新潟県十日町市松代で2003年から「大地の芸術祭」が取り組むプロジェクト。地域の担い手のいなくなった田んぼをできる限り引き受け耕作しながら、棚田バンクのオーナーや地元住民、アーティスト、企業や学生など、多種多様な人々とともに、都市と地域の交流を広げる活動を行なっています。
山麓を切り拓いて作られた階段状の棚田は、お米を育てる土地としてだけでなく、山を支え、川を守り、空気を綺麗にし、多くの生きものに住みかを提供してきました。いざという時は地下水を貯めておくプールになり、地滑りなどの災害防止にも役立つ存在です。しかし、急斜面にあるため農機が入れず手間がかかり、きついところから順に担い手がいなくなっています。
棚田バンクのオーナーになると「里親」として田んぼを保有し、普段の管理は地元の農家と事務局が行いますが、農繁期の農作業に参加できます。収穫したお米は、全体の収量とそれぞれの里親が保有している面積応じて配当されます。耕作することが、棚田の保全につながります。
>> まつだい棚田バンクとは