d富山店では今年で3回目の特集となる「Classic Ko」のジュエリー。今年もピアスやイヤリング、ネックレスなど、200点以上の作品が店頭に並びます。
「Classic Ko」のジュエリーは、螺鈿・蒔絵という伝統的な加飾技術を用いて、ピアスやイヤリング、ペンダントといった現代の装いに合う作品を提案しています。
螺鈿とは、漆で模様を描いた上に薄い貝片をのせて彩る装飾技法です。蒔絵は、漆で文様を描き、乾かないうちに上から金や銀などの金属粉を蒔いて定着させ、さらに漆で塗り込み何度も磨き上げることで繊細で華やかな模様を描く、日本独特の加飾の技術です。どちらの技術も、古くから武具や茶道具などの道具の装飾に使われてきました。富山の隣、石川県では「加賀蒔絵」として栄え、今でも多くの職人がその伝統を引き継いでいます。
「Classic Ko」を展開する漆工芸大下香仙株式会社は、1894年に創業した加賀蒔絵の技術を継承する工房です。棗や印籠、根付といった伝統の美術工芸品を手がける傍で、2008年からは蒔絵のジュエリーブランドとして新しく「Classic Ko」を立ち上げ、古来から受け継がれてきた伝統の技術を現代の感性で捉え直し、アンティークジュエリーのような独自の作品を作っています。
今回の特集では、白蝶貝を組み合わせた「Assemble brooch」や、フリーサイズリングなど、新作の作品もご紹介いたします。穀雨から立夏に変わる季節。明るい日差しに合うような輝く螺鈿と蒔絵のアイテムをぜひ装いに合わせてみてください。