明治12年の創業以来、宇治でも数少ない茶園栽培から製造、加工、販売までを手掛ける茶問屋「堀井七茗園(ほりいしちめいえん)」。
かつて宇治には、「宇治七茗園」と呼ばれる7つの茶園があり、室町時代、三代将軍・足利義満が宇治茶を気に入り、優れた7箇所の茶園を指定したのがはじまりといわれています。しかし、時代の変化によって、7つの茶園はひとつ、またひとつと消えていき、唯一残った「奥ノ山茶園」を堀井七茗園が受け継ぎ、大切に守りつづけています。
堀井七茗園の社名には、今ではなくなってしまった6つの茶園の面影を受け継ぎ、守りながら育てる。そんな思いが込められています。
創業以来、「品質本位」の言葉を基本理念に宇治茶づくりに専念している堀井七茗園。お茶を育てる生産者であり、お茶をつくる職人であり、おいしいお茶を私たちに届ける目利きでもある。宇治茶のすべてに携わるからこそ、宇治茶のおいしさ、楽しみ方を真っ当に伝えてくれます。
今回は、昨年2023年秋に完成したD&DEPARTMENTオリジナル宇治茶(煎茶、玉露、抹茶)に加え、茶葉の繊細な個性を引き出した抹茶をいつもより種類を増やしご紹介します。
会期中の12/14(土)には、堀井七茗園の茶商・前田真吾さんをお招きし、一日限りの試飲会を開催します。お話をしながら、堀井七茗園のお茶を味わってみてください。