産地の「つづく」を考える、根源的なものづくりへの視点

d47 MUSEUM「NIPPONの47 2025 CRAFT」展において、兵庫県の代表としてご紹介している、MUJUN/シーラカンス食堂の代表・小林新也さんと、本展の企画時にご協力いただいた、山梨県富士吉田市の織物産業を次の100年に繋ぐプロジェクト「ハタオリマチのハタ印」の総合ディレクターを務める高須賀活良さんをゲストにお招きし、「NIPPONの47 2025 CRAFT」展キュレーターの黒江美穂が聞き手となり、産地が続いていくための「根源的」な視点をお話しいただきます。

 

日本各地の産地では後継者不足、環境変化、物価高騰など様々な問題が長年問題視されてきました。そんな中で、実際にものづくりの現場と深く関わり、何をつくるかというデザイン的な視点のみならず、地域資源の価値を再定義し、発信から、環境づくりに取り組まれるお二人の活動から、「本当に必要なことは何か」を追求する「根源的」な視点を学びます。

産地の「つづく」を考える、根源的なものづくりへの視点

日程
2025/2/21(金)
時間
20:00~21:30(19:30開場)
場所
d47 MUSEUM Map d47 MUSEUM
参加費
¥2,200(税込)
定員
40名

●お申込み方法:Web/店頭
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)

小林新也|MUJUN/シーラカンス食堂
1987年、兵庫県小野市出身。2011年「合同会社シーラカンス食堂」設立。播州刃物や播州そろばんなどの商品や技術、販路や伝え方、意識のイノベーションに取り組み生産者の問題解決に取り組む。特にグローバルとローカルを行き来した視点で持続可能なものづくりを目指す。以降、オリジナルブランド「MUJUN」や地元の刃物職人の後継者育成プログラムを立ち上げる。2021年には島根県の温泉津を拠点に「合同会社里山インストール」を設立し複合施設「時津風」を運営、また、山林から自給した木を用いた製材木工所を建設。地場産業や地域の営みと暮らしのあり方の未来をデザインしつつ、世界中に販路を持って活動。23年、伝統文化や技術を未来に継ぐために職人と共にアートの創作活動をモロッコで本格化。

MUJUN
シーラカンス食堂
高須賀活良|「ハタオリマチのハタ印」総合ディレクター
1986年生まれ。東京造形大学でテキスタイルデザインを学ぶ。日本各地を旅し、その土地にある素材にインスピレーションを受け作品を制作。モノづくりの始まりは「土」からであるというコンセプトのもと、原始布の研究。2011 年 修士号取得。アーティストとして国内外で作品の発表の他、織物産地でのテキスタイルデザイン、ファクトリーブランドの立ち上げ、アートディレクターとして活動。2016 年「ハタオリマチのハタ印」総合ディレクターに任命。2024年、編集著者を務めた、地域の教科書「ハタオリ学」がグッドデザイン賞受賞。

ハタオリマチのハタ印

NIPPONの47 2025 CRAFT
47の意志にみるこれからのクラフト
会期 2024年11月29日(金)~2025年3月16日(日)
   ※1月1日(水)、2日(木)は休館
時間 12:00~20:00 / 最終入館 19:30
場所 d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F)

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