わかりやすい民藝 -これからの民藝運動と民藝館- 

D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERYにて開催中の「安川慶一の仕事展」では、富山県出身の木工家・建築家の安川慶一にスポットをあて、安川の仕事を通じて、民藝運動と富山のつながりをご紹介しています。

 

柳宗悦の愛弟子の一人として、富山に「民藝」を根付かせ育てた安川慶一。彼が手がけた建物は、今も富山県に遺されています。南砺市にある「城端別院 善徳寺」の「研修道場」は、敷地内にあった「詰所」を安川が研修道場へと改修設計したものです。本展の共同企画者である(一社)富山県西部観光社 水と匠は、この研修道場を講堂・ライブラリー・展示空間・カフェ・ショップ・宿泊など多様な機能を持つ、これからの「美しい暮らしの道場」へと改修することを検討しています。

 

第2回目の勉強会では、この改修プロジェクト検討会に関わるメンバーが集まり、「健康の美」を民衆の工藝に見出した「民藝運動」からおよそ90年、今また高い関心を集めるその思想と私たちの今とこれからの暮らし、健やかな暮らしの実践の場をどう作るか、などについて公開ディスカッションを行います。

 

ナガオカケンメイもメンバーの一人。他に、浜田晶則さん(浜田晶則建築設計事務所)、内田まほろさん(日本科学未来館)がスペシャルゲストとして参加し、水と匠のプロデューサー・林口砂里さんがファシリテーターを務めます。

 

 

■「d SCHOOL わかりやすい民藝 TOUR+TALK -安川慶一の仕事をめぐる旅-」 開催!

安川慶一が携わった建築物を中心に富山の土徳に触れる日帰りツアーと、こちらのトークイベントがセットになったお得なツアーも開催します。詳しくは、こちら

わかりやすい民藝 -これからの民藝運動と民藝館- 

日程
2020/9/12(土)
時間
19:00~20:30
場所
D&DEPARTMENT TOYAMA Map D&DEPARTMENT TOYAMA
参加費
現地参加 ¥2,000(税込・1drink付)/オンライン参加 ¥1,500(税込)
定員
現地参加のみ定員5名(オンライン参加枠は定員はございません)

●お申込み方法:店頭/電話/Web
●お問い合わせ:076-471-7791(富山店)

オンライン参加ご希望の方には、視聴用URLをお申し込み後、ご連絡いたします。
オンライン参加の申し込み受付は、当日(9/12)17時までです。


協力:富山大学芸術文化学部有田研究室

d SCHOOL
わかりやすい民藝 -これからの民藝運動と民藝館-【現地参加】
2020/9/12 19:00~20:30
076-471-7791(電話受付)
申し込みはこちらから
d SCHOOL
わかりやすい民藝 -これからの民藝運動と民藝館-【オンライン参加】
2020/9/12 19:00~20:30
076-471-7791(電話受付)
申し込みはこちらから
わかりやすい民藝 -これからの民藝運動と民藝館- 

内田まほろ

キュレーター 日本科学未来館勤務

2002年より日本科学未来館に勤務。05~06 年から文化庁在外研修員として、米ニューヨーク近代美術館(MoMA)に勤務後現職。アート、テクノロジー、デザインの融合領域を専門として、企画展キュレーションでは「時間旅行展」「恋愛物語展」「チームラボ展」「ディズニーアート展」などを手掛け、シンボル展示「ジオ・コスモス」のプロデュースとともに、ビョークやジェフミルズとのコラボレーション企画を行う。また、ロボットや情報分野の常設展示開発および、「メイキング・オブ・東京スカイツリー展」「The 世界一展」など、技術革新、日本のものづくり文化の紹介にも力を注ぐ。Barbican Center (London)、Milano Triennale、パリ文化会館でゲストキュレーター、コミッショナーを務めるなど、国外のミュージアムにおいて企画やアドバイザーを務める。グッドデザイン賞審査委員、金沢美術工芸大学客員講師、慶応大学SFC講師。

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浜田晶則

建築家・teamLab Architectsパートナー

1984年富山県生まれ。2012年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2012年Alex Knezoとstudio_01設立。同年teamLabにアーキテクトとして参加。2014年AHA 浜田晶則建築設計事務所設立。同年よりteamLab Architectsパートナー。2014年-2016年日本大学非常勤講師。2020年-日本女子大学非常勤講師。コンピュテーショナルデザインを用いた設計手法で建築とデジタルアートの設計を行い、人と機械と自然が持続的に共生する社会構築をめざしている。主な作品に「綾瀬の基板工場(2017)」、「パンとエスプレッソと自由形(2018)」、「魚津埋没林博物館KININAL(2018)」など。グッドデザイン賞2019、Iconic Award 2019, Best of Best、the 2A Continental Architectural Awards 2017, Second Placeなど国内外で受賞。

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ナガオカケンメイ

デザイン活動家。D&DEPARTMENTディレクター。すでに世の中に生まれたロングライフデザインから、これからのデザインのあり方を探り続ける。日本初の地域デザインミュージアム「d47 MUSEUM」 を発案、館長。 2013年毎日デザイン賞受賞。