無水鍋を使うコツ

我が家で無水鍋を使い始めて早6年。最初の頃は「煮る」料理や、余熱を活用するすこし凝った料理に使っていましたが、最近は「茹で」たり「蒸し」たりととても簡単かつ短時間料理の際に活用しています。

根菜を蒸すときはすこし水を加えます。

フタをして強火で。沸騰してきたら弱火に切り換えます。
(鍋全体が熱くなりますので、必ず鍋つかみを!)

その後、玉ねぎやキャベツなど他の野菜を加え、「さて何作ろうかな」と考えているうちにあっという間に蒸し上がります。ほとんど無水料理なので、素材の旨みも栄養も逃さず調理することができるんですね。

先日は焼ナスに挑戦。
下には焦げつかないようにアルミホイルを敷いてみました。

フタをして5分程弱火で。そのあと裏返して2~3分。
いい焼目。とろっとした焼ナスになりました。
(アルミホイルに薄く油を塗るとひっくり返しやすくなるのかな、と思ったり。)

もしも焦げついてしまったら、鍋に余熱が残っているうちにクレンザーを振りかけ、ナイロンたわしでこすります。お手入れの方法については、日野明子さんの書籍「台所道具を一生ものにする手入れ術」を参考にするのがおすすめです。私は台所道具で何か困ったことがあったら、この本を教科書のように開いています。

「煮る」「茹でる」「炊く」「焼く」「蒸す」「炒める」「揚げる」「オーブン」といった無水鍋の機能を活用したい!という方は、有元葉子さんの「無水鍋料理」がおすすめ。

有元さんは母娘で50年ほど無水鍋を愛用されているそうです。
うちの祖母も20年ほど無水鍋を使っています。
ツマミも無く、取っ手も本体と同じアルミだから長く使っていくことが出来るんです。

以前、うちの祖母の家を訪ねた時には無水鍋で焼き芋を作っていました。
あまりにも大胆な使い方だったため、無水鍋だとは気づかなかったのですが、薪火で真っ黒になっても無水鍋はまだまだ現役で働いてくれます。

無水鍋の特徴についてはこちらの特集ページでもご紹介しています。ぜひご覧ください!