【6/11より開催】京都 「洸春窯」の手仕事

京焼・清水焼の始まりは平安時代以前と言われており、江戸時代に入って茶の湯の文化が広く流通したことをきっかけに急速に広まったとされています。京都では焼物に適した土をほとんど採ることができないため、例えば備前焼や有田焼のように、決まった土や技法がありません。しかし、当時文化の中心であった京都は様々な焼物の需要があったため、京都の陶工達は各地の土や技法を独自に取り入れて、新しい器作りに取り組んできました。洸春窯も、京焼・清水焼を手がける窯の一つです。

洸春窯は、1943年に京焼・清水焼の主要産地の一つである東山区日吉地区に開窯しました。白地に藍色の絵付けという伝統的な京焼から始まり、2代目は、茶の湯の世界で重宝されていた中国伝来の色鮮やかな彩色が特徴の交趾焼を、日常の食器に取り入れた新しい作風を生み出しました。そして現在は3代目の高島 慎一さんが、交趾焼の技術の一つである「いっちん」技法を用いて七宝柄を手描きする作風を生み出し、茶道具から日常の器まで制作しています。

今回の展示では、京都店で定番のお茶漬け茶碗以外にも、交趾を用いた色鮮やかな急須や湯のみ、「いっちん」技法を用いたお皿やうつわ、豆皿などを販売します。また、近日中にD&DEPARMTNETオリジナルのマグカップも発売予定です。

洸春窯の手仕事の美しさと、個性が溢れる京焼の魅力を感じてみてください。

【6/11より開催】京都 「洸春窯」の手仕事

日程
2021/6/11(金)~7/26(月)
時間
11:00~18:00(6月中は、金・土・日のみの営業となります)
場所
D&DEPARTMENT KYOTO

●お問い合わせ:075-343-3217(京都店)

※6月中は金・土・日のみの営業となります。7月の営業については、社会状勢を考慮し、HP上や京都店の公式Instagram、Facebookページにてお知らせ致します。
※社会状勢を受け、状況により定休日や営業時間を変更とする場合がございます。
※最終日は17時までとなります。

【6/11より開催】京都 「洸春窯」の手仕事

洸春窯 高島慎一

1972 京都市に生まれる
1996 立命館大学大学院理工学研究科修士課程修了
1998 京都市工業試験窯業研修終了
1999 京都府陶工高騰技術専門校終了
1999 京焼・清水焼展入賞(2007/2010/2012-2017)
2003 Monster Internazionale dell’ s Arredamento(Italy)
2005 個展(京都高島屋・阿部野近鉄)
2007 個展(梅田阪急 2008/2009/2011)
2012 京焼・清水焼伝統工芸士認定 京都市伝統産業「未来の名匠」認定 2017 個展(千匠文化・上海)