誕生
ステンレス加工がさかんな新潟県燕市の業務用厨房用品メーカーである「タカヒロ」は1975年に創業。お好み焼きで使用する「へら」の製造・販売からスタートし、様々なステンレス食器を中心に開発してきました。タカヒロは、お客様の困りごとや相談事、不満をすべて開発の助言として捉え、商品を開発する開発型の問屋であり、その中で、「コーヒーを入れるときにこんな問題がある。解決できる商品を作ってくれないか?」という問い合わせからコーヒードリップポットの開発が始まりました。そして今、世界に先駆けてドリップポットを開発した老舗メーカーとなり、現在でも創業当時と変わらず改良を重ね、世界中のプロフェッショナルに選ばれつづけています。
つづく産業
タカヒロが工場を構える新潟県燕市は、高度で多様な金属加工技術が集まる日本有数のものづくりのまちです。江戸時代から続く一枚の銅板を叩きながら器を作る伝統工芸品から、ノーベル賞の晩餐会で使用されるカトラリーの生産まで、作られる製品は多岐に渡ります。地域内に金型を作る工場から切断、プレス、溶接、研磨加工などの工程を複数の企業が分担し、一つの製品を仕上げる体制が確立されており、スプーンやフォークなどの金属用食器は国内シェア90%を超え、クオリティは世界的な評価を獲得しています。
タカヒロでは、「地域の企業とともに商品を作る」というルールを掲げ、パーツの製造から加工まで、全て燕市で製作されています。高い技術を持った地元の企業と協力しながら課題を乗り越えるノウハウを培ってきたからこそ、多くの人に愛用される商品が生み出されています。
ドリップポットの特徴
業務用として40年以上ドリップポットの開発を手がけ、改良し続けてきたタカヒロのドリップポット。大きな特徴は、注ぎ口を含めたパイプ部分にあります。細く均一にパイプが伸びているため、お湯の出る勢いを抑える効果があり、ゆるやかなS字型に曲げられていることやパイプ先端の注ぎ口を斜めにカットされたことで、出てきたお湯が真っ直ぐに落ちていくよう調整されています。素材は、ステンレスの中でも錆びにくいSUS304(18-8ステンレス)を使用し、長く使いつづけられるよう品質や耐久性も考慮されています。プロの方はもちろん、普段からも使いやすく自宅でも美味しいコーヒーを淹れるのに重宝する道具です。
お手入れ方法
使用後は、家庭用食器洗剤で洗った後に完全に乾かすのがポイントです。ステンレス製品のため、普段使いで錆びることは滅多にありませんが、手入れをしないで放置すると錆びの原因となります。もし錆が出た場合は、市販の錆取り剤等で落としてから良く洗ってお使いするのがおすすめです。
お気に入りのポイント
タカヒロのコーヒードリップポットがわが家にやって来てから、休日にコーヒーを淹れる時間が至福のひと時となりました。私は、初心者でドリップすることに憧れがありつつも「うまく淹れられるかな、、」と少し不安にもなっていましたが、このドリップポットは思わず笑みが出てしまうくらいに安定して自分が淹れたいように位置も勢いも調節できます。今では「コーヒーを飲みたい」から「淹れたい」気持ちの方が大きくなりました。ぜひ、この思い通りにお湯を注ぐ感覚を味わってほしいです。
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