わかりやすい“民藝”-岡山編-

『d design travel 』では、編集部がその土地の個性を旅をしながら見つけると共に、取材を通し出会った各地の方々にも、その土地を切り口に連載を持っていただいています。福岡県にある「工藝風向」店主の高木崇雄さんには“民藝”についてこれまでに16回、様々なテーマで執筆していただいてきたと共に、2020年より勉強会も開催を始めました。
民藝について言葉自体は知ってはいるものの、うまく説明できない部分も多い私たち。そんな疑問を連続企画として高木さんに紐解いていただきながら、連続講座の第3回目となる今回は、「用の美」と「用即美」をテーマにお話を伺っていきます。

 

後半は最新号『d design travel 岡山』での連載についても交えながら、岡山県から「須浪亨商店」の須浪隆貴さん、「石川硝子工藝舎」の石川昌浩さん(オンラインで参加予定となります)、d design travel 編集長の神藤も入り、岡山県の“民藝”についてのトークセッションを行います。

 

この会を通し、私たちも皆さんと共に“民藝”について学び、ものごとの見方を改めて考えるきっかけとしたいと思います。

 

【開催にあたり/高木崇雄(工藝風向)】
「民藝/みんげい」を、狭く閉じた「呪い」としてではなく、広く明るい「祝福」として考え直すための学びの会です。今回のテーマは「用の美」と「用即美」。もっぱら「機能美」と同一視されやすい言葉ですが、柳宗悦はどのように「用」と「美」の関係を捉えていたのでしょう。具体的な品々とともに、一緒に考えてゆきたいと思います。はじめて参加される方にもわかりやすく解き明かしますので、お気軽にご参加ください。

 

<第一部>
わかりやすい“民藝”
「用の美」と「用即美」
登壇者:高木崇雄(工藝風向)

<第二部>
『d design travel 岡山』での連載
岡山県の“民藝”について
登壇者:高木崇雄(工藝風向)/須浪隆貴(須浪亨商店)/石川昌浩(石川硝子工藝舎)/神藤秀人(D&DEPARTMENT)

わかりやすい“民藝”-岡山編-

日程
2020/11/19(木)/オンラインは見逃し配信もあり
時間
18:00~20:00(会場参加の受付は17:30~)
場所
d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F) Map d47 MUSEUM

●お申込み方法:
【会場参加】Web/店頭/お電話(03-6427-2301)にて
【オンライン】Webにて

●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)



【会場参加】岡山号または『わかりやすい民藝』をお持ちの方は、ご持参の上当日受付にてスタッフにお見せください。
【オンライン】お申し込み後に視聴用のURLを改めてご連絡させていただきます。

【会場参加】わかりやすい“民藝”-岡山編- @渋谷ヒカリエd47 MUSEUM
11月19日(木)18:00~20:00(受付は17:30~)
定員:15名
参加費:4,000円(税込・岡山号または『わかりやすい民藝』付)
※いずれかの書籍をすでにお持ちの方は、3,000円(税込)
申し込みはこちらから
【オンライン】わかりやすい“民藝”-岡山編-
11月19日(木)18:00~20:00/見逃し配信あり
参加費:1,500円(税込)
<申し込み締め切り>11/19当日の15時まで
申し込みはこちらから
d design travel OKAYAMA
裏表のない、“晴れの国”の豊かな暮らし。

桃太郎という“仕事”と、鬼という“暮らし”。物語には対極の生き方が存在するが、岡山県の人々の中には、表も裏も、オンもオフも、分け目のない総括した生き方がある。それは「晴れの国」という安堵感がそうさせもし、サステナブルな地域づくりへの意識も高い。いいも悪いもなく、誰もが自由な生き方をしたっていい。

「d design travel OKAYAMA」特集ページ(リンク)
岡山県の“民藝”
「セルフメイド」な人々
岡山県において、場所や産品、誰か一人を指さして、これこそが 〝民藝〟 だ、と示すことは到底できそうにない。あまりにも多過ぎるのだ。ひとまず、岡山で最も民藝運動の盛んな土地、倉敷から検討を始めるとする……(本文より)「工藝 風向」店主の高木崇雄さんが “民藝”と“ロングライフデザイン”を繋ぐ、連載第16回。
わかりやすい民藝
大好評だった勉強会から生まれました。
工芸店「工藝風向」店主・高木崇雄さんが語る、
わかりやすい 〈民藝〉の本。

柳宗悦らにより、〈民藝〉という言葉が生まれたのが1926年。それから90年以上たち、暮らしを彩ってくれる〈民藝〉はよく知られるようになりました。〈民藝〉への親しみや興味は高まるものの、真正面から捉えようとすると難しさも感じる今だからこそ、あらためて「〈民藝〉ってなに」を、工芸店「工藝風向」の高木崇雄さんに教えていただきました。

『わかりやすい民藝』詳細(リンク)
わかりやすい“民藝”-岡山編-

高木崇雄(たかきたかお)

工藝風向」店主。日本民藝協会常任理事・『民藝』編集長。
1974年高知生れ、福岡育ち。京都大学経済学部卒業。2004年に「工藝風向」設立。柳宗悦と民藝運動を対象として近代工藝史を研究し、九州大学大学院芸術工学府博士課程単位取得退学。著書に『わかりやすい民藝』(D&DEPARTMENT PROJECT)、共著に『工芸批評』(新潮社青花の会)など。