【会期延長】FROM LIFESTOCK 展 - 「その土地らしさ」を紐解く、7つの織物産地 -

全国各地の機織り産地の個性を紐解きます。

愛知県尾州や群馬県桐生など、日本には多くの機織り産地があります。東京都八王子は、「八王子織物」として1100年以上の歴史を持つ地域です。かつての大消費地であった江戸近郊に位置し、戦後の衣類需要と流通を支えてきました。しかし、大量生産大量消費という、品質よりも価格の安さを求められたことによって、現在では、後継者不足や工場閉鎖が相次ぎ、産地に息づく高い技術力の消失が危ぶまれています。

 

そんな中、私たちD&DEPARTMENTでは、産地に保管されている生地や生地見本を再利用するプロジェクト「FROM LIFESTOCK」を通して、地域に残る技術や知識などの価値を次のものづくりに繋げていく活動をづつけています。今回、八王子の織元「田口織物工場」にご協力いただき、工場に眠っていた布で、東京店限定の「BAG FROM LIFESTOCK」を制作いただきました。「田口織物工場」の特徴である、異なる素材の糸や色を組み合わせた「ジャガード織り」の生地には立体的に浮き上がるような柄が施されています。また、会期中は八王子をはじめ、全国の織物産地の生地を使った「BAG FROM LIFESTOCK」もご紹介。各地の個性ある生地を通して、それぞれの織元が持つ高い技術力が、その土地の「らしさ」として続いていくきっかけになればと思います。

 

【FROM LIFESTOCKとは】
まだまだ使えるのに、在庫としてたまり続けていくものや、流行が過ぎたことで価値がないと思われてしまっている「デッド(DEAD)ストック」を倉庫から出し、「ライフ(LIFE)ストック」、つまり「生きた在庫」と呼び、その価値を活かした次のものづくりに繋げていこうとするプロジェクトが、2014年から展開している「FROM LIFESTOCK(フロム ライフストック)」です。→特集ページはこちら

【会期延長】FROM LIFESTOCK 展 - 「その土地らしさ」を紐解く、7つの織物産地 -

日程
2023/4/14(金)~5/22(月)
時間
12:00~18:00 水・木曜定休
場所
D&DEPARTMENT TOKYO Map 東京都世田谷区奥沢8-3-2

●お問い合わせ:03-5752-0120(東京店)

「FROM LIFESTOCK」展 関連企画
d SCHOOL わかりやすい八王子織物
-東京の繊維文化を支え続ける、八王子産地のものづくり-
日時:2023年4月22日(土)10:30~11:30頃


その土地にしかない個性や技術の魅力、さらには、これからのものづくりの可能性について、八王子で染工場を営みながら、全国各地の織物産地をまわり、ものづくりの楽しさを発信する奥田染工場代表の奥田博伸さんをお招きし、D&DEPARTMENTのファッション部門のコーディネーターの重松と深掘りをしていきます。テキスタイルや、織物産業に興味のある方はもちろん、八王子という街や、私たちの暮らしに身近なモノの背景・産地に関心がある方など、ぜひご参加ください。

→詳細・お申込はこちら
\東京店・数量限定販売/
東京都八王子は「八王子織物」として、1100年以上の歴史がある織物の産地です。今回、東京都八王子の作り手、田口織物工場さんにご協力いただき、工場に眠っていた「デッドストック」の布を使用したアイテムを、数量限定で販売いたします。織元が持つ高い技術力が、その土地の「らしさ」を感じていただければと思います。>>田口織物工場
①BAG FROM LIFESTOCK
お買い物バッグなどに便利なTOTEと、お弁当入れに適したコンパクトなMINIの2種類をご用意。内ポケット付きなので、収納力も抜群です。生地の手触りも一つずつ異なるため、お気に入りの1枚を見つけてください。
※画像はイメージです
②MATERIAL FROM LIFESTOCK ハギレ詰め合わせ
産地や工場で保管されている生地の中には、BAG FROM LIFESTOCKを制作するには小さすぎるハギレもあります。これらを「MATERIAL FROM LIFESTOCK=生きた在庫」として、素材のまま、贅沢に詰め合わせて販売します。是非、長く使い続けられるアイテムへ活用していただければと思います。
※画像はイメージです