返却中|金井工芸「泥染の染め直し受付」

※12/17(木)より、染め直した洋服を返却開始します。

 

奄美大島で約1300年以上前から伝わる織物「大島紬」。
その「大島紬」の特徴でもある漆黒の色は、奄美の伝統染色技法「泥染め」によって染められています。染料となるのは、山から採取した「車輪梅(しゃりんばい)」を煮出し発酵させたものと、長年島に残る泥田の“泥”。それを交互に100回近く染め重ねていく、まさにその土地だけでしか出来ない染色技術です。

 

そんな「泥染め」の工程を担う「金井工芸」にて、今回特別に洋服の染め直しを行っていただきます。選べる色は「泥染め」と「藍泥染め」の2色から。
この機会に、シミや色あせてしまったお気に入りの洋服を染め直してみませんか。1枚1枚手で染めていただく、天然染料ならではのムラ感も楽しんでいただきたいです。

 

 

染め価格(すべて税込)

■半袖シャツ、長袖シャツ 泥染:8,250円/藍泥染:10,120円

■スカート、パンツ 泥染:9,350円/藍泥染:11,220円

■チュニック、ワンピース 泥染:9,350円/藍泥染:11,220円

■ジャケット 泥染:9,900円/藍泥染:12,320円

■薄手コート 泥染:11,000円/藍泥染:13,420円

 

受付に関して
■d47 design travel store店頭のみで受付いたします。
■受付期間、ならびに引渡期間は、d47 design travel store SNS(facebook,instagram)にてお知らせします。
■お申し込み時に代金をお支払いいただきます。
■染め上がり後の引渡期間は3ヶ月とし、期間を超えてお引取りがない場合はこちらで処分します。
■機械付けされたボタンは外れる場合が多いため、あらかじめボタンは外してからご参加ください。

 

注意事項
■染色可能な素材は綿・麻・シルク・レーヨンに限ります。
■中綿が入っているもの、肩パッドが取り外せないもの、厚手の生地はお受けできません。
■生地に薬品や油が付着している場合、その部分の染まり方が異なる場合があります。
■刺繍糸や、タグ、裏地などが上記素材と異なる場合、その部分のみ染色されない可能性があります。
※ 事前に漂白剤、柔軟剤が入ってない状態で洗濯をして乾いた状態でお持ち込みください。

 

8/YouTubeで公開中
d47design travel storeオンライン見学ツアー 鹿児島県・奄美大島の泥染め

返却中|金井工芸「泥染の染め直し受付」

日程
2020/12/17(木)~2021/3/16(火) 水曜休
時間
12:00~20:00
場所
d47 design travel store(渋谷ヒカリエ8F) Map d47 design travel store
定員
限定30着の受付(受付はすでに終了しています。今回はご返却のみとなります。)

●お申込み方法:d47 design travel store 店頭
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47 design travel store)

泥染め
「泥染め」は、奄美大島特有の染色方法で、島内に自生する「テーチ木 (車輪梅)」という低木常緑樹を煮出して作った染料で染めた後に、泥田に浸す作業を繰り返すことを言います。「テーチ木」に含まれるタンニン色素と奄美大島の泥に含まれる鉄分の化学反応を利用した染色方法で、「泥染め」はまさに奄美大島の自然が作る色と言えます。 生地や素材によって染まり方も変わりますが、くすんだブラウンに染まります。
藍泥染め
「藍泥染め」は、「藍染め」した後に「泥染め」でさらに染め重ねることにより作られます。インド藍使用し、藍染をした後に干す。その鮮やかな藍色に「泥染め」の工程を加えていくという大変手間のかかる方法で「金井工芸」ならではの独特な染色です。 藍染めとは違ったグレーがかった深みのある藍色に染まります。
金井工芸について
「金井工芸」は、本場奄美大島紬の代表的な染色方法である「泥染め」をはじめ、豊かな自然から作る天然染色を行なう。 工房ではテーチ木を採取し、染料を作ることから始まり、大島紬の絣に使われる糸の染めから、「HiHiHi」や「MULTIVERSE」などのファッションブランドのコラボなど様々な分野からのニーズに応え、さらにサンゴや山羊の骨を染めた泥染プロダクトを製作するなど、伝統技術を伝承しつつ新しい表現にチャレンジしている。
金井工芸:www.kanaikougei.com
d design travel 鹿児島・増補改訂版
鹿児島は、大きな島であり"舟"のよう。

目の前に広がる海の"向こう"に、豊かな未来を夢見てきた鹿児島人。個性が外と行き交い、他にはない、県で一つの大きな文化をつくってきた。時代というあらゆる波を超え、宇宙とだって交信する"海洋国家・SATSUMA"。どっしり桜島に見守られながら、日本を牽引する"舟"のようだ。
鹿児島号を詳しく見る(リンク)