わかりやすい自然派ワイン ー醸造家　福島有造さんから学ぶ　小川町でのワインづくりー

　埼玉県小川町には「小川町有機農業生産グループ」があり約70件以上の有機農家が在籍しています。有機農法が当たり前のように行われている全国でも少ない町でオーガニックタウン小川とも呼ばれています。
今回講師を務めてくださる福島有造さんはこの小川町で2010年から有機農業を学び、多くの有機農家の仲間に支えられて完全無農薬での栽培は難しいとされる葡萄の栽培にチャレンジしました。
ワインの醸造を進めていくのと並行し、ワインの醸造家としては珍しく、同町内にある武蔵鶴酒造において日本酒の杜氏も務めています。そんな福島さんの行う醸造は通例の葡萄栽培、通例のワインの醸造に拘らず、常により良い形を求めて実験のように行われておりとても独創的です。
　そして今年の春、福島さんは自然派ワインを醸造する武蔵ワイナリー建屋を新設しました。近年ワインの流通は加速化しワインを手軽に楽しめるようになりましたが、自然派ワインと通常のワインとの違いは何なのか知らない人も多いのではないでしょうか。
小川町で行う無農薬による葡萄の栽培、ワインの醸造について、通常のワインと自然派ワインの違いを比べながらお話を伺います。

また会の中では武蔵ワイナリーのワイン３種と年明けにできたばかりの新酒も試飲いたします。