オリジナルクラフトビールができました

愛知県知多郡阿久比町にできるD&DEPARTMENTの新しい活動形態「d news aichi agui」の開発をきっかけに、オリジナルクラフトビールが生まれました。

「d news aichi agui」は、知多半島に地域の産業との接点や交流を生み出す装置として考えている滞在型ストアなので、地域を深く知っていってもらうための最初の一杯に、地産の素材を活用したクラフトビールを知多半島内の「OKD KOMINKA BREWING」の新美さんに醸造をお願いしました。

知多半島は太平洋に面した温暖な気候が特徴で、柑橘やぶどう、イチヂクと言った果樹栽培が非常に盛んです。開業が冬ということもあり、冬に収穫ができる果樹の中から、レモンを選びました。新美さんが醸造家を目指す段階からいつかやりたいと考えていた「レモンラドラー」への挑戦を、ぜひご一緒したいと思ったのがきっかけです。しかし、一般に流通しているラドラーは、加糖や香料添加がされていることも多く、ややケミカルな味わいと、甘みが強く食事に合わない印象があります。また、言わばレモンでビールを割るようなスタイルのビールなので、アルコール度数も低いことがあり、海外では割と安価な印象が持たれています。しかし、実際は、レモンの皮を剥き、皮からの香りを活かして仕込み、果汁をたっぷり使うなど、日本でつくるとなると、原材料も高く、通常のビールよりも何倍も仕込みに手間と時間をかける製法になります(香料などを使わずにちゃんとレモンを使うと)。

食事にも合わせて飲める、甘ったるくない、ビールのキレや、レモンの酸味、それでいてアルコール度数もしっかり4%近くある、言わば本来の自然なレモンラドラーを目指しました。阿久比の土を感じ、風を感じ、その気候や風土をまるっと飲み込んでいただけるような、そんなオリジナルレモンラドラーが出来上がりました。阿久比を知る最初の一杯に、ぜひお楽しみください。

相馬夕輝 (つづくをたべる / D&DEPARTMENT ディレクター)

〈 商品情報 〉


オリジナルクラフトビール
「阿久比レモンラドラー」

愛知県知多郡阿久比町のレモンを使用したレモンラドラー。ラドラーとはドイツ語で「自転車乗り」という意味を持ち、その昔、ビールにレモネードを加えてみたところ、喉の渇きを癒す飲み物としてサイクリングブームの自転車乗りたちに愛されたので名がついたとも言われています。キレのあるラガービールに、丁寧に絞ったレモン果汁を加え、皮も漬け込みました。色は明るいイエロー。軽やかでキレのあるボディ、加糖をしていないのでレモンが持つ自然本来の風味を感じます。

内容量|330ml
スタイル|Radler(ラドラー)
原材料|麦芽、レモン、ホップ
ABV3.5% IBU1* EBC6 *IBUは参考値です。

発売日|2021年12月25日

〈 販売店舗 〉
「阿久比レモンラドラー」は、以下の店舗でお楽しみいただけます。

d news aichi agui(愛知)
d47食堂(渋谷)☆
d47 design travel store(渋谷)
D&DEPARTMENT TOKYO(奥沢)
d食堂京都(京都)
D&DEPARTMENT DINING TOYAMA(富山)☆
D&DESIGN(馬喰町)
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA(鹿児島)
D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA 3(沖縄)
D&DEPARTMENT MIE by VISON(三重)

☆マークの店舗では、生ビールを提供します。
※季節限定:1月~8月頃まで

〈 生産者 〉

OKD KOMINKA BREWING
BREWER : 新美泰樹

名古屋から車で40分。知多半島の入口からほど近い、江戸時代から400年以上の歴史を持つ木綿産業で栄えた町「岡田」。時を醸した土蔵や黒板壁が歴史を物語り、 昔ながらの建物を残しながら、背景に工場地帯の煙突がそびえ立つ、今と昔が交差する町に、「岡田の名を世の中に広めたい」という醸造家の地元愛の強さより名付けた「OKD」。おかき製造工場だった築100年以上の古民家をリノベーションし、内装だけでなく、タンクの搬入、配管まで、すべてが醸造家の手で作り上げたマイクロブリュワリー。無理な背伸びをせずシンプルに、美味しいビールのため、喜んでくれる人たちのために、枠にとらわれず、自分たちらしく、やりたい事をとことんやる。そんな思いを大切にし、素材を生かすビールづくりと同様、古民家らしい味わいを生かしながら、ビール醸造所として2019年に開設。地元を思い、地元の食材を使った、ローカルファーストなクラフトビールを通じて、岡田の町がより多くの人に親しまれる事を目指している。