鹿児島の食 -お酒を楽しむ-

15世紀に大陸から蒸留酒の製法が伝わり、16世紀ごろからはすでに造られていたと言われる焼酎。現在では113社の蔵元がそれぞれ原料や製法にこだわり、4,000以上の銘柄を生み出しています。

第三次焼酎ブームが去った今、それらの蔵元には面白い動きがあります。
原料に徹底的にこだわるところ、新しい飲み方の提案をおこない焼酎愛飲者の裾の尾を広げるところ、焼酎で培った蒸溜の技術を生かしてウイスキーやクラフトジンなど世界へ通じるお酒を生み出すところ。鹿児島のお酒業界はさらに多様化が進み、楽しくなっています。そして、そういった多種多様なお酒の中からそれぞれの需要にあったものを提案してくれる酒屋の存在もとても大きいのです。

今回は鹿児島のお酒文化を動かし支える作り手、売り手をご紹介します。鹿児島のお酒をぜひお楽しみください。

 

協力:大和桜酒造 / 中村酒造場 / 八千代伝酒造 / 山田酒造 / 小牧酒造 / 小正醸造 / 嘉之助蒸溜所 / 長島研醸 / 高岡醸造 / 岡山酒店/種子島ブルワリーからはな(順不同)

鹿児島の食 -お酒を楽しむ-

日程
2020/3/26(木)~4/30(木)
時間
10:00~20:00
場所
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA Map 鹿児島県鹿児島市呉服町6-5 マルヤガーデンズ4F

●お問い合わせ:099-248-7804(鹿児島店)

焼酎を中心に、多種多様な鹿児島のお酒をご紹介します。
【大和桜酒造】
創業当時と変わらない甕仕込みで、麹造りの洗米から全て手作業の本手造り。
【中村酒造場】
石造りの麹室で麹造りをおこない、すべての銘柄を純手造りの製法により仕込んでいる。
【八千代伝酒造】
芋栽培から自分たちで取り組んでいるというこだわり。上質な地下水を使用したかめ壺仕込みを行っている。
【山田酒造】
奄美大島にある黒糖焼酎の蔵元。家族経営ながら最近は原料となる米、さとうきびの栽培まで取り組んでいる。
【小牧釀造】
創業明治42年、鹿児島県北西部のさつま町に蔵を構え、紫尾山系伏流水を仕込み水に使用し、甕仕込みにて焼酎造りを行っている。
【小正醸造 / 嘉之助蒸溜所】
2代目の小正嘉之助は世界の通用する焼酎を目指し、ウィスキーやブランデーを参考に日本初の長期貯蔵米焼酎「メローコヅル」を製造。2018年4月には念願の嘉之助蒸溜所をオープンし、ウィスキー製造もおこなう。
【長島研醸】
五つの蔵元がそれぞれの伝統と技で醸し出した焼酎を巧みにブレンドし、設立時からの味を現在に受け継いでる。
【高岡醸造】
自社銘柄のラム「RURIKAKESU RUM」などを製造する。サトウキビのみを原料とし、3回蒸留後オーク樽熟成した純奄美製のラム。
【岡山酒店】
約600種の世界のワインを中心に、焼酎、日本酒、洋酒やチーズ、お酒にまつわる道具を販売。その人が良い時間を過ごせるツールとしてのお酒を、様々な切り口から提案してもらえる。お酒選びが楽しくなる酒の専門店。
【種子島ブルワリーからはな】
種子島の自然の恵みを活かした種子島ならではのビールづくりを行なっている。原材料にイギリス産の麦芽とアメリカ産のホップを使用し、地元 種子島の水を仕込み水として使用して醸造している。
編集部おすすめの焼酎も!
「d design travel 鹿児島」
鹿児島では113社、4000以上もの銘柄の焼酎がつくられています。「d design travel 鹿児島」では、日本全国を旅してきた編集部おすすめの焼酎もご紹介。トラベル誌を持って鹿児島のお酒トラベルを楽しんでください。