最近、音声メディア「Voicy」にて「dの話をします」というのをデザインライターの西山薫さんとやっています。すでに10話をアーカイブして、様々な角度から「dが大切にしたいこと」を僕から聞き出してもらっています。
物事って何もされないと「感じ取る」とか「イメージする(勝手に自分で想像してみる)しかないです。なので「声」でも「文字」でも「残す」「ちゃんと話したり書いたりする」ことは、意外と大切です。dは長らくずっと「書籍化」したり「展覧会化」したりしてきました。だからこそ、他の会社やブランドよりも、「自分たちのやっていること」を自分たちが知ったり、理解したりできているのではないかと思うのです。やはり「わからない」「わかりにくい」というのは、よくないというか、時間の無駄だと思うのです。「最近、社長が何を考えているか、さっぱりわからない」なんてことがあると「もしかしたら、・・・・かもしれない」「先日、あの人が言っていたことは本当かもしれない・・・・」みたいな想像が起こる。これを「時間の無駄」と言いましたが、本当にそう思います。ちゃんと「噂」が立つ前に本人がしっかり伝える。そして、伝え続けることで、組織はあっち行ったりこっち行ったりせずにすむ。「あと3年はここで頑張ろう」 と思って全力をふるってくれそうなスタッフがいたとしても、「何か、最近、会社の雰囲気がよくない」とか情報が少なすぎることで「想像」が始まり、そこに枝葉がついて「なんか、こんなに不安な毎日を過ごすなら、もっと違う会社に転職しようかしら」と思ったりするかもしれません。もちろん「情報を開示しすぎて」スタッフに不安を持たせてしまうこともあるでしょう。しかし、そっちの方がまだ「勝手に想像した不安」よりはマシでしょう。
「dの話をします」は、僕が元気なうちに、創業者として「あれは、何を考えてやっているのか」を、今まさに働いているスタッフから質問してもらおうという企画で、dで働いてみたい人や、dに商品を扱ってもらいたいメーカーや、創業時代を過ごして、なんとなくやっていることの甘さを引き締めたいと思っているスタッフなんかに、今一度、聞いてもらいたく思ってやっています。ぜひ、聞いて欲しいです。よろしくお願いします。
ナガオカケンメイのラジオ「dの話をします」> voicyへリンク
第1話「D&DEPARTMENTって何ですか?」高橋恵子(d&design代表 d取締役)
第2話「ナガオカケンメイの行動力」ナガオカケンメイ
第3話「ドローイングアンドマニュアルとD&DEPARTMENT」ナガオカケンメイ
第4話「dらしい売り場」平田鈴乃(d東京本店長)
第5話「dらしい売り方 実店舗の価値」ナガオカケンメイ
第6話「dのつづく」松添みつこ(d代表取締役社長)
第7話「ナガオカケンメイの仕事」ナガオカケンメイ
第8話「D&DEPARTMENTとd news」黒江美穂(d取締役副社長)
第9話「ロングライフデザインの進化」アイリーン(d中国碧山店長)
第10話 次回「dらしいコミュニケーション」清水睦(d広報)
全て聞き手は西山薫さん