京都 祇園ない藤のJOJO

京都・祇園で140年以上の歴史を持つ老舗はきもの匠「祇園ない藤」。五代目店主である内藤誠治さんが、草履の原点を見つめながらも未来作りに挑戦し、スーパーベーシックを目指して2013年に発表したサンダルが「JOJO Naitou」です。

 

元々日本の「履物」は、草履をルーツとしたつま先に力を入れ活動的に動くように作られていたのに対して、海外の「サンダル」は力を入れずに引っ掛けて歩くような作りでリラックスした休憩用の履物として発達してきた点で大きく違いがあります。 洋式の靴が日本でも履かれるようになり、現代社会では日本の履物のように足指を使って歩くことはほとんどない生活様式となった現代の生活の中で、「JOJO Naitou」は日本の伝統的な履物を原型としながら、元々の人間本来が使うべき指を使い歩くのを促す機能と構造をそのままに作られています。

 

古くから続く普遍的な構造と、現代の暮らしやスタイルに合わせた素材感やファッション性、そして修理を繰り返しながら長く使える点などD&DEPARTMENTが提案するロングライフデザインの考えにも通ずるまさに現代的履物です。

 

今回の企画展では、JOJOサンダルを現物とともにパーツごとにご紹介。JOJOの定番以外にも「FROM LIFESTOCK PROJECT」により生まれた、D&DEPARTMENT限定のJOJO FROM LIFESTOCKもご案内します。

 

今の時代に寄り添うデザインと素材を集めて作られた日本のサンダルJOJOの、靴とは違った履き心地をこの機会に是非試してみてください。

京都 祇園ない藤のJOJO

日程
2022/8/31(水)~9/26(月)
時間
11:00~19:00(定休日:火曜日)
場所
D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA 3 Map D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA3

●お問い合わせ:098-894-2112(沖縄店)

4つのパーツで構成された
長く使えるサンダル
JOJOは花緒、前ツボ、インソール、アウトソールの4つのパーツでできていて、組み合わせを楽しむとともに、それぞれを交換・修理できるようにつくられています。
使い込むほどに足の形になじみ、自分だけのJOJOになっていきます。革靴などと同じように、ケアしながら一生ものとして付き合えるサンダルです。
つま先を使って歩くためのサイズ選び
より活動的に使ったり、足の指を使った歩き方を促したりするために、少しかかとが出るくらいのサイズを選んでいただくことをおすすめします。
目安としては、かかとは出ているが、かかとの骨が乗っかるくらい。それを基準に、よりアクティブに使う場合はワンサイズ小さめを、リラックスして履く場合は大きめをお選びください。サイジングもぜひスタッフまでご相談ください。
京都 祇園ない藤のJOJO

祇園ない藤

「ない藤」は京都で100年を越えて履物を作り続ける「用の美」伝承によるモノ作りの老舗です。履物は風土の培われた暮らし、生活様式から生まれた道具で、衣装の従者ではありません。「ない藤」はそのような履物の本質を理解し、使い手を主人公とした"席"に"時"に寄り添い、見目麗しく、使いやすい、そして修理可能な履物を作り続けております。見た目の美しさだけにとどまらず、その日の目的や格調を表す意味を含んだ特別な一足を、入念な下ごしらえと丁寧な仕事で一人ひとりのお客さまの歩き方や足の特徴にも添うように仕上げてまいります。(5代目 内藤 誠治)