その土地に長く続くことをみんなで共有し、活用し、未来につなげる。
私たちは「ロングライフデザイン」を合言葉に、長く続いていることやものの価値を学び伝える《セールス&コミュニケーション》、長く続いていることやものを研究・発信する《リサーチ&アーカイブ》、継続性やその土地の個性づくりを開発・支援する《ロングライフクリエイション》の3つを柱に、健やかなものづくりと、そこに大切な意識を広める活動に取り組んでいます。2022年5月までに取り組んだ活動の一部をご紹介します。
セールス&コミュニケーション
埼玉|自然栽培を学び、種取りをし、完全循環型での農作物生産へのチャレンジ
d SCHOOL「わかりやすい自然栽培」がスタートしました。
埼玉県富士見市出身の関野幸生氏をお招きし、埼玉店のある熊谷市の肥沃な荒川沿いの土手の耕作放棄地を活用。農福連携事業を手掛ける妻沼の埼玉福興株式会社さんともタッグを組み、農地の開墾や管理を一緒に行なっています。県外からのご参加の方も含め総勢30名越えのメンバーで年間通じて完全循環の種取りと自然栽培のイロハ、食の原点を学びます。(尾崎なつ江/D&DEPARTMENT SAITAMA)
→ d SCHOOL「わかりやすい自然栽培」関野塾第1期生
日時:2022年4月19日(火)~2023年3月21日(火)隔月第1・3火曜<全20回>
セールス&コミュニケーション
新潟|棚田バンクの里親
棚田の保全に取り組む越後妻有にて、田植え作業を行いました。
d47食堂は2019年より、まつだい棚田バンクの『里親』として、「大地の芸術祭」が取り組むプロジェクトに参加しています。新潟県十日町市松代の斜面に広がる棚田の景色は、人生に一度は見ておくべき!と思うほど美しく、まさに自然が生み出した芸術作品。その大小さまざまでいびつな形が故、機械が入りにくく、農作業としてはとにかく手間がかかるため担い手が減少。今年も田植え作業ため、現地に向かうことができました。(渡辺美穂/d47食堂)
→ 「越後妻有定食」提供中! 提供期間:2022年6月3日(金)~7月上旬
→ 「越後妻有定食」ができるまで
→ 稲刈りレポート|越後妻有にて棚田米を収穫
リサーチ&アーカイブ
山形・山梨・福岡|「47winetourism - 47都道府県の自然・人間・文化を味わう旅 - 」関連企画
福岡・山梨・山形で醸造家を訪ねるワインと食を楽しむツーリズムを開催しました。
5月8日まで開催した、d47 MUSEUMの企画展「47winetourism」。出展者の中から、福岡・山梨・山形のワイナリーを参加者の皆さんと一緒に巡りました。普段からワインをつくる醸造家の方々のお話を直接伺いながら、ワインと食事を楽しむ貴重な機会。葡萄畑も新芽が芽吹きはじめた時期と重なり、とても気持ちの良いツアーとなりました。展覧会終了後も、ワイナリーの方々と交流する機会を継続していく予定です。(門脇万莉奈/d47 MUSEUM)
→ 「47winetourism - 47都道府県の自然・人間・文化を味わう旅 - 」
会期:2022年2月4日(金)~5月8日(日)12:00~20:00 水曜休
→ 関連企画|醸造家と共にその土地の食を楽しむ・マイクロワインツーリズム
セールス&コミュニケーション
東京|d design travel WORKSHOP SHIBUYA
d design travel編集部おすすめの「渋谷のおみやげ」を販売しました。
d design travel編集部と有志参加者で作り上げた、渋谷の観光ガイド『d design travel WORKSHOP SHIBUYA』。渋谷初のワイン醸造所のワインや、キャットストリートに植えたりんごを使ったシードル、渋谷の音楽文化を牽引し続けるタワーレコード渋谷のオリジナルグッズなど、「渋谷らしさ」を感じるおみやげをご紹介しました。店頭の壁には、d47に来られた、みなさんが思う“渋谷らしい”スポットもたくさん集まりました。ぜひ本誌を手に、渋谷の街をお楽しみください。(菅沼祥平/d47 design travel store)
→ d design travel WORKSHOP SHIBUYA
→ レポート|『d design travel WORKSHOP SHIBUYA』号が完成しました!!
→ レポート|参加者の声を通して見つけた「渋谷らしさ」とは。
セールス&コミュニケーション
東京|インスタラジオ「はじめまして林業」
東京チェンソーズの吉田さんをお招きし、楽しく林業を学ぶラジオを配信。
オリジナル商品「CORNER SHELF」と「BALCONY TABLE」を製作いただいている東京チェンソーズのみなさんをお招きし、山や檜原村のあるあるなどをゆるりと語り、楽しく林業を学ぼう!というラジオを毎月配信中。東京店Instagramアカウントよりご視聴いただけます。店頭では8月まで「森と街をつなぐ山のしごと」展も開催しています。是非、ラジオを聞いて、企画展にも足を運んでみてください。(平田鈴乃/D&DEPARTMENT TOKYO)
\ 毎月17日に配信中!/
→ D&DEPARTMENT東京店がお届けする、インスタラジオ「はじめまして林業」
→ 東京チェンソーズ × D&DEPARTMENT TOKYO「森と街をつなぐ 山のしごと」展
会期:2022年5月14日(土)~8月28日(日)12:00~20:00 金 / 12:00~18:00 土日祝
ロングライフクリエイション
富山|富山店スペシャルメニューの提供
富山に古くから続く「新村こうじみそ商店」メニュー展開
明治30年から続く富山市「新村こうじみそ商店」の味噌・甘酒を使用した「鶏もも肉の味噌焼き木の芽風味 県産たけのこ添え」を5月上旬に提供。糀量を増やすことにより、減塩でも旨味たっぷりの味噌「三代目こうじ屋味噌」をベースに、甘酒を加えた味噌焼き。添えの県産たけのこグリルとも相性良く、旬の一皿に仕上がりました。(田中陽子/D&DEPARTMENT TOYAMA)
→ Instagram|@d_d_toyama
セールス&コミュニケーション
富山|「Fermentation Tourism Hokuriku ~発酵から辿る北陸、海の道」富山キックオフトーク
小倉ヒラクさんと富山の発酵クリエイターの皆さんを招いてトークイベントを開催。
2019年、d47 MUSEUMで開催された「Fermentation Tourism Nippon ~発酵から再発見する日本の旅~」が、今年の秋、福井県「金津創作の森美術館」にて巡回展として開催されることになりました。巡回展開催に合わせて、北陸の発酵を盛り上げようと富山店でも富山の発酵クリエイターの皆さんをお招きし、発酵デザイナー・小倉ヒラクさんとともに、富山の発酵トークを開催。富山の発酵の魅力だけでなく、発酵と郷土食の未来について熱いトークになりました。(進藤仁美/D&DEPARTMENT TOYAMA)
→ 「Fermentation Tourism Hokuriku ~発酵から辿る北陸、海の道」 富山キックオフトーク
日時:2022年3月21日(月・祝)17:00~18:30
セールス&コミュニケーション
三重|三重県鈴鹿市にある300年の歴史を持つ「東海醸造」
三重のふるさとの味 豆味噌「東海醸造」へ行ってきました。
日本の味噌の約80%は米味噌が占めていますが、三重、愛知、岐阜の東海3県は豆味噌文化。大豆を蒸して玉にしたものに麹をつけた味噌玉麹に塩水を合わせ、重石をのせ3~7年寝かせ豆味噌が出来上がります。醸造所の中ではぷつ、ぷつ、と微生物たちの働く音が静かに響きます。豆味噌と同じ木桶の底に蓄積され旨味が詰まった「たまり」と「豆味噌」は三重店でもご用意しています。(清水友麻/D&DEPARTMENT MIE by VISON)
→ Instagram|@d_d_mie
→ 豆味噌を使ったレシピ|愛知「煮味噌」
リサーチ&アーカイブ
三重|三重県のデザイントラベルを考える「d design travel WORKSHOP MIE」
「d design travel 三重」の取材候補先をみんなで考えました。
ロングライフデザインを編集テーマに、47都道府県各地で長く続いているものを「その土地らしい魅力」と捉え、観光、食事、買い物、カフェ、宿、人の6つのカテゴリーごとに発掘、紹介する1冊の取材に先駆けて行なう掲載スポットを議論・提案するワークショップを行いました。三重号では現地と東京の2ヶ所で開催。合計で約70名近い方たちが「三重らしさ」について、熱い意見を交わしました。(高田弘介/D&DEPARTMENT MIE by VISON)
→ 三重県のデザイントラベルを考える「d design travel WORKSHOP MIE」
日時:三重開催 2022年5月15日(日)14:00~16:30、東京開催 5月22日(日)14:00~16:30
→ d design travel MIE WORKSHOP 東京開催レポート
\ クラウドファンディングに挑戦!/
→ 『d design travel』を続けたい vol.31 三重号
支援受付期間:2022年5月12日(木)~7月7日(木)23:00
セールス&コミュニケーション
京都|大原の紫蘇を「志ば久」に学ぶ
大原「志ば久」の畑に、紫蘇の苗を植えにいってきました。
京都の北に位置する大原三千院にて、代々漬物作りをする「手作りの京漬物 志ば久」は、毎年種も自家採種、製造の全てを自分たちの手で行なっています。「(土地の特性から原種に近い紫蘇が育つ)大原の紫蘇は、門外不出」と言われるが、「自分たちは、この紫蘇で食べさせてもらっている、だからこそ敬意をもって大原の紫蘇の守りをする」と「志ば久」の久保統さん。その貴重な紫蘇を京都店では毎年販売。今年は久々に紫蘇シロップのワークショップも開催予定。京都店スタッフ総出で苗を畑に植え替えさせていただき、大原の紫蘇を「肌で感じて」きました。(内田幸映/d食堂京都)
\ 毎年この時期限定!/
→ 朝採れの赤紫蘇の受注販売 お申し込み受付期間:2022年6月19日(日)~7月8日(金)
*赤紫蘇ジュースの提供が始まります! 提供期間:7月1日(金)~8月4日(木)予定
→ d SCHOOL「わかりやすい大原の紫蘇」
日時:2022年6月18日(土)18:00~19:30
→ レポートブログ|京都 大原に行ってきました
リサーチ&アーカイブ
京都|ちいさな藍美術館のもののまわり
「ちいさな藍美術館のもののまわり」開催に向けて工房見学に伺いました。
d design travel 京都でも紹介させて頂いている、美山町北村「かやぶきの里」にある「ちいさな藍美術館」。初めての展示開催に向けて準備を進めています。「かやぶきの里」は国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、ご存知の方も多いのではと思います。保存地区になる前から美山町に拠点を持ち、藍の魅力を発信し続けてきた新道さんご家族。世界最古の染料として各地の暮らしに根付く藍染の歴史や、植物の藍が染める純粋な美しさ、表現の豊かさを伝え続けています。6月からの展示では、美山町に工房を構える背景や、携わる人々についてもご紹介します。(下野文歌/D&DEPARTMENT KYOTO)
→ ちいさな藍美術館のもののまわり
会期:2022年6月3日(金)~7月11日(月)11:00~18:00 / 最終日は17:00まで
セールス&コミュニケーション
沖縄|NIPPON VISION MARKET「沖縄のガラス - 吹きガラス工房 彩砂の器 - 」
空き瓶を再利用してつくる「吹きガラス工房彩砂」の器をご紹介しました。
米軍基地で捨てられたコーラやビールの空き瓶を溶かして用いたことから始まった「琉球ガラス」。沖縄店店頭でも空き瓶を回収し、「吹きガラス工房 彩砂」へ提供しています。今回は、沖縄独特の原材料を使ってビールを作る「cliff beer」の空き瓶を利用したビールグラスなど、お酒に合うグラスを中心に、飲み物を注ぐのが楽しみになるグラス類をご紹介。期間中に空き瓶をお持ちいただいた方には、オリジナルの箸置きをプレゼントし、素材の循環を、リサイクル活動と一緒に楽しんでいただきました。(島袋みのり/D&DEPARTMENT OKINAWA)
→ NIPPON VISION MARKET「沖縄のガラス - 吹きガラス工房 彩砂の器 - 」
会期:2022年4月27日(水)~5月30日(月)11:00~19:00 火曜休
→ d news OKINAWA SPECIAL INTERVIEW
彩砂(るり)という工房名は師がつけてくれた。 ガラス=珪砂。「いろんな色のガラスでやりなさい」と。|吹きガラス工房 彩砂(読谷村)