会津木綿のもののまわり

夏は蒸し暑く、冬は雪深くなる会津盆地特有の気候でも、通年で着ることができるように改良を重ね続けてきた会津木綿。戦時中は力織機が鉄の原料として回収されたり、衣類全体が安価な海外製に代わってきた時代背景もあり、最盛期には30軒以上あった織元は残すところ3軒となってしまいました。糸染め・織り・縫製まで一過して行う「原山織物工場(現:はらっぱ)」、1905年創業の会津木綿の工場では一番の老舗である「山田木綿織元」、積極的な商品開発などで新しいチャレンジを進める「IIE」の3社の織元と共に、会津木綿を残そうとする地域を巻き込んでの取り組みも併せてご紹介します。400年もの間、野良着として人々の暮らしを支えてきた会津木綿が、これからも私たちの生活に馴染む日常着としてより身近に感じていただきたいと考え、会津木綿の最大の魅力である丈夫さや触り心地、機能性を感じてもらい、たくさんの方に身につけてもらうきっかけになればと思います。

会津木綿のもののまわり

日程
2023/10/1(日)~12/31(日)
時間
10:00-20:00
場所
D&DEPARTMENT FUKUSHIMA Map 福島県郡山市燧田195 JR郡山駅2F こおりやま観光案内所内

●お問い合わせ:024-983-9700(福島店)

会津木綿セミオーダー会
2023/10/1~12/31
会津木綿の商品3点から、柄や色を選ぶことのできるセミオーダー会を開催します。
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会津木綿のもののまわり

株式会社はらっぱ

福島県会津若松市にて明治32年創業の会津木綿織元「原山織物工場」を引き継ぐかたちで2015年に会社を設立。会津木綿を支える織元3社のうち、唯一染めから織り、縫製まですべての工程を一貫して行う工場。古くから野良着などの生地として、地元に人々に愛用されてきた木綿平織りの堅牢な織物「会津木綿」を、日常生活にも取り入れやすいデザインや商品展開を目指し、日々モノづくりに励んでいる。