割れたうつわの修理の日

「モノ継ぎ」 持永さんに
うつわの修理をお願いする

生活用品は、生活の道具。毎日使う道具であれば、どこかが壊れたり、くたびれてしまうことは避けられないことです。きちんと作られたものは、直しながら使っていくことが理想的です。D&DEPARTMENTでは、直しながら使い続ける、そのものの寿命を全うしてあげることもまた、ひとつのロングライフデザインと考え、ものを買ったその後にも、どこかが壊れてしまったときに「リペアする」という選択肢がお選びいただけるよう、修理修繕にまつわるサービスを行なっています。

この回では美術品・器のお直し「モノ継ぎ」 持永かおりさんにお越しいただき金継ぎによる修理のご相談とご依頼を受付いたします。

割れたうつわの修理の日

日程
2024/11/17(日)  ※次回日程は都度更新いたします。
時間
12:00~16:00
場所
D&DEPARTMENT TOKYO 2Fショップ

<ご予約受付時間>
○12:00~ ○12:20~ ○12:40~ ○13:00~ ○13:20~ ○13:40~ ○14:40~ ○15:00 ○15:20~ ○15:40~
上記時間帯よりお選びください。お持込み点数により枠が埋まりますのでご了承くださいませ。
1~2点...1枠(20分)
3~4点...2枠(40分)
5~6点...3枠(60分)

<お申し込みから完成品お渡しの流れ>
割れた器をお持ち込みください。金継ぎ師の持永さんより仕上げ方法・お見積もりをお出しします。修理確定の場合、ご指定の納期をお待ち頂いた後、持永さんより修理完了のご連絡、着払いにて発送を進めます。
※梱包・作業手数料 1点につき 550円(税込)を頂戴します。


●お申し込み・お問い合わせ
・東京店のInstagram ダイレクトメッセージ → Instagram|@d_d_tokyo
・店頭/電話 03-5752-0120(東京店) ※定休日|水曜・木曜

協力:モノ継ぎ

「金継ぎ」とは
「 漆継ぎ 」とも呼ばれる、日本独自の陶磁器の割れや欠けの修理法。割れたパーツを漆でつなぎ、あえて金粉や銀粉を蒔いて化粧をすることで、その修理跡も器の新しい模様として捉えるという日本独特の美意識から生まれたものです。

現代では様々な接着剤を使用した方法も見られますが、D&DEPARTMENTでは飲食用として使えるよう、漆を使用する伝統的なやり方での修理を承ります。
【修理例について】
よくあるご相談をのせました。割れや欠けは素材や症状によって様々ですので、修理代は状態によって上下します。参考までにご覧下さい。
真っ二つに割れてしまった。
仕上げ:銀継ぎ、マット仕上げ

修理代:11,000円前後
納 期:約6ヵ月
縁が欠けてしまった。
仕上げ:金継ぎ磨き仕上げ

修理代:9,000円前後
納 期:約4ヵ月
バラバラに割れてしまった。
仕上げ:銀継ぎ、マット仕上げ

修理代:19,000円前後
納 期:約10ヵ月
ギシギシいうほど深いヒビが入ってしまった。
仕上げ:金継ぎ、マット仕上げ

修理代:15,000円前後
納 期:約6ヵ月
深く大きく欠けてしまった。
仕上げ:銀継ぎ、マット仕上げ

修理代:9,000円前後
納 期:約4ヵ月
破片がなく、大きく破損している。
仕上げ:漆継ぎ、朱赤仕上げ

修理代:18,000円前後
納 期:約10ヵ月
マグカップ持ち手の割れを補強
マグカップや急須の持ち手は負荷のかかる箇所のため、麻糸や布で補強すると安心して使えるようになります。
費用の目安は、補強無しの金額の5割り増し程度です。

仕上げ:銀継ぎ、磨き仕上げ
修理代:19,000円程
納 期:約10ヶ月
【ガラスの修理について】
※現在、ガラス用国産漆による修理の受付は、欠けのみとなります。
※割れとヒビの修理は、紫外線感光型接着剤での修理になります。
飲食には使えませんので、ワイングラスの足や置物などの修理にご利用ください。

1.ガラス用国産漆による修理
安心して飲食に使える唯一の修理法。
漆が茶褐色なため、場所によっては黒い漆がガラスを通して見える場合もあります。

2.紫外線感光型ガラス用接着剤による修理
飲食には使えないが、無色透明に直せる修理法。
割れとヒビの修理に適しています。
不透明のガラスは紫外線を通さないため修理をお受けできません。

※ガラスの修理は難易度の高い技術を要するため、場合によっては修理をお受けできない場合もあります。予めご了承いただき、お持ち込みください。
割れたうつわの修理の日

「モノ継ぎ」 持永かおり

多摩美術大学でガラス工芸と陶芸を学ぶ。卒業後「いけばな草月流」本部造形コースの助手として指導にあたりながら、多くの美術品や花器などの修復を手がける。2011年の震災をきっかけに、モノを作る側から直す側へと転身。世田谷区の自宅にて国産の漆を使った美術品・器のお直し「モノ継ぎ」を立ち上げる。D&DEPARTMENT の「ものを新しくつくらないこと」と言うデザインリサイクルのテーマに共感。同社のリペア事業に参加し、現在はHPでの受注も合わせ年間300個をこす器の繕いを手がける。著書に「繕うワザを磨く 金継ぎ上達レッスン」(メイツ出版)がある。

モノ継ぎホームページ