新潟は海に面していて河川も多く、里山を流れる雪解け水が米を育みます。その気候から、酒や味噌などの発酵食品が生まれて郷土食に発展し、雪深い地域では、その雪を貯蔵に利用して冬を凌ぐため、食材に甘みが増します。現地取材で学んだ、新潟の風土ならではの豊かな食を一膳にしました。2月13日(木)ディナータイムより提供開始しますので、お楽しみに。
「新潟定食」
※右下から時計回りに。
○のっぺい汁
新潟の代表的なハレの郷土食。冬においしい根菜をたっぷり食べられます。
○まつだい棚田バンクのコシヒカリ
D&DEPARTMENTも里親となり新潟県越後妻有地域の棚田で育った米。ひと粒ひと粒がふっくらとして、それがおかずになるほど。
○しょうゆの実
じっくり煮込んだ大豆と米糀に塩を加えて発酵させた郷土食。
○ぜんまいのきんぴら
冬の保存食ぜんまい。現地で訪れた家々で出して頂き、家庭の味であることを実感。
○雪室熟成豚の酒粕味噌漬け焼き
雪室で熟成させた豚の脂身はさっぱりとして甘く、酒粕と味噌で旨味を閉じ込めています。
○雪室じゃがいものふかし芋
蒸すことで雪室貯蔵のじゃがいもの甘みをダイレクトに味わえます。
○大根の辛子巻き
昔から各家庭で作られていて、辛さがクセになるごはんのお供。
○どぶろく
お米を使った酒の原点。まつだいで貸民家「みらい」を運営する若井さんが造る非加熱の生どぶろく。米の旨味をそのまま味わえます。
〈提供期間〉
会期 2020年2月13日(木) - 2020年2月27日(木)
場所 d47食堂(渋谷ヒカリエ8F)
価格 1,800円(税込)
現地取材レポート①「食の文化遺産巡り~食の新潟・夏編~」
日本随一の米どころとして知られる新潟県ですが、もちまりきゅうり、越後白なす、黒崎茶豆など、地物野菜も面白い。生産者の方々に畑を案内してもらいながら、その楽しみ方まで教えていただきました。
現地取材レポート②「食の文化遺産巡り~食の新潟・秋編~」
10月の新潟はいよいよ新米の季節。米の名産地・魚沼を含む中越を訪れると、稲刈りは終盤を迎えていました。味噌や酒など米から生まれた発酵食品。そして雪を活かした貯蔵の知恵。長い冬に育まれた食文化がありました。
イベントレポート①MEET UP「新潟をたべる会」〈夏編〉
奥沢にあるdたべる研究所では、新潟で学んだ食文化を体感していただけるイベントを開催しました。その時のレポートはこちらから。
イベントレポート②MEET UP「新潟をたべる会」〈秋編〉
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