その土地に長く続くことをみんなで共有、活用し、未来につなげる。
私たちは「ロングライフデザイン」を合言葉に、長く続いていることやものの価値を学び伝える《セールス&コミュニケーション》、長く続いていることやものを研究・発信する《リサーチ&アーカイブ》、継続性やその土地の個性づくりを開発・支援する《ロングライフクリエイション》の3つを柱に、健やかなものづくりと、そこに大切な意識を広める活動に取り組んでいます。2022年10月までに取り組んだ活動の一部をご紹介します。
ロングライフクリエイション
D&DEPARTMENTオリジナルウェア
日本の繊維工場を支えるものづくり。オリジナルニットを開発しました。
2020年冬に誕生したD&DEPARTMENTオリジナルウェア「d 501 CREW NECK WOOL SWEATER」に、2022年秋冬の新色・新作が登場。「日本の繊維工場を残したい」という思いから活動を続けるニットディレクターの渋谷渉さんに、新作のこと、ウルグアイの羊毛のこと、その特徴やお手入れ、ニットづくりに込める思いまで伺いました。渋谷さんの思いとともに、多くの職人の手を渡り完成した、圧倒的な手触りの良さがあるニットをお楽しみください。(渡邉壽枝/ロングライフデザインの会 事務局)
→ 商品情報|D&DEPARTMENTのオリジナルウエア 各店にて販売中
→ スタッフの商品日記|d 501 CREW NECK WOOL SWEATER
VIDEO
セールス&コミュニケーション
埼玉|山間に集まるクリエイターたちをめぐる旅
飯能エリアのクリエイターを巡り、暮らし方のヒントを発見。
「ものにはまわりがある展 」の連動企画として、「埼玉県全63市町村キーマン」の飯能市キーマンである「アカイファクトリー」の赤井恒平さんと、飯能エリアで活動しているクリエイターを巡るバスツアーを開催。クリエイターから聞く暮らしや仕事についての生の声には、暮らし方のヒントがつまっていて、現地でしか感じられない埼玉の暮らしの面白さや新たな一面を知る旅となりました。(尾崎なつ江/D&DEPARTMENT SAITAMA by PUBLIC DINER)
→ 山間に集まるクリエイターたちをめぐる旅 2022年9月3日(土)開催
→ 『ものにはまわりがある展 「もの」の「まわり」と出会う14の旅』 関連イベントまとめ
セールス&コミュニケーション
d47 MUSEUM|伊勢志摩 ヤシマ真珠のセミオーダーと真珠を学ぶ会
真珠が生まれる背景を学び、真珠の未来について考えました。
「d design travel MIE EXHIBITION」に連動し、三重号のキーマンに選ばれている「ヤシマ真珠」の山本行太さんをお招きし、セミオーダー会と真珠を学ぶ会を開催。真珠を学ぶ会では、様々な産地の真珠を見ながら、真珠の種類、品質の基準などを学び、さらに、伊勢志摩のあこや貝の育て方の工程を見ながら、エシカルな素材であるあこや貝の試食もしました。養殖場の担い手の問題や海の環境など、これからの真珠の未来についても考える会となりました。(長島加奈恵/d47 MUSEUM)
→ d design travel MIE EXHIBITION 【会期延長】2022年9月23日(金・祝)~12/12(月)開催
→ 伊勢志摩の真珠を学ぶ 2022年10月22日(土)開催
→ ヤシマ真珠 アクセサリーのセミオーダー 2022年10月22日(土)開催
リサーチ&アーカイブ
d47|富山県「 KAKI CABINET MAKER」工房見学
山麓で暮らす小さな家具工房のものづくりを見学しました。
11月3日からの特集に先駆けて、富山県の立山山嶺にある「KAKI CABINET MAKER」を訪問しました。芝生が広がる清々しい敷地内にある工房で、作業の様子を見学しながら、 家具作りや山嶺での暮らしについてお話を伺いました。塗装をしていない無垢材の家具は、実際に触れたり、使用することで、肌触りの良さや温かさを実感。特集では、椅子や小物類などを中心に紹介します。ぜひ店頭でお試しください。(菅沼祥平/d47 design travel store)
→ KAKI CABINET MAKERの家具 2022年11月3日(木)~12月13日(火)開催
セールス&コミュニケーション
東京|空気や水の生まれ故郷を訪ねる 木こりになる、山の参観日
東京都の檜原村を訪れ、木こりの視点を学びました。
東京都八王子市のさらに西にある西多摩郡檜原村で林業を営む、「東京チェンソーズ」の吉田尚樹さんを案内人に迎え、実際に社有林を歩くツアーを開催しました。ツアーの目的は、私たちが生きていくために必要な空気や水の根源となっている檜原村を訪れ、それを支えている木こりの仕事を体験すること。今後も、私たちの暮らしと森、街の繋がりについて考えていくためにも、継続的に檜原村を訪れるツアーを計画していきたいと思います。(平田鈴乃/D&DEPARTMENT TOKYO)
→ 空気や水の生まれ故郷を訪ねる 木こりになる、山の参観日 2022年8月6日(土)開催
→ レポートブログ|ものにはまわりがある展 現地ツアー 空気や水の生まれ故郷を訪ねる 木こりになる、山の参観日
セールス&コミュニケーション
富山|秋のビアガーデン
秋の夜長を楽しむ。テラス席でビアガーデンを開催しました。
今年で3年目を迎えたダイニング富山のビアガーデン。10月14日、15日の二日間、芝生の上を通り抜ける風が心地よいテラス席で、クラフトビール片手に秋の夜長をゆっくり過ごしていただきたいと開催しました。今回は、ブルワリーを4社に絞り、定番からシーズナルアイテムまで幅広くラインナップ。クラフトビールの美味しさはもちろん、選ぶ楽しみや飲み比べでお好みを探す面白さを体感していただきました。さらに、この日のためにビールに合うメニューを提供。お客様からの満足感やお褒めの言葉をいただき、私たちスタッフも楽しみながら盛り上がれた秋のビアガーデン。「来年の秋まで待てない!次回は春!?」なんて声も。更なる充実のイベント開催に向けて、取り組みはじめています。(菅原邦夫/D&DEPARTMENT TOYAMA ダイニング)
→ Instagram|@d_d_toyama 2022年10月14日(金)、15日(土)開催
セールス&コミュニケーション
富山|Fermentation Tourism Hokuriku ~発酵から辿る北陸、海の道
発酵デザイナー・小倉ヒラクさんと一緒に、伝統発酵茶「バタバタ茶」を体験。
福井県・金津創作の森美術館での「Fermentation Tourism Hokuriku ~発酵から辿る北陸、海の道 」に連動して、富山店のギャラリーでは、北陸の発酵をテーマにした展覧会を開催。キュレーターである発酵デザイナー・小倉ヒラクさんをお招きし、富山県朝日町に伝わる「バタバタ茶会」を再現しました。ヒラクさんのお話で学びを深めつつ、みなさんでお茶を点てて飲む。朝日町の日常を体験するような、和やかな会になりました。(進藤仁美/D&DEPARTMENT TOYAMA)
→ D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY Fermentation Tourism Hokuriku ~発酵から辿る北陸、海の道 2022年8月11日(木・祝)~10月10日(月・祝)開催
→ d SCHOOL わかりやすいバタバタ茶 2022年10月2日(日)開催
ロングライフクリエイション
三重|三重店カフェ新メニュー
秋限定・三重県産の栗を使った「dどら」ができました。
店舗に併設するどら焼きスタンドでは、春夏秋冬と旬の食材を使用したどら焼きをご用意しています。10月からは数量限定で栗の「dどら」がスタート。三重県津市で採れた栗を、粗糖と「元坂酒造」の日本酒を香り付けに合わせて自家製の甘露煮に。「伊勢製餡所」のオリジナル白餡に、カットした栗を混ぜ合わせた栗あんをはさんだどら焼きは、ホクホクとした栗の食感と風味をお楽しみいただけます。これからも三重の食材や生産者さん達との繋がりを広げ、三重らしさ溢れる「dどら」を楽しんでもらえるよう、メニュー開発を進めていきます。(清水友麻/D&DEPARTMENT MIE by VISON)
→ Instagram|@d_d_mie
セールス&コミュニケーション
三重|d SCHOOL わかりやすい豆味噌
東海醸造の蔵人に味噌の多様性を学びながら、豆味噌を仕込みました。
三重県鈴鹿市で江戸時代から300年、味噌やたまりを作り続けている「東海醸造」のワークショップを開催。蔵人である本地猛さんを講師に招き、豆から味噌を作る工程だけでなく、つづいてきた日本食の歴史や土地らしさを紐解きながら味噌の多様性について熱くパワフルに語っていただきました。各々が味噌を持ち帰り、やがてその人だけの味噌になっていくお話はまさにロングライフデザイン。次回は蔵見学ツアーなども予定しています。(高田弘介/D&DEPARTMENT MIE by VISON)
→ NIPPON VISON MARKET 三重 東海醸造の豆味噌と底引き溜り醤油 2022年10月1日(土)~10月30日(日)開催
→ d SCHOOL わかりやすい豆味噌 2022年10月15日(土)開催
リサーチ&アーカイブ
京都|いい塩梅定食
減塩より適塩、出汁や素材を生かした京都の「いい塩梅」の定食を作りました。
8月4日、京都食堂で日本塩分管理支援協会主催の「今日はいい塩梅」トークイベントが開催されました。これは11月13日に京都市岡崎公園での「食と暮らしの“いい塩梅”を考えるマーケット」の連動企画として、「塩について知らない」京都食堂の私たちも含めて、京都近郊の皆さんで集まり、塩の大切さや、減塩!と塩を悪いものとして扱うばかりではなく、おいしく、適切に摂ることで健康な食を考えていけたら、という取り組み。京都食堂では12月1日まで「いい塩梅定食」の提供を予定しています。定食を作ることで、塩のことを考えるきっかけをいただきました。(内田幸映/D&DEPARTMENT KYOTO d食堂京都)
→ 京都「いい塩梅定食」 提供期間:2022年10月28日(金)~12月1日(木)
→ 現代の食と暮らしの“いい塩梅”を考えるマーケット「今日はいい塩梅」 2022年11月13日(日)10:00-15:00/京都市岡崎公園 開催
セールス&コミュニケーション
京都|びわ湖真珠のもののまわり
個性豊かな表情を持つ「びわ湖真珠」を紹介しました。
「びわ湖真珠のもののまわり」の連動企画として、今年もセミオーダー会を開催しました。色も形もひとつとして同じものがない「びわ湖真珠」は、養殖場や年代によってそれぞれ個性があり、参加された方からは「“白くてまるいのが真珠”、そんなイメージが吹っ飛んだ」とのお声も。色褪せない柔らかい輝きを持つ「びわ湖真珠」と、その真珠を取り巻く環境を、養殖場の方とともに守り続ける神保真珠商店さんの思いをこれからも伝えていきます。(板津奈央子/D&DEPARTMENT KYOTO)
→ びわ湖真珠のもののまわり 2022年9月23日(木)~10月10日(月)開催
→ びわ湖真珠のセミオーダー会 2022年10月1日(土)、2日(日)開催
リサーチ&アーカイブ
鹿児島|d SCHOOL 最中-sanaka- 着物を解く会/金井工芸 わかりやすい泥染め
「着物を解く会」と「泥染め」から、衣服を着続ける方法を考えました。
NIPPON VISION MARKET「鹿児島の織りと染め」関連企画として、「最中」の佐藤孝洋さんと「金井工芸」の金井志人さんをお招きし、ワークショップを開催。着物を解く会では、最中の活動や服の歴史について学ぶとともに、使われなくなった着物を解いて反物に戻し、ほぼ裁断をせず服やバッグに作り替えることで、「着物」の循環利用に目を向けるきっかけとなりました。また、約3年ぶりに開催した泥染めでは、鹿児島の伝統的な染色である「泥染め」の歴史や奥深さについて、改めて知ることができました。今後も、最中と金井工芸のロングライフな活動を伝え、ワークショップの開催を計画していきます。(前野祐輝/D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA)
→ NIPPON VISION MARKET 鹿児島の織りと染め 2022年9月29日(木)~11月1日(火)開催
→ d SCHOOL 最中-sanaka- 着物を解く会 2022年10月15日(土)開催
→ d SCHOOL わかりやすい泥染め -金井工芸- 2022年10月22日(土)開催
ロングライフクリエイション
沖縄|dオリジナル泡盛製作報告 vol.2
神村酒造の中里さんと、d沖縄オリジナル泡盛のオンライン勉強会を行ないました。
「dオリジナル泡盛」の本格的なリリースを前に、沖縄店と各店をオンラインで繋いで勉強会を行ないました。まずは工場見学ツアーで泡盛の歴史と工程を学び、その後、泡盛の美味しい味わい方、料理との食べわせを体験。各店には事前にサンプルの泡盛2種を発送し、レクチャーを受けながら試飲してもらいました。「泡盛の需要は全国的に見るとたったの1%。その味わいを知ってもらえたら、まだまだ伸びしろがある。」という中里さんの言葉に、力を込めて発信していこうと思いました。(田口陽子/D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA3)