東京・FYSKY ミュージアムトーク

オーダーメイドから考える
「今を生きる生活者」へのものづくり

d47 MUSEUM「NIPPONの47 2025 CRAFT」展において、東京都の代表としてご紹介している、革靴職人の井出洋輔さんをお招きし、ミュージアムトークを開催します。

靴の街・浅草でシューメイキングを学び、現在は吉祥寺に工房を構える「FYSKY」代表の井出洋輔さんは、生活者の要望を丁寧な対話でくみ取り、機能性と美しさを兼ね備えた形で提案、独自に開発した木型をもとに、手作業による製法で「初めて履く日から足馴染み良く、長く愛用できる」オーダーメイドの靴を製作されています。

本企画では「NIPPONの47 2025 CRAFT」展キュレーターの黒江美穂が聞き手となり、そもそもオーダーメイドの靴とはどういうものなのか、井出さんの活動やものづくりにおいて大切にされていることなどに触れながら、お話を伺います。選択肢が多様な現代において、靴をあつらえることで生まれる豊かさ、オーダーメイドならではの魅力について、広く知っていただく機会になればと思います。

オーダーに関心があるけれど一歩が踏み出せない方、工房を訪ねる前に靴づくりについて詳しく話を聞いてみたい方、日本から消えつつある靴づくりの現場に興味がある方など、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

東京・FYSKY ミュージアムトーク

日程
2025/3/9(日)
時間
13:00~1時間程度
場所
d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F) Map d47 MUSEUM
参加費
無料

●お申込み方法:事前申し込み不要
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47 MUSEUM)


・トーク開始時間になりましたら d47 MUSEUM 館内にお集まりください。
・ミュージアムトークの様子は、一部、d47 MUSEUM公式Instagramアカウントよりライブ配信を行います。 → Instagram|@d47_museum

手作業の伝統技術を実演いただきます。
ミュージアムトークにあわせて、井出さんに革靴製作の行程の一部を実演いただきます。手作業の伝統技術である「ハンドソーン・ウェルテッド製法」についてや、素材や構造、デザインにまつわるお話などを、実際にその技術を見せていただきながらお話を伺います。トーク終了後は、d47 MUSEUMに在廊いただき、靴のオーダーにまつわる相談などを受け付けます。気軽に相談できる貴重な機会です。ぜひお立ち寄りください。
カードケース、バッグなどのレザープロダクトもご紹介しています。
「FYSKY」のアトリエで日々発生する端革の活用から生まれたブランド「Offcuts」の精神を受け継ぎ、より幅広いラインナップでレザープロダクトを製作する「lllast(ラスト)」の商品を、展覧会にあわせ展示販売しています。「道具として機能的であること」「レザーという素材自体の美しさが感じられること」を目指しデザインされた、カードケース、バッグなどは、細かな部分の修理が可能で、時間が経つほど風合いが増し、丈夫で長持ちします。実際に手にとってご覧ください。
lllast
東京・FYSKY ミュージアムトーク

井出洋輔|FYSKY

「靴の町」浅草の工房でシューメイキングを学んだのち、セレクトショップなどの革靴制作を請け負う職人を経て、2022年に自身のブランド「FYSKY」を立ち上げる。日本人の足形を研究し独自に開発した木型をもとに、手作業による製法で「生活の中に自然に馴染み、長く愛用できる靴」を製作。より気軽に取り入れられるように革小物も展開している。
FYSKY