全ては「何かをあの人にしてあげたい」と思ったらいいのではないか。今朝、沖縄滞在19日が経った朝、目覚めながらなんだか降りてきたように思いながら起きました。それは多分、怠け者の僕がこれから健やかに生きていくためのコツのようなものなんだと自分ゴトとして考え飲み込むことにしました。沖縄での共同売店からの学びは相当なものでした。そして、最後に立ち寄った共同売店経営者から「都会の人や大学の先生などは、共同売店を美化しすぎている」という指摘にもハッとしましたし、激しく共感できましたし、ある意味において自分のことを言われているとも自覚できました。
店とはそもそも自分のためにやるよりも、誰かのため、あの人のため、社会のため、みんなのためにやった方が健康的です。そしてそれは「継続」を意味しています。自然環境との関係や、町、地域との関係、そして、働く自分を含めたスタッフの継続。そこに無理があっては続かない。営業時間も定休日もそこから考え、取り扱うものや交流などもそこから考えていく。近隣に住み、その場所を利用する人たちの「理解、協力」をしないと続かな。なんでもかんでも「店主」のせいにしていては、店主はもたない。合理的に隣町のモールに車で週末大量に食材などを買いに行く人たちも、この機会に考えてほしい。「その買い物は、自分の地域の肥やしになっているか」ということを。一軒の店に集まり、そこで様々な交流をしながら町を育てていく。その場所の継続のために住人もお金をなるべく落とす。そして、行政も電気代くらい出してあげるなど、「店」は”その土地”に重要な「場所」なのだと思いました。そこには「町のみんなにしてあげたい」という思いがないと続かないし、買い物に来る人も「お客」としてではなく、参加者として「自分の町にしてあげたい(よくしたい)」と思いながら利用したり、買い物したりお茶を飲んだりすることで、その町はゆっくりいい町になっていく。「共同売店」とはそういう場所であり、d newsもそんな場所になりたいと思いました。