第29回「福井県」
骨董と葛藤
福井の旧家からさまざまな書画骨董、カッパのミイラ、鬼の骨、龍の骨など珍品まで出てくる。鑑定にあたった骨董屋は、福井が「恐竜王国」であることを思い出して…
第28回「神奈川県」
タワーの嫁取り
横浜のシンボル「マリンタワー」。何十年もこの場所に1人で立っていたが、ふと寂しさに気づく。そこで県内各地のシンボルを巡り、タワーに釣り合うお嫁さん探しを始める…
第27回「三重県」
三重プラン
つきあっているカップル。男は彼女にプロポーズをしたい。「キラキラした夜景・サプライズ・指輪」の三点セットで選んだのは、三重県の四日市。なぜここに?うまくいくのか?
第26回「福島県」
掘り出し物
浜ちゃん・ナカ・庄助は福島県の小学校の仲良し三人組。卒業後20年、東京で再会した。卒業時に埋めたタイムカプセルの中に実はお宝があると知り、三人で掘りに行くと…
第25回「茨城県」
ナンバーワン倶楽部
従業員が帰ったあとのスーパーの店内で、野菜たちの秘密の会合が始まる。メンバーはレンコン、メロン、ピーマン、栗、干し芋…など。はたして、この会の目的は?
第24回「岡山県」
ピーチ・ガイ
「晴れの国」岡山に、ハリウッドの映画監督がロケの相談にやってくる。映画は日本の桃太郎をアメリカ風にリメイクしたSF超大作「ピーチ・ガイ」。そのトンチンカンな内容は…
第23回「愛媛県」
雑俳21
古典落語「雑俳」の21世紀版。正岡子規を生んだ愛媛は俳句王国。そこで、お題は蜜柑、野球、坊ちゃん、温泉…と愛媛らしいものを選んだが、駄句、珍句が続出する…
第22回「香川県」
時穴源内(ときあなげんない)
江戸時代の平賀源内は讃岐生まれの「早すぎた天才」。文献ではその死は不明。実は、時穴(タイムトンネル)を通って現代にやってきたのだった。IT時代に現れた源内は?
第21回「高知県」
がっかり
高知・はりまや橋、札幌・時計台、長崎・オランダ坂…の「日本三大がっかり名所」が揃い、全国の観光地と共に「がっかりサミット」が始まる。果たして、がっかりの復権なるか?
第20回「岩手県」
トーブ鉄道の夜
東北への玄関口・上野駅のみどりの窓口。岩手県へ墓参りに行きたい青年は、係員に「ならば、東北新幹線よりトーブ鉄道がいい」と教えられ、秘密の地下ホームへ向かう…
第19回「千葉県」
千葉浜
離婚して、東京から千葉に引っ越してきた若い母と幼い男の子。ある日、砂浜で潮干狩りをしていると、砂の中から最近流行りの革の長財布を拾う。それを交番に届けると…
第18回「群馬県」
ふうちゃん
群馬にある元ヤンが開いたラーメン屋。そこへ、「あのとき助けていただいた『風』です」と女の子が訪ねてくる。からっ風の精「ふうちゃん」が来たことで店は繁盛していくが…
第17回「静岡県」
のののののの
見た目は同じ双子だが、弟はのんびり屋で兄はそそっかしいと、性格が違う。その名は「こだま」と「ひかり」。さらに妹「のぞみ」も加わって、新幹線三兄妹で向かった所は…
第16回「埼玉県」
盆栽ぞめき
埼玉に住む道楽息子は、しょっちゅう東京に遊びに行く。「東京の街そのものが好き」と言うのだ。そこで埼玉で有名な盆栽の天才が、盆栽でミニ池袋やミニ渋谷を作ると…
第15回「奈良県」
あおによし
「あおによし奈良の都は咲く花のにおうがごとくいまさかりなり」という、奈良を詠んだ有名な和歌。その知ったかぶり珍解釈噺。古典落語「千早振る」の奈良版になっている。
第14回「愛知県」
なごやか爺さん
町内で「なごやか体操」なるものを広めている人のいいお爺さんがいる。体操をするとタダで飲み食いができるとあって、大人気に。しかしそこには、秘密の目的があった…
第13回「岐阜県」
千両和紙
イタリア・フィレンツェから始まる珍しい落語。教会所蔵の名画を修復するため、日本の和紙が必要になる。イタリア在住の日本人が遠路帰国、美濃和紙を探し求めていく…
第12回「滋賀県」
湖魚姫(こぎょひめ)
滋賀の比叡山延暦寺・琵琶湖を模して、江戸に作られたのが上野の東叡山寛永寺・不忍池。ある日不忍池のボート乗り場に現れた美女は、琵琶湖の鮎の化身だと名乗る…
第11回 「京都府」
電脳京都地下企(サイバーきょうと・ちかのくわだて)
金閣寺の近くで、庭に落ちている舞妓さんのポックリ下駄を見つけた男。そこから迷い込んだ京都の地下で出会った謎の美女。彼女が語る、千二百年の都の秘密とは…
第10回「大分県」
日田の関サバ
シリーズでは珍しい古典落語のパロディ作。フランス映画の大女優が湯布院映画祭にやって来た。散歩に出た山の中の街・日田で、有名な「関サバ」を食べて喜び…
第9回 「山形県」
おしんの夢(仮)
山形の小さな漬物屋の三代目は、いやいや家業を継いでいる。ある時、地元・庄内映画村で撮影中の映画にエキストラ参加。そこで出会った女優は…
第8回 「鹿児島県」
うさいごう
東京・上野の西郷さんとは別に、鹿児島にも西郷さんの銅像が立つ。ある日そこに現れたのが、一匹の野ウサギ。「西郷さんに恨みがある」と文句を言いはじめた…
第7回 「福岡県」
めんたい俥
明治・大正の建築物が残るレトロの街・北九州市門司港。そこに、観光人力車がある。車夫は無法松のひ孫「マッハの松」を名乗る。客を乗せると、凄い速さで駆け出し…
第6回 「佐賀県」
皿美人
佐賀の小さな旅館に、長逗留している怪しい老人がいる。宿代を催促すると、旅館に飾ってある有田焼の絵皿を持って来いという。老人がそれにサラサラと絵を描くと…
第5回 「富山県」
結魂丹(けっこんたん)
隅田川に身投げしようとする男を、浅草のバーのマスターが止めた。身投げの理由は失恋だと言う。そこでマスターは、自分の故郷・富山へ男を連れていく。その理由は…
第4回 「山梨県」
ほうとう息子
甲府で成功した会社の社長。気がかりなのは、いくつになってもふらふらしている一人息子。専務と一緒になって、なんとか二代目社長にふさわしく教育しようとする…
第3回 「沖縄県
美ら海ちょーでー
一匹の東京湾のハゼが、沖縄の海に迷い込んだ。そこで出会ったマンタやジンベエザメなど、沖縄の魚たち。海の中で、魚たちのにぎやかな会議が始まる…
第2回 「山口県」
維新穴
山口県出身で東京暮らしの男が一念発起。妻の反対を押し切って、一人、さびれた故郷に帰り、「明治維新のテーマパーク」を作ろうとするが…
第1回 「東京都」
パテ久
東京・神楽坂にある陶器の修復屋へ、茶髪の若者がやって来る。若者はお祖父さんの形見の欠けた茶碗を取り出し、修理してほしいと言う。その茶碗を見て、職人は…