高野竹工のお茶まわりの道具

竹の産地として知られる京都の乙訓地域に竹林と工房を構え、「良い商品を目指すなら、素材も納得いくものを使いたい。」とものづくりに対して妥協を許さない姿勢から、竹林の管理、伐採、商品化までを一貫して行う「高野竹工」。創業者・高野忠男さんは、ありのままの竹の美を茶道具に取り入れた千利休の心眼に深く感銘を受け、この世界に入りました。

 

茶道具製作で培った素材を見極める感性は、竹工芸をはじめ指物、漆芸、蒔絵などさまざまな技を持つ職人に引き継がれています。高野竹工では、茶道具から日用品まで多様な製品を手掛け、自社で育てる良質の竹だけでなく、歴史ある京都の寺社の古材なども使用。自然の美を取り入れたものづくりの魅力が、長年の目利きの技術によって実現しています。

今回は、茶道具や中国茶に使用される、素材それぞれの個性や表情を活かしたお茶まわりの道具をご紹介します。一般的な茶道具から、野外でお茶を楽しめる、野点用の茶箱や仕覆もご用意します。本企画展で自然が生み出す素材の豊かさを体感し、自然の美と向き合う高野竹工のものづくりのその先を考えるきっかけになれば幸いです。

高野竹工のお茶まわりの道具

日程
2024/12/03(火)~2025/01/14(火)
時間
11:00~18:00(水曜定休 )
場所
D&DEPARTMENT KYOTO SHOP Map D&DEPARTMENT KYOTO

●お問い合わせ:075-343-3217(京都店SHOP)

<年末年始の営業について>
年内最終営業日:2023年12月26日(木)
年始営業日:2024年1月2日(木)

営業時間
1/2(木)1/3(金) 短縮営業(11:00-17:00)
1/4(土)~通常営業(11:00~18:00)
1/7(火)休業

\関連企画①/
会期中、d 食堂 京都で竹の器をお使いいただけます
展示開催中は、京都に古くから伝わるお正月限定の大福茶を、竹の皮を削ってつくられた錫蒔地のカップとともにd食堂京都にて提供します。お席でくつろぎながら、軽く丈夫で、保温性に優れた竹の艶やかな手触りをお楽しみください。

※混雑状況によってはご用意できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
\関連企画②/
お正月・初釜用の青竹お箸と花入を特別オーダーできます
青竹のお箸や花入は11月に切って間もない青々とした竹を使用して、新年にのみにつくられる、特別な道具です。茶道では「わび」や「さび」を重視することから、昔のものを使うことが多いのですが、お正月は少し異なります。みずみずしい青竹は新年を迎え入れるのにぴったり。青々としていて花が一層引き立って見えます。

お正月を過ぎても、だんだんと薄黄緑になる経年変化の様子もお楽しみいただける特別な青竹。食卓や玄関先を彩やかにして新年をお迎えしませんか?

●受注期間:~12月10日(火)締切
●受け渡し期間:12月20日(金)~12月26日(木)
●受け渡し場所 : D&DEPARTMENT KYOTO SHOP
高野竹工のお茶まわりの道具

高野竹工

高野竹工は1973年に創業。竹の産地として知られる京都の乙訓地域に竹林と工房を構え、「良い商品を目指すなら、素材も納得いくものを使いたい」というものづくりに対して妥協を許さない姿勢から、竹林の管理、伐採、商品化までを一貫して行なっています。常に10年後、20年後を見据えて日々取り組み、竹それぞれに現れる自然の美を取り入れたものづくりが実現しています。

高野竹工