dたべる研究所、1月の研究テーマは「発酵」です。
発酵というと、納豆や日本酒、鮒鮨やチーズなど、自分の暮らしから離れた場所で、ふつふつと醸され、加工された食品を思い浮かべるかもしれません。
今回のメニューを決めるにあたり、台所を見渡してみると、こんなに身近な食品も、発酵を経てつくられているのだと気づきます。
醤油、味噌、みりん、酢など、和食の基礎調味料はたいてい発酵食品です。
そうした調味料に食材を浸けておくことで、長く楽しめるだけでなく、食材の様々な味わいが顔を出す。そんな変化を楽しむ暮らしが、日本の各地で見られます。
今月のdたべる研究所では、「発酵」の知恵を活かした各地に伝わる様々な料理をお楽しみいただけます。
「がっくら漬」
岩手に伝わるどぶろくを使った漬物。包丁の柄やナタで大根をがくがくと叩くことから、その名が付いたそう。
「糸瓜のたまり漬」
味噌から分離した液体“味噌たまり”を漬け液に使用。新潟の糸瓜を、ざっくり切った唐辛子と漬けたもの。
「キムチ」
酸っぱくなってきた白菜の塩漬けを自家製キムチに。
「煮菜」
新潟では冬を越すために菜っ葉を塩漬けに。少し古くなってきたら、煮物にして再活用します。
「しょっつるの炊き込みごはん」
炊き込みご飯の味付けとして、秋田の魚醤しょっつるを使用。地元では、売り物にならない雑魚を使い、塩と麹を加えて発酵させてつくられていました。
「ぬか漬け」
dたべる研究所では、2019年5月から育てているぬか床で、毎日大事に発酵させています。1月25日(土)/ 2月8日(土)には、初心者の方にこそ参加していただきたい、ぬか漬け教室を開催します。ぜひお楽しみに。
d SCHOOL「わかりやすい ぬか漬け」
【 講座内容 】
[ 第1回目 / 1月25日(土)]
ぬか漬けや発酵の基礎を学びながら自分だけのぬか床を作ります。持ち物はぬか漬け用の容器だけ。たべ研で使用する材料をご用意していますので、お気軽に、ぬか漬け生活の第一歩を踏み出しましょう。
[ 第2回目 / 2月8日(土)]
仕込んだぬか床をみんなで観察します。講師の加藤料理長よりアドバイスをもらいながら、具体的な手入れの仕方を学びましょう。野菜も販売しますので、早速ご自宅で試してみてください。
▼ 詳細
https://www.d-department.com/item/DD_EVENT_16417.html
メニューは日々変動しますが「発酵」に学んだ様々な郷土料理が登場しています。羽釜で炊いたごはん、日替わりの味噌汁と一緒に、ぜひお楽しみください。お待ちしています。
【 店舗情報 】
営業時間 11:30~19:00
定休日 水曜日
電話 03-5752-0120
アクセス 東京都世田谷区奥沢8-3-2 D&DEPARTMENT内 1階
[ ランチ ] 11:30~15:00
おひるごはん 2,100円 ※コーヒーまたは紅茶付きのビュッフェ
[ カフェ ] 15:00~19:00(L.O.フード 18:00/ドリンク 18:30)
d&オムライス 1,200円
d&ドライカレー 1,100円
デザート 360円~
コーヒー/季節のドリンク 560円~