119:仲間

沖縄に面白い物件を見つけ、そこでd newsをやろうとしていた時がちょっと前にありました。僕が勢いで編集後記に「やります!!」と書いたそれです。その後、ある人から「そこでやっても、仲間がいないから辛くなるよ」と言われ、ハッとしたことを、ここ阿久比にいまいて思い出しました。

夜中に作業していたとしましょう。そんなことを気にして「どう、調子は?」と覗きに来てくれたり、「手伝おうか」と、手を貸してくれたりする仲間。心配してくれるだけでもいいんです。そんな仲間が同じエリアにいるかいないか、それは言われてみればとても重要なことです。沖縄でも、例えば沖縄市コザあたりにはあの人がいて、そんなことからそこに移住する人がいて・・・・。と、考えていくと、自分がそれになればいい、と、思いました。

阿久比には「チーム愛知」という仲間がいます。特に親分肌のりんねしゃのサチエさんは、阿久比まで距離があるのに、なにかと店によってくれます。そんな経験から、自分がそうしてあげることで、そういう場所になる、ということに気がつきました。活気があるエリアとは、仲間同士が気にし合いながら、顔を出したり、飲みに行ったりする行き来がある場所なんだと思いました。確かに、その人が言うように、沖縄のこのエリアには、顔を出してくれるような人はいません。でも、もしかしたら、そんな場所にも、顔を出し合って仲間が開拓しあう状態があるかもしれません。

これを読んでいる人の中にも、自分だけが孤独と戦っていると思っている人はいると思います。しかし、そう思えば思うほど、自分がそういう人のそばに顔を出してあげることがとてもいいと思いました。そう考えると、あの人の、この人の、あ、あの人も・・・・・。気になっている人はいます。そうか、そういう人のところにたまに顔を出す。そうすると、その人が心配してくれたりする。そういうことの始まりを自分が作れるのだ、と、思いました。