D&DEPARTMENTでは、「ロングライフデザイン」の視点で追求し、その土地に根付くこと、健やかに続くことを大切にしながら「つづくをつくる」ことに取り組んでいます。これまでに様々な企業、日本各地のものづくりと関わり、その経験から、地域や企業にある個性の中には「変えていくもの」と「いつの時代も変えてはいけないもの」の存在があり、これらをブランディングの視点から両立させ、個性と結びつけて差別化していくことが大切だと考えています。流行を追い、多くのものを所有することが”豊かさ”とした時代から、本当に意味のある継続性のあるものやことに豊かさを求めるこれからの時代において、長らく経験した「ロングライフデザイン」の考えをもとに、継続性や個性づくりの手法として、ブランディング、プロモーション、インバウンド、観光促進、ツアーコンテンツ造成、地域食材メニュー開発、商品開発、編集、人材育成などのサービスを提供しています。
それぞれの地域、企業に最も必要となる最適な内容をご提案します。
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d design travel特別編集タブロイド版
d design travel ワークショップ
町の魅力を市民が発掘・発信する市民参加による観光ガイド制作
『d design travel』の編集方針に基づき、別冊として制作する「ワークショップ版」は、地域住民のみなさんが作るデザイン観光ガイドです。1冊のガイドブックをつくるためのリサーチ、取材、撮影、執筆、発刊、配布の一連の編集作業を通して、地域らしさとは何か、地域の活性化や魅力向上、これからのまちづくりについて、自ら考え、参加するきっかけをつくります。制作したガイドは渋谷ヒカリエを首都圏情報発信の中心基地として配布を行うと同時に、日本全国のD&DEPARTMENTを通じて広く配布されます。発行後は掲載先をめぐるスタンプラリーを実施し、実際に全国から地域への観光誘致とつなげます。完成記念イベントではこれまでの取り組みを発表するとともに、掲載先事業者と市民記者が交流し、デザイントラベルをキーワードに新たな取り組みが自発的に生まれることを目指すものです。
東京都渋谷
渋谷ヒカリエ10周年を記念し、東急株式会社と共同プロジェクトとして制作。開発が進み変化が目まぐるしい渋谷で、歴史文化を紐解き、渋谷らしさについて市民記者と共に考えました。(2021年度)
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山口県下関エリア
アルカポートエリアの開発計画が進行する中で、「下関市まちの魅力再発掘プロジェクト支援業務」の一環として制作。市内事業者と市の若手職員が参加し、継続的なまちづくりへの関与に向けたコミュニティの形成と意欲醸成、人材育成を行い、次年度はエリアビジョン策定へと発展しました。(2019年度)
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千葉県海浜エリア
海浜エリアの住宅再開発計画が進む中で、町の魅力を発信、暮らしやすい町をPRするガイドツールとして制作。不動産ディベロッパー、ローカルFM局との連携事業として実施しました。(2019年度)
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埼玉県熊谷市
ラグビーワールドカップの開催で世界から熊谷に注目が集まる機会に合わせてバイリンガルで制作。市民編集部から新たな地域活動を行うメンバーが誕生しました。(2018年度)
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徳島県
d design travel WORKSHOP 徳島号 (2013年度)
山形県山形市
d design travel WORKSHOP 山形号 (2012年度)
d design travel 制作と企画展開催
デザイン視点の観光資源の発掘と全国発信
47都道府県それぞれにある、その土地に長く続く「個性」「らしさ」をデザイン的視点から選び出して、観光ガイドとしてまとめたものが「d design travel」です。情報収集は県内でワークショップを行い、地域住民と一緒に「地域のらしさ」について考える機会を設けるなど、これからのまちづくりについて考え、参加するきっかけとなります。また、渋谷駅直結の文化商業施設「渋谷ヒカリエ」を東京都心での情報発信基地とし、
「d47 MUSEUM」 と
「d47食堂」 では発刊に合わせて約3ヶ月間の長期に渡り、連動企画を行うなど、書籍だけではなく、立体的に地域の魅力に触れ、食べて、感じる場所をつくることで、「人」「もの」「暮らし」を見直し、国内外からの観光誘致、地域資源の活性化や新たな文化創造により、シビックプライドを高めるとともに、移住促進へと繋げています。
書籍の制作や連動企画の実施費用は1.書籍の実売による利益 2.地域企業の協賛費 3.地方行政や観光・産業振興団体等からの依託費の3つを組み合わせて賄っています。未発行県の制作をご要望の地域行政、地域企業からのご相談をお待ちしております。
掲載箇所の候補出しは地域住民とのワークショップ形式で行います。
渋谷ヒカリエのd47MUSEUMで約3ヶ月間の企画展示を行い、地域の魅力を立体的に展示します。
制作過程で発見した県の個性について編集による講演も開催されます。
地域をテーマにした新作落語を創り、落語会を開催。語り継がれる噺が生まれます。
渋谷ヒカリエ館内サイネージを使った告知を一斉展開します。
d design travel 特別編集タブロイド版
テーマに沿った独自編集 全国へ発信
d design travel 編集部が、ロングライフデザインの視点で、テーマを絞った特別編集号の制作を行います。これまでの活動を通して、全国47都道府県に広がる人的ネットワークを活かし、テーマに沿った地域の魅力を発掘し、再定義、継続性への提言を込めて編集を行います。完成したタブロイド版は、D&DEPARTMENTの全国店舗での配布を行い、発信することができます。
ニッポンフードシフト沖縄 特別編集号
農林水産省が推進する「ニッポンフードシフト」の一環として、東京と沖縄の学生13名が、生産現場を訪れ、体験し、取材しました。発刊を記念して、沖縄の食の生記者と学生記者によるトーク、マーケット、ワークショップイベントを開催しました。(2022年度)
ニッポンフードシフト特別編集号
農林水産省による食と農のつながりの深化に着目した国民運動「ニッポンフードシフト」の一環として、日本各地の食の生産者とその取り組みを紹介する特別号を制作。発刊を記念したトークイベントとマーケットを三重県で開催しました。(2021年度)
東京離島号
東京にある11の有人離島のブランディングに取り組む「東京宝島事業」と連携して、離島のものづくりや自然、文化などを取材編集しました。配布に併せて島のものづくりと食文化を体感する展示販売コーナーやオンライントーク、限定メニューの提供を通じて、立体的に東京離島の魅力を発信しました。(2020年度)
廃校特集号 d design travel特別編集
廃校サミット2018の開催に合わせ、全国の廃校の活用事例をテーマに特別編集号を作成しました。これまでに誌面で掲載した廃校活用の取り組み記事を再編集し、掲載。ナガオカケンメイ発行人による書き下ろし原稿では、これからの廃校活用の未来についての提言を行いました。(2018年度)
観光商品開発販売企画
観光情報を地域特産品と繋げて、
オリジナルな観光体験をWEBと全国路面店から販売
その土地らしい観光情報と、その土地ならではの工芸品や食品を選び抜き、「お取り寄せ」で離れたところでも地域らしさを体験できる観光商品を開発します。d design travel編集部が独自取材を行いガイドブックを制作、地域の作り手と一緒にオリジナルな商品を開発し、ウェビナーで現地と購入者を繋ぎ、学びや体験もセットにして商品をお届けする企画です。
観光情報と商品情報をストーリー立てて紹介する特別編集タブロイドを制作。
特設サイトをオープン。SNSやインスタライブで情報発信を行います。
地域らしさをグラフィックに表現し、オリジナル風呂敷でお届け。
オリジナル商品やスペシャルな組み合わせをによる新たな商品を開発します。
D&DEPARTMENTの全国店舗で販売を実施。
ウェビナーを開催し、地域の作り手や観光従事者と購入者を繋げ、実際に旅に訪れたような体験を提供します。
佐賀県 SAGA TRIP PACK
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行拡大により、新しい観光スタイルの確立が急務となった2020年、佐賀県観光連盟の委託事業として実施しました。観光資源の発掘編集から新たな地域商品の開発を行い、自宅にいながら佐賀県を体験できるとともに、平時における佐賀県への来訪も併せて促進する企画を開発、自社路面店、協力百貨店、ネットストア等で全国に向けて販売しました。(2020年度)
d47食堂 定食開発と提供
地域の魅力を食を通して発掘、発信する
47都道府県の食をテーマに、日本各地の旬の素材をつかった定食を提供するd47食堂。日本全国のおいしい食事を味わっていただくとともに、各地の文化、気候風土や生産者の想いを伝えています。
定食開発企画では、実際にd47食堂の料理人が現地取材を行い、取材を通して出会った旬の素材を使った定食を開発し、提供します。産地の背景や生産者の紹介を、メニューのコラム記事やスタッフの丁寧でユニークな説明で行い、胃袋を通して地域の魅力を伝えていきます。
大分うまみだけ定食
大分県農林水産部林産振興室による椎茸ブランドプロモーションとして椎茸品種を食べ比べる定食を開発、提供しました。大分県のしいたけ食文化に詳しく切り込み、紹介するとともに、店頭では干し椎茸の販売を行いました。(2022年度)
チェジュ島定食
済州観光公社の日本向け観光誘致事業として、韓国チェジュ島の食文化や暮らしを紹介、昔ながらの味を定食にしました。物産品の展示とSNSキャンペーンを展開し、アフターコロナを見据えた観光誘致へ繋げました。(2022年度)
茨城県央定食
茨城県央エリアの計9市の魅力発信事業として、各市を代表する特産物をピックアップし、1つ の定食に編集しました。特別編集したメニュー表を作成、現地へのモニターツアーも実施し、食を通した観光資源の掘り起こしと発信を行いました。(2019年度)
越後妻有定食
「大地の芸術祭」が取り組む田んぼの里親制度「まつだい棚田バンク」のPR事業として、収穫した棚田米をメインに、雪深い越後妻有地方の保存食文化を紹介する定食を編集しました。マーケットイベントも開催し、貴重な棚田米の販売や瓶詰め保存食の販売も行いました。(2018年度)
d design travel ツアー開催
「地域のらしさ」から造成する着地型商品の開発と検証
d design travel 本誌やワークショップ、定食開発などを通して発掘した土地の魅力を着地型の旅行商品造成へ繋げます。モニターツアーの実施による検証や、プレスツアーの企画誘致、インバウンドのための外国人観光客向けモニターツアーの企画、実施後の検証、アドバイスなども行います。一過性の話題づくりではなく、その土地ならではの、長くつづいていくゆるやかな観光の発展を目指して行う取り組みです。
三重県 d design travel スペシャルツアー
三重県の観光誘客推進事業の一環として、1泊2日のバスツアーを企画、催行。県内事業者に協力いただき、特別な産業ツアー
も組み込み、全国から参加者が集まりました。参加者アンケートを実施、分析し観光プロモーション戦略立案に活用されました。(2022年度)
東京都渋谷 インバウンドVRツアー
コロナ禍での「新しい日常」に対応しあらゆる人が遠隔地にいながら都内への旅行気分を味わうことができる環境を整備することを目的とする東京都観光部の支援事業として、「渋谷を巡る360度VRツアー」を韓国向けに実施しました。100名定員のチケットは完売し、コロナ終息後のインバウンドに期待が高まる結果となりました。(2021年度実施)
岩手県二戸市 d design travelスペシャルツアー
浄法寺漆器のふるさと、二戸市をめぐる1泊2日のモニターツアー実施。漆の森の見学や、漆塗りの体験を通して、浄法寺漆器の新規ユーザーの開拓へと繋げた企画。食材や工芸の生産者とツアー参加者との交流会を実施することにより、県 外消費者の生の声を生産者に伝える機会を創出しました。(2018年度実施)
佐賀県 シェアトラベル佐賀
d design travel佐賀号の掲載箇所から4つのツアーコースを造成。羽田/成田発着、マイクロバスでまわる少人数制のツアーを羽田発着で複数回募集し実施しました。特別回として韓国向け、中国向のスペシャルツアーも行い、好評を得ました。(2017年度実施)
d47MUSEUMキュレーション企画展
地域の個性をd47ミュージアムが編集
ひとつのテーマを47都道府県という行政区画から平等に眺めることで、それぞれの地域の個性、テーマの現状を浮き彫りにするのがd47MUSEUMです。この展覧手法を用いて、県や市、村、集落などのさらに小さな区分に注目し、それぞれの歴史と文化、個性と魅力を徹底的にリサーチ、d○○MUSEUMとして展覧会の企画キュレーションを行います。
新潟県越後妻有 d7まつだい棚田バンクミュージアム
「まつだい棚田バンク」の活動にゆかりのある7つの集落を取材し、7つの展示台に展示を行いました。それぞれの集落の風土や歴史、暮らす人の営みを通じて、それぞれの「らしさ」を感じる期間限定の美術館をプロデュースしました。 (2019年度実施)
d SCHOOL 企画開催
学びのプログラムをつくり、
ファンコミュニティを育てる
長く続いている“もの”や“こと”から、その本質を学ぶ勉強会が「d SCHOOL」です。
商品や活動、地域文化を題材に、学びのプログラムをつくり、学びを通してより認知を深めるとともに、参加者に気づきを与え、理解を深め、長期的なファンや応援者を育てることに繋がります。
こどもd SCHOOL ほんとうにおいしい出汁
渋谷ヒカリエのd47食堂で開催する子ども向けの食の勉強会。「かつお節」をテーマに大人も新たな学びを得られる内容。親子で"本当においしいの探検隊"となり、本物の味や素材の美味しさを体験し、味蕾を育てる食育の大切さを伝えました。(2017年度実施)
わかりやすい自然栽培 関野塾
1年をかけて全20回で「自然栽培」を一から学ぶ連続講座。野菜栽培の基本的な知識と技術を学び、四季折々の種を蒔き、育てる。農地管理は地域の福祉施設と連携し、食にまつわる社会問題についても考えながら、「食」と本気で向き合うプログラムを実施。(2022年度実施)
D&DESIGN
ロングライフデザインの研究所
D&DESIGNは、時代に長く続くデザインに本質を見つけていくストアスタイルの活動体であるD&DEPARTMENT PROJECTによるロングライフデザインの研究所です。
D&DEPARTMENTのテーマであるその「ロングライフデザイン」の視点により、これまで様々な企業、日本各土地のものづくりと関わり、その経験から、土地や企業や街にある個性の中には「変えていくもの」と「いつの時代も変えてはいけないもの」の存在があり、これらをいかにブランディングの観点から両立させ、個性と結びつけ差別化していくことが大切かをデザインで表現していくために生まれました。また、D&DEPARTMENTの中にある「ファンと学んでいく」「直して使い続ける」「その作り手の風土を観光として訪ね実感する」などのキーワードも、私たちの経験の中に深く蓄積されています。
流行を追い、多くのモノを所有することを“豊かさ”とした時代から、本当に意味のある継続性のあるものやコトに豊かさを求めるこれからの時代において、長らく経験し実感した「ロングライフデザイン」の考えを継続性や土地の個性づくりの“手法”として考える、D&DESIGN は新しいクリエイティブオフィスのスタイルです。
それぞれの地域、企業に最も必要となる最適な内容をご提案します。
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