静岡・お茶染めWashizu. お茶染めの染め替え受付

d47 MUSEUM「NIPPONの47 2025 CRAFT」展において、静岡県の代表としてご紹介している、「お茶染めWashizu.」による服の染め替えを受け付けます。
 
「お茶染めWashizu.」代表の鷲巣恭一郎さんは、静岡市の染物屋「鷲巣染物店」の5代目として、駿河和染の伝統を継承しつつ、製造工程で出る、商品にならない茶葉を染料に活用した独自の表現技法「お茶染め」を開発。煮出した後の茶殻は堆肥へ加工し、循環するものづくりを実践しながら、染料のレシピ公開や技術の継承、後継者の育成、服の染め直しなどを通じて、お茶染め文化の普及活動にも取り組んでいます。
 
本企画では、お茶染めをより身近に取り入れていただく機会として、d47 MUSEUM限定で、お茶染めの技術を用いた服の染め替えを受け付けます。お茶染めは、煮出した茶葉を濾して鉄分を添加し、堅牢度の高い煮染めで生地を染めていきます。染め上がりはしっとりとしたチャコールグレー。普段着はもちろん、きちんとした場にも、どんなスタイルにも合わせやすい色味に染まります。お茶染めで服を染め替えることは、お茶染め文化を育て、広めることにも繋がります。ぜひご参加ください。

 

静岡・お茶染めWashizu. お茶染めの染め替え受付

日程
2025/2/4(火)~3/31(月)
時間
12:00~20:00(最終受付19:30)
場所
d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F) Map d47 MUSEUM

●お申込み方法:d47 MUSEUM 店頭に服をお持ち込みください。
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)

 
返却予定:2025年7月上旬

〈 価格 ※すべて税込 〉
・シャツ、小物 8,690円(Tシャツ、カットソーなど、裾が腰丈まで、薄手生地)
・スカート類 9,350円(スカート、パンツ、ショートパンツなど)
・ワンピース 9,350円(チュニックなど、裾が腰丈より長い、薄手生地)
・ジャケット 11,000円(トレーナーなど 、裾が腰丈まで、中厚手の生地)

〈 事前にご確認ください 〉
・下記「染め替え衣類に関する注意事項」をご一読の上、お申込みください。
・染め替えの受付時に、シートの記入や注意事項の説明などで15分~30分ほどお時間をいただきます。予めご了承ください。
・店頭の状況次第で、ご来店後すぐに受付を開始できない場合がございます。ご来店予約はお電話(03-6427-2301)にて承ります。

捨てられてしまう茶葉を、染料として活用する「お茶染め」。

お茶染めの染料は、お茶の製造工程で出るフワ・ケバ・クキ・コナなどと言われる出物を主に使用し、その他、乾燥機に積もったり、機械や床を掃除した際に集めた部分など、あらゆるものを余すことなく使用します。染料となる茶葉を時間をかけて煮出し、煮出した茶葉を濾して鉄分を添加した後に生地を投入、少しずつ温度を上げながら煮続けます。十分な堅牢度と発色が得られるまで、この手間と時間がかかる作業を繰り返します。


ご参加にあたって
〈 申し込み方法 〉
d47 MUSEUM 店頭に服をお持ち込みください。

・事前に漂白剤、柔軟剤が入ってない状態で洗濯をして乾いた状態でお持ち込みください。
・受付の際に代金をお支払いいただきます。
・受付に15分~30分ほどお時間をいただきます。予めご了承ください。
・店頭の状況次第で、ご来店後すぐに受付を開始できない場合がございます。
・ご来店予約はお電話(03-6427-2301)にて承ります。

〈 返却・受け取り方法〉
返却期間中にd47 MUSEUM店頭にてお受け取りください。
返却予定:2025年7月上旬

・返却期間は当ページにてお知らせします。d47 MUSEUMからの個別連絡はございません。
・染め上がり後の返却期間は3ヶ月とし、期間内に引取りがない場合はこちらで処分します。
〈 染め替え衣類に関する注意事項 〉

染め替えは、衣類や生地に負荷がかかります。見た目にはわからない生地のダメージ、穴、ほつれや劣化等がある場合、染色後に傷み、破損などが起こる場合があります。また、型崩れや引きつれ、付属品の腐食・劣化、破損など染める前には予測できないことが起こる場合があります。万が一障害が発生した場合、弊社では責任を負いかねます。注意事項をご理解、ご了承の上で、申込みくださいますようお願いします。不明点がある場合には、お気軽に問い合わせください。

●受付できる製品
綿、麻、テンセル、リヨセル、シルク、レーヨン(薄手~中厚手生地 1枚あたり500gまで)
・交織や混紡は、綿、麻の混用率が低くなるほど染まる色が薄くなります。
・ポリエステルやナイロンなど化学繊維が含まれる場合その部分は染まりません。
劣化やダメージの大きな衣服、デリケートな仕上がりなど、染色に耐えられないと判断した場合、受付をお断りすることがあります。

●受付できない製品
ウール、皮革、ポリエステル、ナイロン/品質表示がついていない/水洗い不可、高温不可の表記がある/撥水加工、形状記憶加工など、特殊な加工が施されている/中綿(ポリエステル、羽毛)のもの/裏地がついている/手書きプリントや漆など特殊なインクを使用している/厚手生地


 
静岡・お茶染めWashizu. お茶染めの染め替え受付

鷲巣恭一郎|お茶染めWashizu.

お茶染めWashizu. 代表 1979年静岡市生まれ。静岡の基幹産業である「お茶」の製造工程で廃棄される部分を使った「お茶染め」の研究を始め、お茶染め文化創出のために活動中。伝統工芸体験施設 駿府の工房 匠宿、静岡市、お茶染めWashizu.の三社で連携を取りながらお互いの強みを活かした後継者育成事業を進めている。

・鷲巣染物店 5代目
・静岡市染色組合「駿河和染」 理事
・静岡デザイン専門学校 非常勤講師
・静岡県工芸家協会 会員
・駿府の工房 匠宿 染工房 工房長

お茶染めWashizu.