瀬戸内海に面する愛媛県。島々は国内有数のみかんの産地。海は広く、外繋がり、文化も往来してきた一方で、山は寒暖差を生かしながら、独自の文化をじっくり熟成させてきた。海と山、両方の愛媛を地元の皿(砥部焼)にのせて、一緒にあじわっていただくのが「愛媛定食」。3月4日(水)のランチタイムより提供開始します。
「愛媛定食」
※左下から、時計回りに
○日向飯めし
「無茶々園」の片山恵子さんに教えてもらった「日向飯」。ネギをニラにすると、また格別な美味しさ。
○こんにゃくのみがらし
「一柳こんにゃく」の「媛だるまこんにゃく」に、麦味噌とからしと酒と砂糖と米酢で和えた、みがらし。
○季節のみかん
明浜町の段々畑で収穫される「無茶々園」のみかん。農薬を抑えると、外見は悪くても、味は美味しい。
○じゃこ天
「宇和島練り物工房みよし」のじゃこ天。味違いで。朝取れの生魚を使うので、素材の美味しさを感じる。
○石鎚黒茶
酸化発酵と乳酸発酵を経て作られる、ほんのり酸味を持つ「さつき会」の独特な発酵茶。
○味噌汁
宇和島で無添加麦味噌をつくる「井伊商店」の麦味噌を使った味噌汁。「松山あげ」を浮かして。
会期 2020年3月4日(水) - 2020年6月2日(火)
場所 d47食堂(渋谷ヒカリエ8F)
価格 1,750円(税込)
現地取材レポート
「四国の発酵茶・石鎚黒茶を受け継いで」
四国三大発酵茶として知られる「石鎚黒茶」。存続の危機を乗り越えて製造を受け継いだ「さつき会」の戸田久美さんにお話を伺いました。
「山と海と人が共に生きる無茶々園」
西予市で柑橘類の有機栽培に取り組む「無茶々園」。美しい段々畑を見せてもらいながら、柑橘の栽培や加工だけでなく、地域の未来を考えた活動について、思いを伺いました。
「明浜の暮らしから生まれた漁師飯、日向飯」
有機栽培で柑橘を育てる「無茶々園」をはじまりから支える片山恵子さん。山と海と共生する暮らしの中で生まれた郷土料理「ふくめん」と「日向飯」を学びました。
「宇和島の食卓に欠かせない、麦味噌」
愛媛の食文化に欠かせないのが、はだか麦を使った麦味噌。麦味噌づくり一本で、宇和島の食卓を支え続けてる「井伊商店」に伺いました。
今後もレポート記事を順次アップ予定です。お楽しみに。