伊勢志摩の真珠を学ぶ

私たちが美しいと思い身につけているアクセサリー。
とりわけ真珠は、日本人にとって、とても身近なジュエリーです。それらがどのような環境で育てられ、加工され、私たちの手元に届いているのか。ただ美しいだけではなく、生まれる背景を知ることにより、真珠の価値や私たちが残していくべき技術、守っていくべき海の環境など、伊勢志摩の真珠のもののまわりについて学び、考え、次に伝えいく機会になればと思います。
※あこや貝の加工品試食付き

 

〈ヤシマ真珠について〉

「ヤシマ真珠」の歴史は1949年、三重県志摩市の英虞湾(あごわん)を望む、間崎島(まさきじま)に設立された弥志磨真珠養殖場より始まりました。上質なあこや真珠を養殖から採珠、選別、加工、販売に至るまでの行程を、すべて親族間で関わり合いながら一環して行われています。伊勢志摩産のあこや真珠は海外の真珠などと比べ、透明度と輝き(照り)に優れ、伊勢志摩の土地や気候、長くつづいてきた歴史や文化、先人達の高い技術力とその継承から生まれた美しさの結晶です。

会期中の10月22日(土)、23日(日)には山本行太さんをお招きし、伊勢志摩の真珠のセミオーダー会を開催します。

→セミオーダー会についてはこちら

 

 

〈講師|ヤシマ真珠 山本行太さん〉

三重号のキーマンにも選ばれているヤシマ真珠5代目 山本行太さん。山本さんは、伝統だけない幅広い視点からこれからの真珠を伝えていくことにも取り組んでいます。耐熱ガラスメーカーHARIO Lampwork Factoryや三重県鈴鹿にあるオートバイのマフラー製造メーカークラフトアルマジロ社のチタンなど、これまでに、真珠と組み合わせられることがなかった様々な素材とコラボレーションする(CROSPEARLプロジェクト)ことで、真珠の新たな価値や魅力を発信しています。また現在は時代のニーズに応えるように、次の世代につげていくためのリ・フォームも積極的に行っています。

ヤシマ真珠について

伊勢志摩の真珠を学ぶ

日程
2022/10/22(土)
時間
12:00~12:45
場所
d47 MUSEUM Map d47 MUSEUM
参加費
¥1,050(税込)*当日現金にて支払い
定員
7名

●お申込み方法:Web/店頭
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため状況によっては、やむをえず中止させていただく場合がございます。

d design travel MIE EXHIBITION
三重県の個性を、「デザイン」と「旅」の視点から見る展覧会
47都道府県のトラベルガイドシリーズ『d design travel』の31号目「d design travel 三重」の発刊を記念した展覧会。d47 MUSEUMでのトラベル展の開催は、約1年ぶり。会場に併設されたミュージアムショップには、編集部のおすすめする“三重らしい”手土産も並びます。ぜひ会場にて「d design travel 三重」を立体的に体感ください。

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d design travel MIE
日々磨かれる伊勢のデザイン
あれも三重?これも三重!?日本の暮らしのルーツを辿っていくと、気づけば伊勢(三重県)が浮かび上がる。2000年以上続く伊勢神宮信仰に、現代人にも宿る伊勢商人や御師の精神。木曽三川、伊勢湾、太平洋と、異文化が集まりやすい地理的条件も重なり、美しさを保ちつつ、新たに生まれてくるものも多い。今の三重県をつくってきたのは、当たり前に続けてきた神さまも一目置く(?)途方もない人間の営みだ。
(d design travel 編集長・神藤秀人)

表紙:『空が動く』2018年 中谷 ミチコ(撮影:松原豊)

展覧会会場では、9月23日(金祝)より、三重号を先行販売しています。

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