わかりやすい民藝 TOUR+TALK -安川慶一の仕事をめぐる旅-

D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERYにて開催中の「安川慶一の仕事展」では、富山県出身の木工家・建築家の安川慶一にスポットをあて、安川の仕事を通じて、民藝運動と富山のつながりをご紹介しています。展覧会に合わせて実施している、民藝について学ぶ勉強会の第2回は、安川慶一が携わった建築物を中心に、富山の土徳に触れる日帰りツアー+トークです。ツアーには、ナガオカケンメイに加え、浜田晶則さん(浜田晶則建築設計事務所)、内田まほろさん(日本科学未来館)がスペシャルゲストとして同行します!

 

柳宗悦の愛弟子の一人として、富山に「民藝」を根付かせ育てた安川慶一が手がけた建物が今も富山県に遺されています。南砺市にある「城端別院 善徳寺」の「研修道場」は、敷地内にあった「詰所」を安川が研修道場へと改修設計したものです。本展の共同企画者である(一社)富山県西部観光社 水と匠では、この研修道場をこれからの「美しい暮らしの道場」へと改修することを検討しています。また、「富山市民芸館」は、岐阜県神岡町にあった美しい板倉を移築し、安川がその設計や展示品の蒐集を担い、自らが初代館長を務めました。

 

ツアーではこれらの建物の見学に加え、善徳寺本堂をはじめ、通常は非公開の書院・庫裏、そして柳宗悦が逗留し、民藝思想の集大成とも言われる『美の法門』を書き上げた「御広敷」も亀渕輪番の解説により拝見します。城端の自然と信仰とともにものづくりを行う絹織物の「松井機業」も訪問。富山市民芸館・民芸合掌館(こちらも安川が移築、設計)では、本展に合わせ、安川による収蔵品に加え、安川ゆかりの品を特別展示中。田尻学芸員の解説で拝見した後は、d富山店ギャラリーであらためて「安川慶一の仕事展」を見てみましょう。

 

ツアーの最後には、ナガオカケンメイ・浜田晶則さん・内田まほろさんらスペシャルゲストによるトークに参加。民藝、富山の土徳、健やかな美が宿るものや空間とそれらを巡る思索に浸る1日です。

わかりやすい民藝 TOUR+TALK -安川慶一の仕事をめぐる旅-

日程
9/12(土)
時間
9:30~20:30
場所
城端別院善徳寺・松井機業・富山市民芸館・民芸合掌館・D&DEPARTMENT TOYAMA
参加費
旅行代金:¥11,000(税込)
定員
15名

●お申込み方法:web

●企画:(一社)富山県西部観光社 水と匠・D&DEPARTMENT

●販売:
ディアンドデパートメント株式会社
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢8-3-2 東京都知事登録旅行業2-7576号
TEL 03-5752-0097  FAX 03-5758-3755
旅行業取扱管理者/相馬夕輝

●お問い合わせ
・お申し込みについて:D&DEPARTMENT富山店(076-471-7791)
・ツアー内容について:(一社)富山県西部観光社 水と匠(info@mizutotakumi.jp, 0766-95-5170)

●参加費に含まれるもの:集合場所から解散場所までの交通費(貸切バス)、昼食代、拝観・入館料、トークイベント参加費(2,000円)が含まれます。

●ツアー内容
9:30 高岡駅集合・出発
9:40 新高岡駅集合・出発
10:15~12:15 城端別院善徳寺および研修道場 見学(案内:亀渕卓輪番)
12:15~13:15 善徳寺にて昼食(お弁当:発酵ごはん「イチカキッチン」)
13:45~14:45 城端しけ絹「松井機業」見学(案内:松井紀子)
15:30~17:00 富山市民芸館・民芸合掌館 見学
       (案内:田尻佐千子(富山市民俗民芸村学芸員))
17:15~18:00 d富山店 安川慶一展見学
       (案内:林口砂里((一社)富山県西部観光社 水と匠プロデューサー)
休憩・フリータイム
19:00~20:30  d SCHOOL わかりやすい民藝 -これからの民藝運動と民藝館- 
出演:ナガオカケンメイ、浜田晶則(浜田晶則建築設計事務所)、内田まほろ(日本科学未来館キュレーター)
ファシリテート:林口砂里
※トラベル行程は企画時の予定です。立ち寄り先や食事場所は、やむをえない事情により変更になる場合があります。予めご了承ください。


●お申し込みに関して
本ツアーのお支払い方法はカード決済のみです。ご案内は全てメールにてお送りさせていただきます。郵送物はありません。

●取引条件説明書面の交付について
こちらに表示される「取引条件説明書」を表示・確認の上、これを保存してください。これにより、当社は取引条件を説明し、同書面を交付したものとして取り扱わせていただきます。

>>>取引条件説明書


●キャンセルについて
20日前~8日前 20%
7日前~3日前 30%
前々日および前日 40%
当日不参加 50%
無連絡不参加および開始後 全額

わかりやすい民藝 TOUR+TALK -安川慶一の仕事をめぐる旅-

内田まほろ

キュレーター 日本科学未来館勤務

2002年より日本科学未来館に勤務。05~06 年から文化庁在外研修員として、米ニューヨーク近代美術館(MoMA)に勤務後現職。アート、テクノロジー、デザインの融合領域を専門として、企画展キュレーションでは「時間旅行展」「恋愛物語展」「チームラボ展」「ディズニーアート展」などを手掛け、シンボル展示「ジオ・コスモス」のプロデュースとともに、ビョークやジェフミルズとのコラボレーション企画を行う。また、ロボットや情報分野の常設展示開発および、「メイキング・オブ・東京スカイツリー展」「The 世界一展」など、技術革新、日本のものづくり文化の紹介にも力を注ぐ。Barbican Center (London)、Milano Triennale、パリ文化会館でゲストキュレーター、コミッショナーを務めるなど、国外のミュージアムにおいて企画やアドバイザーを務める。グッドデザイン賞審査委員、金沢美術工芸大学客員講師、慶応大学SFC講師。

わかりやすい民藝 TOUR+TALK -安川慶一の仕事をめぐる旅-

浜田晶則

建築家・teamLab Architectsパートナー

1984年富山県生まれ。2012年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2012年Alex Knezoとstudio_01設立。同年teamLabにアーキテクトとして参加。2014年AHA 浜田晶則建築設計事務所設立。同年よりteamLab Architectsパートナー。2014年-2016年日本大学非常勤講師。2020年-日本女子大学非常勤講師。コンピュテーショナルデザインを用いた設計手法で建築とデジタルアートの設計を行い、人と機械と自然が持続的に共生する社会構築をめざしている。主な作品に「綾瀬の基板工場(2017)」、「パンとエスプレッソと自由形(2018)」、「魚津埋没林博物館KININAL(2018)」など。グッドデザイン賞2019、Iconic Award 2019, Best of Best、the 2A Continental Architectural Awards 2017, Second Placeなど国内外で受賞。

わかりやすい民藝 TOUR+TALK -安川慶一の仕事をめぐる旅-

ナガオカケンメイ

デザイン活動家。D&DEPARTMENTディレクター。すでに世の中に生まれたロングライフデザインから、これからのデザインのあり方を探り続ける。日本初の地域デザインミュージアム「d47 MUSEUM」 を発案、館長。 2013年毎日デザイン賞受賞。