が繰り広げられた舞台の上から灯りが消え、不思議な緊張感に包まれ、神職をトランス状態にしようと藁蛇を大人数で揺らす様子は、現在の日本ではほとんど目にすることができない、古い時代の祭りがどのようなものであったのかを教えてくれるようでした……(本文より)山伏の坂本大三郎さんの文章と絵で、各地域に深く根づいた“祭り”を紹介する連載、第25回。

 

読者や現地の皆さんと楽しむ、さまざまなイベントを開催
広島
開催
東京
開催

d47落語会の開催について
d47落語会「広島県」の開催は東京・広島県内ともに2025年以降を予定しております。楽しみにしてくださってる皆様へ申し訳ありませんが、詳細は決まり次第お知らせしてまいりますので、発表までどうぞ今しばらくお待ちください。
「d47落語会」特集ページ

d design travel HIROSHIMA
ディ・デザイントラベル広島
編集長:神藤秀人
発行元:D&DEPARTMENT PROJECT
体 裁:B5判変型(230mm×175mm)192ページ フルカラー
販売店:全国の主要書店、ライフスタイルショップ、ミュージアムショップ
全国発売日:2024年10月18日(金)
表紙:『AID#60』手嶋勇気(2022年)

今こそ行こう いつもと違う広島旅へ
d TOUR HIROSHIMA
広島の魅力を再発見
 

『d design travel HIROSHIMA』の発刊を記念して、首都圏または関西発⇄広島のJR往復チケット・宿泊・広島号がセットになった旅行商品が発売となります。
広島号を片手に広島のロングライフデザインを旅しよう!
 
出発日|2024年10月1(火)~2025年3月30日(日)
    (3月31日帰着まで)
2024年9月20日(金)よりweb予約開始
 
現地で使えるオプショナルプランやd TOUR限定特典も!!
「d TOUR HIROSHIMA」旅行商品の詳細は下記リンクより。本誌と合わせてお楽しみください。

d TOUR HIROSHIMA