NIPPONの47 2025 CRAFT TALK 4|身近な存在であるプラスチックにみる、意志のあるものづくり

ものづくりにおける、素材、地域環境、技術の継承など、地域文化の「循環と継続」は、各地の大小さまざまなつくり手たちの「意志のあるものづくり」により支えられています。このような日本のものづくりは、人の「手」によって自然や地域との繋がりを生み出すことに注目されますが、一方で、無くては生活できない「プラスチック」を「一生もの」として使い、その素材が生まれる背景を知るということも、私たちの暮らしの循環と継続において重要であり、地域の、そして世界の循環を、一人一人の行動によって生み出すことに繋がります。

今回のトークでは、100年以上にわたり化学素材の変革に向き合い続けてきた三井化学の松永有理さんをお招きします。「NIPPONの47 2025 CRAFT」展キュレーターの黒江美穂が聞き手となり、環境問題を「素材から解決する」取り組み「BePLAYER?」「RePLAYER?」などの活動を通して、素材メーカーの「作る責任」として「素材の素材」まで考え、「脱プラ」ではなく「改プラ」で循環する社会の実現を目指す企業姿勢に触れ、知っているようでその本質は意外に知らない、プラスチックの成り立ちや最前線、プラスチックの循環と継続に私たちはどのように関わっていくことができるのかをお話しいただきます。

NIPPONの47 2025 CRAFT TALK 4|身近な存在であるプラスチックにみる、意志のあるものづくり

日程
2025/1/19(日)
時間
16:45~17:45(16:40開場)
場所
8/COURT(渋谷ヒカリエ8F) Map 渋谷ヒカリエ
参加費
無料【事前予約制】
定員
50名

●お申込み方法:Web/店頭
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)

松永有理|三井化学株式会社 グリーンケミカル事業推進室

2002年三井化学入社後、プラスチック素材の営業・マーケティング、広報、ESG推進室を経て、2023年6月より現職。「BePLAYER?」、「RePLAYER?」といったバイオマス・リサイクル素材のブランディング・マーケティングに従事。また、2015年には組織横断的オープンラボラトリー「そざいの魅力ラボ(MOLp?)」を立ち上げ、B2B企業における新しいブランディング・PRの形を実践している。PRSJ認定PRプランナー。MOLp?の活動を通して2018年グッドデザイン賞ベスト100、2018トレたま年間大賞(テレビ東京WBS)、Japan Branding Awards2021「Rising Stars」賞受賞。


→ 三井化学株式会社 BePLAYER? & RePLAYER?

D&DEPARTMENT PROJECTが2021年に始めた「Long Life Plastic Project」は、プラスチック製品におけるロングライフデザインの考え方を表現するプロジェクトです。2022年には、マスバランス方式によるバイオマスポリプロピレン100%を使用し、“BePLAYER?”のロゴを刻印したプラスチックマグカップを発表しました。小ロットで開発、販売し、購入者だけが参加できるコミュニティづくりにも取り組むなど、プラスチック製品との新たな付き合い方やその魅力を提案しています。


→ Long Life Plastic Project

NIPPONの47 2025 CRAFT
47の意志にみるこれからのクラフト
会期 2024年11月29日(金)~2025年3月16日(日)
   ※1月1日(水)、2日(木)は休館
時間 12:00~20:00 / 最終入館 19:30
場所 d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F)

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