長く愛される品質のブランケットをD&DEPARTMENTから発信したい。という思いから、日本の毛布生産の発祥の地である大阪府・泉州の毛布づくりのプロと一緒に開発しました。
織り柄、肌触り、厚み、綿の原料と染料の発色の具合などにこだわり、試作と検討を重ねて完成したクッション&ブランケットです。
ウールの毛布に比べ安価で品質が良くないイメージがある綿毛布ですが、肌への刺激がほとんどなく、お手入れが楽という利点があります。加えて、綿の持つ特性を熟知し、それを十分に引き出すことで、扱いやすく、カシミヤのような柔らかな風合いと光沢を持つ起毛生地をつくることができました。この技術の背景には、泉州の長い織物産地としての歴史があります。
つづく産地
泉州は、綿花の栽培が盛んで、様々な織物が生産されましたが、特に明治時代に海外から伝わった、牛毛の毛布から始まった起毛生地の生産で有名です。牛毛を綿に変えた綿毛布を大量に中国大陸へ輸出しブームとなります。綿毛布のピークを経て、輸入の羊毛の毛布や綿の毛布を生産しています。織毛布以外にもさまざまな毛布を生産し、泉州は国産毛布の90%以上が生産される全国一の生産量を誇る産地となりました。
まずは、糸から生地を織り、地下からの水を使い染めていきます。
泉大津の地下水はとても綺麗で、綺麗な水は染色をするに際に、発色を良くしてくれるそうです。
染色した生地を脱水し、乾燥していきます。
その後、乾燥した生地を柔らかくなるまで何度も何度も起毛させてやわらかい生地に仕上げます。
毛布の特徴である毛足を作り出すのは、固くしっかり織られた生地に、無数の針に 覆われたローラーを回転させて繊維を掻き出すことで生まれます。時間をかけて、生地にストレスを与えないよう職人が付きっ切りで生地と対話しながら、何度も繰り返しローラーを回して、柔らかな風合いの生地になるまで導きます。泉州の起毛素材は海外で高く評価されており、そこには日本人にしかできない絶妙な熟練の技があります。
最後は、専用のミシンでひとつひとつ縁のステッチをかがり、D&DEPARTMENTの刺繍を入れて完成です。
ブランケットにあるD&DEPARTMENTの刺繍は、柔らかい毛足の生地に綺麗に刺繍するために針目の数や糸太さを選択し、刺繍の裏面までできる限り綺麗に仕上げたい。と刺繍工場と何度も何度も試作しました。
お手入れ方法
・洗濯機で洗う場合、縮みを防ぐため液温を40度前後に保ち、ネットに入れてください
・縮みの原因となりますので乾燥機のご使用は避けてください
・干す際は陰干しをおすすめします
・起毛部分が絡み合った場合は軽くブラッシングをしてください
お気に入りのポイント
このブランケットを触った瞬間に思う事は、『やわらかい』です。ただやわらかいだけでなく、適度な厚みがあるので、私には軽すぎず丁度重みのブランケットです。両面起毛させることによって生まれる、やわらかい肌触りもお気に入りのポイントです。私は冷え性で、家族と暮らしていると夏の冷房や冬の暖房による室温。また社内にいても席によってエアコンが近かったり、、、と度々起こる室温問題で活躍しているのがこのブランケットです。コットン100%でできている事で夏は暑くなりすぎず、冬は起毛のおかげで暖かく1年を通して使えます。また、洗濯機で簡単に洗えるのも長く使うポイントだと思います。ネットに入れてそのまま洗濯機で洗っています。少し時間に余裕があるときは、脱水後干す前に毛玉とりブラシでささっと撫でてあげると、起毛が立って乾いてくれるので、乾いた時の肌触りがとても良いのでおすすめです。時間がない時は、干す前に10回ほどバサバサと勢いよく振って、起毛を立ててあげるのもおすすめです。
ブランケットは、ひさ掛けに良いハーフサイズ (商品ページはこちら)
お昼寝時に包まるのにおすすめなレギュラーサイズがあります。(商品ページはこちら)
また、同じ生地を使ったクッションカバーもおすすめです。(商品ページはこちら)