TALK 1「微生物がつくる土の世界と、そこから見る食文化との接点」

d47 MUSEUMにて開催中の企画展「NIPPON UMAMI TOURISM」の関連企画として、土の研究者である藤井一至さんをお招きし、私たちの身近に当たり前のようにありながら、実はよく知らない「土」について学び、私たちをとりまく環境や社会を見つめるトークイベントを開催します。
 
人間がこの世に登場するよりもはるか昔から、微生物や菌による分解結合を繰り返しながら土壌を生みだし、生命を育んできた地球。土は水と並ぶ命の源であり、毎日の食卓を支える食べ物の95%が土に由来すると言います。土を通して農業や生態系のしくみを研究している藤井さんの視点から、土の世界の面白さ、日本各地の土と食の関係について聞いていきます。土は何からできるのか、いい土とはどんな土なのか、そんな疑問を紐解きながら、生活と深く繋がっている「土」について知り、改めて「土」との関わりを考えてみませんか。

TALK 1「微生物がつくる土の世界と、そこから見る食文化との接点」

日程
2024/8/25(日)
時間
13:00~15:00
場所
8/COURT(渋谷ヒカリエ 8F) Map 渋谷ヒカリエ
参加費
¥2,000(税込)
定員
30名

●お申込み方法:店頭/Web/お電話
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47MUSEUM)

※お客様都合によるお申し込み後のキャンセルおよび返金はお受けしておりませんので、予めご了承ください。

d47 MUSEUM「NIPPON UMAMI TOURISM」関連企画
d47 MUSEUM第34回企画展「NIPPON UMAMI TOURISM」は「うまみ」をキーワードに、47都道府県の郷土料理と、その保存会や農家などのつくり手、老舗の飲食店まで、食文化を伝える活動を合わせてご紹介することで、日本各地の食の風景を感じていただく展覧会です。そんな展覧会をさらに深く、さまざまな視点で紐解くイベントを開催します。

NIPPON UMAMI TOURISM TALKイベント一覧

【終了しました】○DAY1 6/15(土)「風土を伝えるメディアの役割とこれから」
【終了しました】○DAY2 7/5(金)「海藻食文化日本」
○DAY3 8/25(日)発酵でつながる、自然と文化
○DAY4 9/8(日)郷土料理を道具から考える
登壇者プロフィール
ゲスト|藤井一至(ふじい・かずみち)
1981年、富山県出身。2009年、京都大学大学院博士課程修了後、京都大学研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、現在は国立研究開発法人「森林研究・整備機構森林総合研究所」の主任研究員として、インドネシアの熱帯雨林からカナダ極北の永久凍土までスコップ片手に世界各地を飛び回り、土の成り立ちや、土を通しての農業や生態系のしくみ、持続的な土の利用方法を研究。第1回日本生態学会奨励賞、日本土壌肥料学会奨励賞、日本農学進歩賞、著書『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土を求めて』が第7回河合隼雄学芸賞、第27回日本生態学会宮地賞など受賞多数。

HP 藤井一至のホームページ
聞き手|相馬夕輝(あいま・ゆうき)
展覧会キュレーター/D&DEPARTMENT・d47食堂 つづくをたべるディレクター
1980年生まれ。D&DEPARTMENT OSAKA店長、ストア事業部門ディレクターを経て、飲食部門「つづくをたべる部」ディレクター。全国を取材し、その土地の食文化を活かしたメニュー開発や、イベント企画などを手がける。2016年より「渋谷のラジオ」内番組〈SHIBUYA d&RADIO〉パーソナリティー。
NIPPON UMAMI TOURISM
東京・渋谷のd47 MUSEUMで開催される「LONG LIFE DESIGN」展。第三回目となる今回は「うまみ」をキーワードに、47都道府県の郷土料理と、その文化を伝える活動から、食のLONG LIFE DESIGNを考えます。日本を発祥とし、今や世界共通語となっている「UMAMI」を、味覚としてのうまみを指すだけではなく、それが生まれた背景も含めて語られるべきものととらえ、その土地で生きる知恵として受け継がれてきた、それぞれの風土に繋がる47の「うまみ」を通して、各地の食の風景を感じていただく企画展です。

会期:2024/4/26(金)~9/15(日)
会場:d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F)
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