浄法寺漆のもののまわり 滴生舎の漆器

漆の営みを守り継ぐ、滴生舎のものづくり

古くから「漆」とともに生きてきた二戸地域。
縄文時代の遺跡から漆を塗布した石刀や土器が出土するなど、長く深い関わりがあり、平安時代には、現在の浄法寺塗につながる漆器の製作が始まったと言われています。現在、日本で使われている漆の約95%は外国製。残りの約5%は国産の漆、そしてその8割が岩手県二戸市浄法寺を中心とした地域で採取される「浄法寺漆」です。

 

滴生舎」は「「浄法寺漆」を使った漆器や漆芸品を展示販売している施設です。ツヤを抑えた塗りで加飾はなく、私たちが毎日食卓で使うための漆器を製作、販売しています。

重要文化財の修復に用いられ手に入れることが難しい貴重な「浄法寺漆」。15年育てた1本の漆の木から採取する漆は約200グラム、牛乳瓶1本分です。「滴生舎」で製作している漆器は、下塗りから何度も「浄法寺漆」を塗り重ね、ふっくらと丈夫に仕上げています。手に口にしっとり吸い付くような感触は漆ならでは。修理をすることで長く使い続けることができます。

 

 

今回ご紹介する商品は、汁椀、ねそり、ぐいのみの他、一部受注販売のお弁当箱や、人気の角椀も並びます。この機会に是非店頭にて手に取って触り心地をお試しください。

 

 

\久しぶりに漆塗りのワークショップの開催決定/
滴生舎から塗り師の方をお招きし、浄法寺漆や漆器づくりに関わる技術や仕事について学び、実際に漆塗りのお椀を製作していただきます。

浄法寺漆のもののまわり 滴生舎の漆器

日程
2024/12/27(金)~2025/1/26(日)
時間
12:00~20:00(最終日は17:00まで)
場所
d47 MUSEUM内(渋谷ヒカリエ8F) Map d47 MUSEUM

●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)

<年末年始の営業について>
12/31(日)12:00~18:00
1/1 (水)休業
1/2(木)休業
1/3(金)より通常営業

浄法寺漆のもののまわり 関連イベント
漆塗りのお椀をつくろう
2025年1月20日(月)
滴生舎から塗り師の方をお招きし、漆塗りのワークショップを開催します。
浄法寺漆や漆器づくりにかかわる技術や仕事について学んだあとに、実際に漆塗り体験をしていただきます。今回の漆塗り体験では、外側を木地呂塗で仕上げた椀の内側を、浄法寺漆(黒)上塗り(仕上げ)をします。仕上げたお椀は後日にお渡しさせて頂きます。

漆器のお手入れ方法やお悩みなどお気軽にご相談ください。この機会にぜひ、漆器や漆のまわりについて一緒に学びましょう。


日程2025年1月20日(月)
時間①15:00~16:30/②18:00~19:30
場所d47 MUSEUM内(渋谷ヒカリエ8F) Map
定員各回5名
●お申込み方法:Web/店頭
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)
申し込みはこちらから
浄法寺漆のもののまわり 滴生舎の漆器

滴生舎

日本一の漆産地である岩手県二戸市浄法寺町にて「一貫性のある漆器をつくる場所」として1995年に設立。浄法寺の漆を使った椀とそれをつくる職人の技術を全国へ発信し続けている。