「森と街をつなぐ山のしごと」展〈 8月 〉木こりの仕事に学ぶ山の楽しみ方

5月から8月にかけて3つのテーマで、「森と街をつなぐ山のしごと」を紹介してきたこの企画。最後の8月は、ちょうど今の夏の時期に行う、もっとも過酷な作業といわれている「下刈り=(春に植えた苗木の周りに生えてくる雑草やツルを刈るという作業)」の木こりのリアルな仕事をご紹介します。

 

木こりにとって下刈りの天敵は「暑さ」と「蜂さされ」。山へ出かけるときに持参する水の量や、蜂に刺されたときに応急処置をするための持ち物などを展示します。そして、会期限定で檜原村で採れた山のカケラも販売。木に触れてみると、木目や色、質感など、実にさまざまな個性を感じることができます。山のしごとを経て、私たちのもとに届いた木材から好みのものを選び、日々の暮らしに是非取り入れてみてください。

 

「森と街をつなぐ山のしごと」展〈 8月 〉木こりの仕事に学ぶ山の楽しみ方

日程
2022/8/8(月)~2022/8/30(火)
時間
12:00~18:00(水木定休)
場所
D&DEPARTMENT TOKYO Map D&DEPARTMENT TOKYO

●お問い合わせ:03-5752-0120(東京店)

会期限定で、檜原村の「山のカケラ」を販売します!


これまでの木材販売では、木1本のうち、建築材料等として使える真っ直ぐで節の少ない幹部分のみ(全体の 50%) が収穫され、原木市場に並んでいました。東京チェンソーズは今まで市場に流通しなかった残り50%の素材を、「1本まるごと販売」という、規格に収まらない山のカケラを見つめ直す試みを始めています。そこで今回、会期中限定で間伐中に採れた木の枝や丸太の輪切り、ヒノキのオイルポットなどを東京店でも販売します!。木1本から採れる素材は同じ形が2つと無く、どれも美しく、力強さを秘めています。使い方は皆さん次第。様々なアイディアを巡らせながら、一緒に木材の使い方を、林業の未来を考えましょう。
東京チェンソーズ×D&DEPARTMENT TOKYO
「森と街をつなぐ 山のしごと」展
木製品が使えたり、美味しい水が街に運ばれたり、天災による土砂崩れが起きにくくなったり、生きるのに必要な空気がしっかりと循環されたりする裏側には“山のしごと”がありました。本企画は5月から8月にかけて4つのテーマで、「森と街をつなぐ 山のしごと」をみなさんに体験いただきます。東京チェンソーズの「山のしごと」を通して、私たちの暮らしと森、街のつながりについて考える機会にしていただけると幸いです。

会期:2022年5月14日(土)~8月30日(火)
場所:D&DEPARTMENT TOKYO 2Fショップ
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「森と街をつなぐ山のしごと」展〈 8月 〉木こりの仕事に学ぶ山の楽しみ方

東京チェンソーズ

東京都檜原村で2006年創業(2011年法人化)。林業の現場から加工・販売までを一貫して行う。1本の木をまるごと使うことで、木に付加価値をつけ、「小さくて強い林業」の実現を目指す。枝や葉、曲がり材、根株など一般的には流通しない“まるごと素材”を空間デザインや建築設計の専門家と組んで装飾や内・外装に活用するほか、おもちゃや日用品に加工して販売。まちへ出向くワークショップ“森デリバリー”も積極的に行う。

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