『d design travel 鹿児島号』出版記念パーティー!

増補改訂版の『d design travel 鹿児島号』が、全国発売となりました。鹿児島で開催した「出版記念パーティー」は100人近い方々にお集まりいただき、会場となった「D&DEPARTMENT鹿児島店」は、薩摩の熱気に包まれました。

この日の入場証は、“市町村シール”。【霧島市】、【いちき串木野市】・・【屋久島】のシールを胸に貼った方も!県内各地から、離島からも駆けつけてもらい、「鹿児島号」の集大成のパーティーは、幸せにスタートしました。

第一部は、「d design travel show(ディ デザイン トラベルショー)」。編集長の神藤秀人と、副編集長・佐々木晃子が、2ヶ月間滞在した鹿児島県を語ります。今年の3月までは、鹿児島と聞いて「西郷さん」「さつま揚げ」「桜島」「JAXA」「焼酎」くらいしか出てこなかった編集部。ほぼ真っ白だったのに、3月に開催した“公開編集会議”で知り得た地元情報などを参考にして、鹿児島のみなさんと接して、日常に触れて、みるみる色づいていったのでした。鳥刺しに甘い醤油を付けて夢中で食べては、吸い込まれるように名ラーメン店「のり一」に通い、「輝北天球館」で鹿児島のロマンに触れて、「沈壽官窯」や「薩摩藩英国留学生記念館」では、諸外国に向けて垣根なく立ち向かう、薩摩の魂の原点に触れました。訪れた離島でそれぞれの暮らしや文化を体感することができ、最後には桜島のドカ灰を浴びて、この一冊が完成しました。どこで過ごす日も、焼酎が必ず側にありました。

会場からの声が挙がり、水戸岡鋭治さんがデザインした漁港の宿「笠沙恵比寿」、ロングライフな鹿児島のお菓子「ボンタンアメ」、常宿にしていた「ホテルニューニシノ」にまつわるエピソード、鹿児島号の表紙候補として挙がっていたデザインもちらり公開。「鹿児島号」から始まった新コーナー「鹿児島のもよう」についても紹介。司会進行の鹿児島店店長・中村麻佑の軽快なアナウンスとともに、進行していきました。

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鹿児島は、大きな島であり“舟”のよう。

目の前に広がる海の“向こう”に、豊かな未来を夢見てきた鹿児島人。町と町、島と島の個性が外と行き交い、他にはない、県で一つの大きな文化をつくってきた。時代というあらゆる波を超え宇宙とだって交信する“海洋国家SATSUMA”。どっしりとした桜島に見守られながら、日本を牽引する“舟”のようだ。
(鹿児島号の編集後記より抜粋・編集)
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鹿児島の“らしさ”と“デザイン”を探し求めた編集部の答えは、完成した鹿児島号で表現しています。そこには、鹿児島のみなさんに愛されて、長く続いている鹿児島県の日常がありました。

トラベルショーに続いて、第二部は鹿児島号を囲んでの交流会!
「冨永デザイン」の冨永功太郎さんに、乾杯のご発声をいただいて、賑やかにスタート。鹿児島在住のフードクリエーター・chipie(シピ)さんによる、料理は、七夕をイメージしたデザインで華やか。「変わりガネ天」や「タイ風さつま揚げ」、「福留小牧場のレバーパテ」などが並ぶ創意あふれたおつまみワンプレートです。「下園薩男商店」のウルメイワシ、黒糖焼酎「満月」「昇竜」はモヒートでも提供し、「坂元醸造」の黒酢ドリンクも人気。

そして!会の後半には「表紙ケーキ」が登場!!!

フランボワーズシロップと生クリーム、チョコレートで、鹿児島号の表紙「しょうぶ学園」のミックスアートが見事に再現。製作をお願いした「エルムンド」(老舗菓子「明石屋」の洋菓子店)の西留パティシエは、「鹿児島の菓子店を代表してつくる誇りとプレッシャーを感じながら、どんな風に再現できるかを思案するのは楽しくてわくわくした」と感想を寄せてくれました。チョコレートで描かれた艶のあるひと文字一文字に、薩摩の誇りと輝きが。

「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」の玉川恵さん&神藤編集長で、鹿児島号・ケーキ入刀!

ご来場の方々にマイクを向けさせていただき、鹿児島号にひとこと寄せてもらいました。(他にも大勢のみなさま、コメントをありがとうございました。)

鹿児島の定番「南国白くま」のアイスを会場のみなさんと食べて、鹿児島号の出版記念パーティーを締め括りました。

ご来場いただいた皆様、鹿児島号の制作を支えてくれた皆様、リニューアルした「鹿児島号」も、永く愛される一冊になりますように。ありがとうございました。

【d design travel show と 出版記念パーティー】
2018年7月7日(土)17:00~20:00開催終了
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA(マルヤガーデンズ4F)

CONTENTS
フード&ドリンク: chipie
表紙ケーキ: エルムンド(明石屋菓子店
食材協力: 坂元醸造下園薩男商店
菓子協賛: 梅月堂「ラムドラ」、セイカ食品「南国白くま」
BGM: BLACK TAPE

STAFF
D&DEPARTMENT d design travel 編集部
神藤秀人
佐々木晃子
D&DEPARTMENT デザイン部
高橋恵子
村田英恵
加瀬千尋
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA
中村麻佑
森愛子
諏訪この実
崎山智香
中西祐貴
新内ひかる
河野雄二

最後に、「鹿児島号」出版記念のファイナルイベント!のお知らせです。前売券購入がまだの方はお早めにweb、店頭でお求めください。

47落語会「鹿児島県」【鹿児島開催】

日時 2018年7月18日(水) 19:00~
場所 鹿児島市中央公民館 鹿児島市山下町5-9
参加費 前売り 3000円 当日券 3500円