d47 MUSEUM 第35回企画展は「クラフト」をテーマに、時代や暮らしの変化を受け止めながら進化を続け、自身の表現を探究している「意志」あるものづくりを、47都道府県から1つずつご紹介しています。こちらのページでは、関連企画にまつわる最新情報をお届けします。 → 展覧会情報はこちら
\近日公開/
NIPPONの47 2025 CRAFT TALK SHOW TALK 7
ゲスト:朝倉圭一(やわい屋)、大治将典(Oji&Design)
3月5日(水) 場所:8/COURT
東京・FYSKYのものづくりを学ぶイベント
3月8日(土)、3月9日(日)※予定 場所:d47 MUSEUM
d SCHOOL わかりやすいお茶染め 染め替えと抜染ワークショップ
日 時:2025年3月8日(土)11:00~17:00(現地集合/10:45受付開始)
場 所:駿府の工房 匠宿(静岡県静岡市駿河区丸子3240-1 )
参加費:13,500円(昼食代・税込)
定 員:12名【事前予約制】
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2月初旬より、お茶染めによる染め直しの受付も開始予定!
「猪苗代漆林計画」植栽地見学&お寺ごはん&漆塗り体験ツアー
日 時:2025年3月1日(土)10:00~16:40
場 所:JR猪苗代駅
参加費:19,800円(昼食代、ワークショップ代、税込)
定 員:10名【事前予約制】
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NIPPONの47 2025 CRAFT TALK SHOW TALK 6
産地の「つづく」を考える、根源的なものづくりへの視点
ゲスト:小林新也(合同会社シーラカンス食堂/MUJUN代表)、高須賀活良(「ハタオリマチのハタ印」総合ディレクター)
日 時:2025年2月21日(金)20:00~21:30 / 19:30開場
場 所:d47 MUSEUM
参加費:2,200円(税込)
定 員:40名【事前予約制】
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d SCHOOL わかりやすい座布団 丹羽ふとん店に学ぶ小座布団をつくる会
日 時:2025年2月16日(日)①13:00~15:30 ②16:30~18:00
場 所:8/COURT(渋谷ヒカリエ 8F)
参加費:9,900円(税込)
定 員:各回8回【事前予約制】
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富山 IPPAの井波彫刻 木彫と寄り添う新たな暮らしを提案するインテリアプロダクト
日時:2025年1月18日(土)~2月2日(日)12:00~20:00 / 最終日は18:00まで
場所:d47 MUSEUM
富山県南砺市井波地域でつくられる「井波彫刻」の技術を活かしたインテリアプロダクト「IPPA(井派)」の展示受注会を開催。
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NIPPONの47 2025 CRAFT TALK SHOW
日時:2025年1月19日(日)11:30~19:00 / 11:00開場
場所:8/COURT(渋谷ヒカリエ8F)
定員:各回50名【事前予約制】
展覧会をさらに深く、さまざまな視点で紐解く、1日限定の連続トークイベントを開催。
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取材記事公開
プラスチックのもののまわり 三井化学の「素材の素材まで考える」取り組み
本展に特別協賛いただいた三井化学株式会社が取り組む、脱プラから改プラを目指す「素材の素材まで考える」活動についてご紹介します。
→ 記事を読む
〈d47 MUSEUM Report〉
#d47museum日誌 Vol.50|連続トーク「NIPPONの47 2025 CRAFT TALK SHOW」を開催しました!このイベントは、これからの「クラフト」のあり方を皆さんと共に考える機会として、クラフトの変遷、後継者育成、ものづくりと日常をつなぐ場づくりなど、さまざまなテーマでトークを行いました。さらに、全国から出展者の皆さまに集まっていただき、「座談会」を開催。参加者からは「ものづくりのどの部分に一番喜びを感じている?」、「実は苦手な作業工程は?」といった質問が飛び交い、賑やかな時間となりました。
特に印象に残ったのは、木工作品を手掛ける宮城県の工房とみはり 富張菜々子さんの言葉です。「毎日木に触れられることに幸せを感じる」という一言には、原材料の高騰など厳しい環境の中でも、素材への愛を持ちながら楽しんで作り続ける力強い姿勢が込められていました。この言葉に背筋が伸びる思がし、改めて皆さんの活動を広く伝えていきたいと感じました。(古谷/d47 MUSEUM)
#d47museum日誌 Vol.49|1月19日(日)に「クラフト展」をさらに深く、さまざまな視点で紐解く1日限定の連続トークイベントを開催いたします! スタジオ木瓜・日野明子さんや工藝風向・高木崇雄さんをはじめ、さまざまなゲストをお迎えし、お話を伺います。
私(古谷)が特に楽しみにしているのは「TALK3 その土地を訪れる理由になる、クラフトと出会う日常の場所づくり」です。このトークでは、富山・井波の木彫り職人や仏師に弟子入りできる宿「Bed and Craft」を手がけるコラレアルチザンジャパン代表・山川智嗣さんと、クラフト展の出展者で、京都の漆店「堤淺吉漆店」が取り組む、漆道具専門店と体験スタジオ「Und.」の代表・堤卓也さんをゲストにお迎えします。
その土地のものづくりを実際に体験できる場をつくる狙いや、実際に運営してみてのお話を伺いつつ、それぞれの視点から「ものづくり」と「日常」の接点の作り方についてお話を伺います。
その土地ならではのものづくりを知るということは、旅の醍醐味ですよね。ただ知って終わりではなく、実際に体験して、生活に取り入れることで、より深くその土地とつながる機会を提供するお二人の活動から、これからの観光の形を考えてみてはいかがでしょうか。ものづくりに携わる人はもちろん、これからの旅のヒントにもなるトークです。(古谷/d47 MUSEUM)
#d47museum日誌 Vol.48|「クラフト展」公式書籍が、d47 MUSEUMに届きました! 本書では、展覧会出展者の紹介と、「クラフト」にまつわる3つの寄稿文を掲載していて、全国発売にさきがけて先行販売中です。
出展者の紹介ページは、袋とじ仕様になっています。表面には出展者の作品写真を掲載。袋とじを破ると、その内側に、つくり手たちのものづくりへの「意志」を、インタビューの抜粋を交えて紹介しています。まずは作品そのものの美しさを見て、感じてから、背景を深く知ることができる仕組み。また、Oji&Design・大治将典さん、工藝風向・高木崇雄さん、スタジオ木瓜・日野明子さんによる「クラフト」についての寄稿文も収録しています。
本を手に取り、47組のつくり手の作品写真を眺めていると、出展の依頼から始まった、やり取りの日々が思い出されます。最初の入口は「素敵なものづくりだな」という純粋な気持ちが大きかったのですが、やり取りを重ね、ものづくりをはじめるきっかけや譲れないこだわりを知るにつれ、どんどん皆さんの活動を自分ごとのように応援している自分に気がつきました。この本と展覧会を通じて、47組のつくり手の活動を、多くの方に知っていただけたらと心から願っています。(古谷/d47 MUSEUM)
#d47museum日誌 Vol.47|「クラフト展」開幕から2週間、連日たくさんのお客様にご来館いただいております! 今回は、出展者と革小物のオーダーイベントをご紹介。
【井出洋輔 FYSKY/東京】「靴の町」浅草の工房でシューメイキングを学んだのち、セレクトショップなどの革靴製作を請け負う職人を経て、2022年にご自身のブランド「FYSKY(フィスキー)」を立ち上げました。日本人の足形を研究し独自に開発した木型をもとに、オーダーメイドの革靴を製作。ミシンが発明される以前から受け継がれてきた手作業の伝統製法で「生活の中に自然に馴染み、長く愛用できる靴」をつくっています。実際に手に取ってみると、しっかりとした革の質感がとても格好良く、履き続けていくうちにいい味が出てきそうだなとワクワクする仕上がりです。d47 MUSEUMでは、バッグや小物入れなどを展開しています。
12月14日(土)、15日(日)にはFYSKYさんの職人の方々をお招きして、財布やカードケースなどの革小物のオーダーイベントを開催します!レザーやデザインのディテールを自分好みに組み合わせて選んでいくパターンオーダー方式。定番の牛革や山羊革から、珍しいエキゾチックレザー(クロコダイル、リザード、パイソンなど)まで、様々な種類、カラーをご用意しております。事前申込不要です。職人さんとゆっくりとお話しながら、お気に入りの一点をつくってみてはいかがでしょうか。(古谷/d47 MUSEUM)
#d47museum日誌 Vol.46|11月29日(金)から、「クラフト展」が始まります! 今回は展示の裏側をお届け!「NIPPONの47 2025 CRAFT」は、47都道府県の「クラフト」が持つ「意志」から、その土地の個性を感じる展覧会です。併設のミュージアムショップでは出展者の作品がずらりと並んでおり、実際に手に取っていただけます。会期中には、トークショーやワークショップの開催も予定しております。最新情報はd47 MUSEUM SNSで随時発信いたします。ぜひ、ご覧ください。(古谷/d47 MUSEUM)
#d47museum日誌 Vol.45|次回の展覧会のテーマは「クラフト」!11月29日(金)にスタートする、d47 MUSEUMの企画展「NIPPONの47 2025 CRAFT」は、47都道府県の「クラフト」が持つ「意志」から、その土地の個性を感じる展覧会です。「クラフトビール」や「クラフトコーラ」に代表されるような、小規模で独立的なものづくりや、印刷業界の既成概念にとらわれない活動を「クラフトプレス」と名づけたりと、ものづくりのジャンルの一つを指す言葉から、そこに携わる人々の「意志」や「姿勢」を表す言葉として「クラフト」が使われています。そんな「意志」を持った一人一人の活動が、各地の個性あるものづくりが続くことに繋がり、豊かな地域文化が育まれていると考え、D&DEPARTMENTは今回の展覧会を企画。
私(古谷)は、出展候補者のリサーチや、出展をお願いする交渉を担当しました。皆さんとお話する中で、その土地の伝統に敬意を払いつつも、それを独自の目線でとらえ、自身の表現を突き詰めている様子が印象的でした。例えば、大分県の出展者・中村圭さんは、多様な編みが特徴の別府竹細工の技術を基に、竹本来の美しさを表現すべく「編まない」竹細工に取り組まれています。また、北海道の出展者・佐藤佳成さんは、木工品の製作に街を挙げて取り組む置戸町で修行後、地域の素材の特性を生かしたものづくりの精神を受け継ぎつつも、器に草木染めを施すなど新しい表現に挑戦されています。
47組のものづくりへの「意志」を、ぜひ会場で手に取って感じていただければと思います。展覧会公式書籍の発売や、トークショー、ワークショップなど様々なイベントも予定しております!最新情報はd47 MUSEUM SNSで随時発信いたします。ぜひ、ご覧ください。(古谷/d47 MUSEUM)