12.7更新
のべ484名の方にご支援頂き、無事にプロジェクトが成立しました!
応援ありがとうございました。
『d design travel』は、制作資金の重要な柱としてクラウドファンディングを位置づけ、
トラベル誌を必要としてくださる方々をサポーターとして募っていきたいと考えています。
編集部は、次号『茨城号』の制作に向けて準備を進めています。
『d design travel』を作り続けたい vlol.29茨城号|READYFOR
【リンク】https://readyfor.jp/projects/d-ibaraki
まず最初に、前回の『d design travel』vol.28「岡山号」制作支援にご協力いただいた皆さまも、そうでない初めての皆さまも、本プロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。
今年、新型コロナウイルスによって、本シリーズの制作存続は危ぶまれました。それでも、クラウドファンディングのおかげで、その制作のための資金援助だけでなく、明るく前に突き進む「勇気」をもらうことができ、本シリーズの価値に改めて気づかされました。
そして今回、2度目のクラウドファンディングに挑むにあたり、ひとつご報告があります。
2009年の創刊以来、『d design travel』シリーズは定期刊行物として作ってきましたが、それは次の「茨城号」が最後になります。2021年3月以降は、不定期刊行物として、助成金を含め、予算が整った場合のみ制作する意向です。
もちろんD&DEPARTMENTは、たとえ時間がかかったとしても、残り18県、本シリーズのコンプリートへ向けて鋭意活動していきます。
ただ、そのためには、「この本をつくり続けていく意味」を信じて応援してくれる、 "ロングライフデザインの精神" を周囲に伝染させてくれる、全国の「仲間」の存在が必要です。それが、このたびの不定期刊行への移行で、いよいよはっきり身に沁みることになりました。
今回のクラウドファンディングは、そんなことも背負いながら、「『d design travel』が、茨城に、日本に、必要か?」と皆さまに問いかける、挑戦だと思っています。
目標額は、500万円。大きな金額ですし、しかも再びAll-or-Nothing形式(達成しなければ全額返金)。
それは、47都道府県を走り続けるため、このファンディングを通して『d design travel』のコミュニティーを築き、不定期刊行になった以後も維持していきたいという、僕たちなりの覚悟でもあります。
物事は、続いていくことで「文化」になります。
本書は、デザイン視点を持つトラベルガイドブックであること以上に、今、日本がもっとも大切に残していかなければならない、「その土地らしさ」=「日本らしさ」を重点にした、旅行記型の "文化誌" でもあります。
すでに本シリーズを手に取っていただいた方の中には、旅の目的地の選定、故郷の家族や友人への贈り物、さらには、その地へ移住するご自身への「生活の参考書」としてご利用いただいている方もいるそうで、そんな話を耳にすると、本シリーズを作り続けてきて本当によかったなと思うし、叶うならばこれからも作り続けたい、と願うのです。
ご賛同いただけましたら、どうか、ご支援よろしくお願いいたします。
d design travel 編集部 (三代目)編集長・神藤秀人