10月20日(日) ~ 1月28日(日)の間、d47 MUSEUMで開催中の「Wellness Folklore」の関連企画として、広島県の熊野筆のつくり手である「瑞穂」の筆職人住吉真さんをお招きし「熊野化粧筆づくりワークショップ」を開催します。
江戸時代末期に、現在の広島県安芸郡ではじまった熊野筆は、伝統製法により筆先の毛を切りそろえず仕上げられ、適度にコシをもった繊細なタッチが特徴で、現在では化粧筆として世界のトップメイクアップアーティストに愛用されるなど、高い評価を受けています。
1968年に事業を開始した「瑞穂」は、熊野筆の伝統的な技法を元に2015年、筆作りの初心に回帰した新時代のブラッシュブランド「SHAQUDA」を発表し、その価値と新しい熊野筆を発信しています。
今回のワークショップでは瑞穂の筆職人で穂先作りを担当する、住吉真さんを講師としてお招きし、「チークブラシ」をつくります。(下の写真のものが完成品。)
細かくウェーブがかかり、ふんわりとした手触りがチークブラシに適しているヤギの天然毛を使用し、「整毛」という一本一本異なる天然毛の癖を見抜き、穂先を整える製穂作業の一部を体験します。
熊野筆職人の手ほどきのもと、実際に自分で天然の毛に触れつくってみることで、「瑞穂」が世界的に評価を受ける熊野筆の技術力をご体感ください。
制作した穂先はお預かりし、仕上げを施し、ご希望の名入れをしたうえで、完成品をお送りいたします。
ワークショップ期間中は筆職人の住吉さんが在店。また、実際に使用している筆づくりの道具も展示いたします。
「SHAQUDA」シリーズの制作も担当する筆職人から直接筆づくりの技術や、ものづくりへのこだわりなどのお話を聞きながら、お気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょうか。