世代を超えて使える本物を買う意味。
昔から世界中にYチェアをはじめとするデザイナーズ家具の「リプロダクト(=模倣品)」が出回っています。インターネットが普及したこともあり、通販サイトの画像を見る限りでは、名作家具とほぼ同じなのに、価格は半分以下。デザインがほぼ同じであれば、手頃な価格で購入したいと思う方も多いのではないのでしょうか。
今回、35脚のYチェアを仕入れることができました。30年以上前に製造されたものですが、リペアをすれば変わらずに使い続けられますしなにより、新品と同じ(もしくはそれ以上の)価値が続いていることに、驚きました。おそらく、「リプロダクト」では品質や耐久性の面から、同じことにはならないと思います。
今一度、“本物を買う”ことの意味と、それによって得られる豊かさについて、Yチェアの立体商標登録やリペアにも関わり、本当の名作椅子に長年触れ続けてきた「sim design」の坂本茂さんをお招きし、お話しいただきます。ご参加いただいた方は優先的に、今回入荷したUSEDのYチェアを購入いただけます(数に限りがあるため、ご購入はd SCHOOLにお申し込みいただいた順にご案内をさせていただきます)。
今、「ものを買う」ことにはいろいろな選択肢があります。今回のd SCHOOLが、この先も使い続けることを見据えた「もの選び」の視点を取り入れるきっかけになれば幸いです。
〈 当日の内容 〉
第一部|なぜ本物を買う必要がある?
・リプロダクトが出回っているわけ
・リプロダクトと本物の違い
・本物を買う意味 安さ優先でリプロダクトを買うとどうなる?
第二部|Yチェアのリペア
・リペア事例のご紹介
*d SCHOOL後、どなたでもご覧いただける、張り替えの実演会もございます。