わかりやすい染色 －注染－

NIPPON VISION MARKET「大阪?にじゆらの注染手ぬぐい」の特集に合わせて、注染（ちゅうせん）の技を学ぶ染めのワークショップを開催します。注染とは、防染糊を置いた反物をじゃばら上に折り重ね、その上から染料を注ぐことで一度に何枚もの手ぬぐいを染めていく技法です。明治時代に大阪で生まれた技法だと言われています。

今回のワークショップでは、この本格的な注染を体験します。注染ならではのぼかしが美しい「ブーケ」柄で、長さ約３m、幅約35cm角の布を染めていきます。

プロ同様の手順で、布の上に防染糊の土手を作り、”どひん“と呼ばれる道具を使って布を染めていきます。注染のみどころである染料の注ぎ加減で生まれる色のグラデーションや、「にじみ」「ぼかし」といった表情が、どのように作られるのか、実際に手を動かしながら学びます。

完成した布は、お好きな長さにカットして、手ぬぐいとしてはもちろん、スカーフやハンカチ、ランチョンマットなど、いろんな用途にご活用いただけます。教えてくれるのは、手ぬぐいブランド「にじゆら」を展開する染工場・株式会社ナカニ会長の中尾雄二さんです。大阪らしい軽妙なトークもワークショップの楽しみです！是非、ご参加下さい。