d news aichi agui オリジナルクラフトビール第2弾
地域産業資源「阿久比米れんげちゃん」を使って、ひとつのプロジェクトが始まります。
それは店頭に納品に来ていたOKD KOMINKA BREWINGの新美さんとナガオカとの会話から始まりました。第1弾のレモンラドラーは、阿久比産レモンのみを使用していることから、原料の確保がとても難しく、製造量が限られてしまう。お店に来てくれた方へいつも提供できるビールをつくりたい。そして、素材は、町内で盛んに作られているお米を使えないかと。
知多半島の真ん中あたりに位置する阿久比町は、地元では米どころとして知られています。この土地の土が田んぼに向いて粘土質だから米の栽培に適していると教えてくれたのは、町内農家のつづき農場・都築さん。田んぼの自然を守り、子どもたちに安全なお米を食べさせてあげたいとの思いから、有志農家で研究会を立ち上げ、30年以上、生産に取り組んでいます。中でも、「れんげちゃん」の愛称で親しまれている阿久比米は町の産業のひとつで、れんげ農法という化学肥料を使わず、減農薬で育てる栽培方法からこの名称が生まれました。
阿久比町を知ってもらうきっかけ、つづく産業としていきたいと、この「れんげちゃん」をビールの素材として選び、新美さんへ製造を依頼しました。味の仕上がりを共有しながら原料選びを託し、毎日飲みたい味をイメージして、ビールのスタイルはベルジャンホワイト(白ビール)に決定。このスタイルのビールは、通常ハーブや柑橘を加えて仕上げますが、今回はホップの種類を華やかなタイプに厳選し、余分な副原料を加えずシンプルに作ることに。酵母が作り出すフルーティーな味わいは、ビールが苦手な人も飲みやすく、まさに毎日飲みたい味に仕上がりました。
ラベルには、わたしたちのこだわり、「れんげちゃん」のトレードマークをデザインし、ビールのスタイルから名付けた「れんげホワイト」。ここから始まる、れんげプロジェクトが誕生しました。阿久比を知る第2弾ビールを、是非お楽しみください。
(原 久美子 / d news aichi agui)
〈 商品情報 〉
オリジナルクラフトビール
「阿久比れんげホワイト」
愛知県知多郡阿久比町で昔ながらのれんげ農法により無化学肥料・減農薬栽培で育てられた「阿久比米れんげちゃん」を使用。小麦をアクセントにしたクリアな中にも甘さがある白ビール。優しい口当たりと滑らかさに加え、ギャラクシーホップの華やかな香りとスパイシーさを感じます。お酒好きな方も、そうでない方も、乾杯したくなる飲みやすい味をイメージして作りました。
※「阿久比米れんげちゃん」及び「れんげちゃん」はれんげちゃん研究会の登録商標です。
内容量|330ml
スタイル|BELGIAN WHITE(ベルジャンホワイト)
原材料|麦芽、れんげ米、ホップ、アイリッシュモス
ABV5.75% IBU20 EBC14
発売日|2023年3月17日
〈 販売店舗 〉
「阿久比れんげホワイト」は、以下の店舗でお楽しみいただけます。
・d news aichi agui(愛知)
・D&DEPARTMENT TOKYO(奥沢)
・d47 design travel store(渋谷)
・d47食堂(渋谷)☆
・d食堂京都(京都)
・D&DEPARTMENT DINING TOYAMA(富山)☆
・D&DESIGN(馬喰町)
・D&DEPARTMENT SAITAMA by PUBLIC DINER(埼玉)
・D&DEPARTMENT MIE by VISON(三重)
・D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA(鹿児島)
・D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA 3(沖縄)
☆マークの店舗では、生ビールを提供します。
※数量限定のため、在庫・販売状況は各店舗へお問い合わせください。
〈 生産者 〉
OKD KOMINKA BREWING
BREWER : 新美泰樹
名古屋から車で40分。知多半島の入口からほど近い、江戸時代から400年以上の歴史を持つ木綿産業で栄えた町「岡田」。時を醸した土蔵や黒板壁が歴史を物語り、 昔ながらの建物を残しながら、背景に工場地帯の煙突がそびえ立つ、今と昔が交差する町に、「岡田の名を世の中に広めたい」という醸造家の地元愛の強さより名付けた「OKD」。おかき製造工場だった築100年以上の古民家をリノベーションし、内装だけでなく、タンクの搬入、配管まで、すべてが醸造家の手で作り上げたマイクロブリュワリー。無理な背伸びをせずシンプルに、美味しいビールのため、喜んでくれる人たちのために、枠にとらわれず、自分たちらしく、やりたい事をとことんやる。そんな思いを大切にし、素材を生かすビールづくりと同様、古民家らしい味わいを生かしながら、ビール醸造所として2019年に開設。地元を思い、地元の食材を使った、ローカルファーストなクラフトビールを通じて、岡田の町がより多くの人に親しまれる事を目指している。