山口の日本酒「雁木」角打ちの会

「山口らしい日本酒」ってどんなだろう?
八百新酒造さん、地酒のまえつるさんと、その土地らしさを考える酒造りをはじめました。

 
D&DEPARTMENTでは、地域の個性と長くつづくその土地らしさ、環境や文化を学びながら「ロングライフデザイン」をテーマに活動を続けてきました。その中でも「食」をテーマにした活動の場のひとつが、渋谷にあるd47食堂。d47食堂では、2012年の開業以来、47都道府県のその土地らしい食文化を発信し未来に伝え繋ぐ活動を続けています。

 

今回、『d design travel』山口号(2013年刊)をきっかけに出会い、d47食堂の活動に長年ご協力いただいている「地酒のまえつる」2代目の前鶴健蔵さんに監修いただき、山口県岩国市にて140年以上の歴史を持つ「八百新酒造」にてオリジナルの日本酒をつくりました。d47食堂の活動テーマの一つである”その土地らしさ”から「山口らしいお酒」を考える酒づくりの第一弾です!

 

このオリジナル日本酒のリリースを記念して、八百新酒造・杜氏の榊田康之さん、地酒のまえつるの前鶴さんをお招きし、山口の酒の背景を学びながら乾杯する会を開催します!オリジナル日本酒に込めたこだわり、山口の酒のおいしさについて聞きながら、山口の土地で育まれた米と水と人がつくりだす日本酒を味わいましょう!

 

当日は、八百新酒造さんの「雁木」シリーズもラインナップ。お食事は山口の郷土料理を中心にご用意してお待ちしております!ぜひご参加ください。※お食事はキャッシュオン形式にてご提供します。

山口の日本酒「雁木」角打ちの会

日程
2024/7/9(火)
時間
17:30受付/18:00-18:30トークセッション/20:30終了
場所
d47食堂(渋谷ヒカリエ8F) Map d47食堂
参加費
¥3,500(税込)※日本酒飲み放題
定員
50名

●お申込み方法:店頭/Web/お電話
●お問い合わせ:03-6427-2303(d47食堂)

トークセッションでは、「山口の酒」をテーマに、岩国での酒造りや、オリジナル日本酒に込めたこだわりについてお聞きしていきます。トークセッション後は、d47食堂にて日本酒の角打ちと山口県の郷土料理を中心としたお食事をお楽しみください。

ゲスト|八百新酒造「雁木」杜氏・榊田康之さん/地酒のまえつる・前鶴健蔵さん

※トークセッションでワンドリンクをご提供します。トークセッションは着席、終了後は立食形式になります。
※お食事はキャッシュオン形式にてご提供します。
※お客様都合によるお申し込み後のキャンセルおよび返金はお受けしておりませんのでご了承ください。

※お酒を飲むイベントです。
飲酒運転・未成年飲酒は法律で禁止されています。
未成年の方、お車・バイク・自転車でお越しの方は参加できません。
また、身分証などで年齢確認をさせていただくことがございますのでご了承ください。
妊娠中、授乳中の方は酒類のご提供はできません。

酒造りのきっかけ
2023年にd47食堂を会場に開催された山口県下関市への移住を検討している方を対象にした移住セミナー「下関移住トーク」(主催:下関市 広報戦略課 都市ブランド化推進室)。この懇親会で山口の地酒を振る舞っていた前鶴さんと、「山口らしい地酒をつくりたいね」と話が弾んだことからスタートしました。



この移住セミナーは、移住をしてきた後に一緒に地域づくりを担ってくれるようなプラスアルファの効果をもたらす人の獲得を目指して、告知の段階から、この人に来てもらいたいという顔が見えるひとりずつにメッセージを打ち出し、参加者に集まっていただいたのだそう。地域の人を紹介しその土地と繋がりをつくることが必要だとして、前鶴さんをはじめ下関在住の方も多く集まり、一人一人と対話ができるかたちで開催されました。



セミナー後の懇親会ではd47食堂が用意した山口県の郷土料理と、前鶴さんがセレクトした山口のお酒が振る舞われ、「食」の魅力も参加者には伝わったようです。(地酒のまえつるがあるから下関に移住したい、という声も聞かれたほど!)後日、参加者のうち3名が「お試し暮らし制度」を利用して下関を訪れたといいます。

オリジナル日本酒ができるまで
地酒のまえつる・2代目の前鶴健蔵さんに監修をお願いした「山口らしい地酒」。前鶴さんと絵梨さんからご提案いただいたのが「雁木(がんぎ)」をつくる八百新酒造さんでした。



八百新酒造は明治10年(1877年)創業。山口県岩国市にて140年以上の歴史を持つ酒蔵で、雁木ブランドを立ち上げた2000年からは純米酒のみを造り続けています。米という素材そのものの可能性をそのまま引き出すことに打ち込み、余計なものを足したり引いたりせずシンプルに真正面から酒造りに向き合っています。

そして、今回の特別酒をオーダーするにあたり、まえつるのおふたりがD&DEPARTMENTの考え方や活動、そしてd47食堂や各店舗にいらっしゃるお客様をイメージして、味の方向性を考えてくださいました。八百新酒造さんと共有したのは、「上品で優しいお出汁に合わせて楽しめる酒」「雁木らしい味わいと気持ち強めのキレ感」「山口県らしさ」をイメージとして伝え、それらを実際のスペックに落とし込み「西都の雫(山口県オリジナル酒米)に協会9号酵母の純米酒」に行き着きました。いよいよ出来上がったお酒は、口当たりは柔らかく、ほのかな旨みを感じながらスルスルと呑めてしまう辛口の純米酒。食事にも合わせやすく仕上げていただきました。

山口の米と水と人がつくった今回のオリジナル日本酒。嗜好品であるからこそ、その土地らしさを大切にした酒をこれからも選び続けていくきっかけとなり、健やかに続く「食のロングライフ」に繋がればと願っています。
【新発売】dオリジナル雁木 辛口純米
山口県の酒米「西都の雫」を100%使用。口当たりは柔らかく、ほのかな旨みを感じながらスルスルと呑めてしまう辛口の純米酒。食事にも合わせやすい。今回リリースする夏の生酒の後に、秋には燗酒でより魅力が増す火入れタイプも登場!どうぞお楽しみに!

品名 日本酒
原材料 米(山口県産)、米麹(山口県産米)
精米歩合 60%
原材料米 西都の雫(山口県産100%)
アルコール度数 15%
製造者 八百新酒造株式会社(山口県岩国市今津町3-18-9)

発売日|2024年7月11日

全国のD&DEPARTMENT店舗地酒のまえつるにて発売!
※在庫・販売状況は各店舗へお問い合わせください。
製造者|八百新酒造
1877年創業。酒造場は創業時より錦川の河畔にあり、代表銘柄の「雁木(がんぎ)」は、川辺に位置する酒蔵の前にかつてあった船着場で上流から運ばれてきた原料米を水揚げする「雁木」と呼ばれる階段状の桟橋が由来。雁木のラインナップにはさまざまな水際の風景を元に名前がつけられている。水際には様々な "いのち"が息づいているといい、「水際にいのち生まれる」を合言葉に、ひとつひとつの酒に思いを込めて、酒という "いのち"を造り続けている。

HP 八百新酒造
監修|地酒のまえつる/前鶴健蔵
1984年山口県下関市生まれ。「地酒のまえつる」2代目。山口県の地酒を中心に、全国からセレクトした和酒を主に販売する。酒蔵とお客様との心の距離感を大切にしながら「お酒がある暮らし」の意識を広めるべく活動をしている。

HP 地酒のまえつる