d47 MUSEUM 企画展の公式書籍。
クラフトは意志。
47都道府県の個性は「意志」のあるものづくりから生まれる。
d47 MUSEUMでは、2013年に展覧会「NIPPONの47人 2013 CRAFT」を開催、各都道府県から1名ずつクラフト作家を紹介し、海外巡回展も行って、日本各地の人の「手」から生まれるものづくりが各地で注目される様子を見てきました。
そこから約10年、今「クラフト」という言葉の使われ方が変化しています。「クラフトビール」「クラフトサケ」「クラフトプレス(印刷)」のように、小規模で独立したものづくりや、ポジティブな改革の姿勢を表す意味で、「クラフト」がさまざまなジャンルで使われるようになっています。
本書では、作品から直感的に感じる「美しさ」「力強さ」のみならず、携わる人々の「意志」や「姿勢」を表す言葉として「クラフト」を使っています。47都道府県の「意志」を持った一人一人の活動が、各地の個性あるものづくりや、豊かな地域文化につながると考え、47組の作品と作り手を紹介しています。
企画・構成 ナガオカケンメイ+黒江美穂
本書の仕様
表紙の題字は1冊1冊、手作業でスタンプを押しています。
総240ページのうち、192ページは袋とじです。ペーパーナイフなどで切り開きながらお読み下さい。
主な内容
・「クラフト」は意志 / 選定基準 / 47の「クラフト」から見えてくる課題と視点黒江美穂
・「領域としてのクラフト」から「動詞としてのクラフト」へ 大治将典(Oji & Design 代表・手工業デザイナー )
・「クラフト」という言葉の半世紀 日野明子(ひとり問屋 スタジオ木瓜)
・クラフト的なるもの 高木崇雄(工藝風向 店主)
掲載作品
北海道 木匙 佐藤佳成 木工房ある / 青森 ねぷたの牡丹絵 葛西彩子CASAICO・小野隆昌 / 岩手 あかいりんご 田山貴紘 kanakeno・タヤマスタジオ / 宮城 菓子皿 山桜 富張菜々子 工房とみはり / 秋田 フリーリング いぶりがっこ 松橋とし子・小林美穂・_橋香澄 矢留彫金工房 / 山形 螺旋ハンドルバッグ 伊東広 KOGUMA / 福島 栃 汁椀 平井岳・平井綾子 / 茨城 リム鉢N 近藤桂 Keicondo / 栃木 ポット 久保田由貴 / 群馬 tear 井上義浩 OLN・井清織物 / 埼玉 A3判透かし和紙 海うずまき 森田千晶 / 千葉 イルミネーション灯台 松本芳章 海のインテリアショップ MARINE YASUDA / 東京 Straight Tip Balmoral (Weinheimer) 井出洋輔 FYSKY / 神奈川 道具箱 太田憲 OTA MOKKO / 新潟 珈琲ドリップポット 藤井健 富貴堂 / 富山 ケトル 池田晴美 / 石川 果実を象った乾漆器 桐本滉平 / 福井 VECTOR 008 雨田大輔 MEGANEROCK / 山梨 woolalpacacupro blanket 渡邊竜康 Watanabe Textile / 長野 Bowl in Ashed Wild Cherry 土屋伸顕 garage 419 / 岐阜 茶杯 生嶋花 / 静岡 茶園俯瞰図「斜」 鷲巣恭一郎 お茶染めWashizu. / 愛知 スツール用座布団 丹羽拓也 丹羽ふとん店 / 三重 富士山結び 松島康貴 縁舞・松島組紐店 / 滋賀 滋器 コップ 中川周士 中川木工芸 比良工房 / 京都 アサギ椀 堤卓也 堤淺吉漆店 / 大阪 aeca cup 辻野剛 fresco / 兵庫 BONSA?ST Koeda 180mm 小林新也 MUJUN・シーラカンス食堂 / 奈良 大門箸 菅野大門 A4 / 和歌山 棕櫚たわし 中西裕大朗 中西富一工房 / 鳥取 弓浜絣市松ストール 佛坂香奈子 弓浜絣工房B / 島根 鍛鉄ブックエンド 石川哲 金属立体造形工房クラフトキャリア / 岡山 白花 八角皿 森本仁 / 広島 (jeans) 藤井健太 (terroir) / 山口 地ノ器 リム鉢 渋谷英一 御台場窯 / 徳島 阿波しじら織りカーディガン 渡邉健太 Watanabe’s / 香川 手島中鉢 島の空豆と貝殻釉 松下龍平・松原恵美 てしま島苑 / 愛媛 わしき -星月夜- 田中智之 わしき・田中漆工房 / 高知 樹輪・ju-rin _田洋直 浜田兄弟和紙製作所 / 福岡 線香花火 筒井時正 花々 筒井良太 筒井時正玩具花火製造所 / 佐賀 粉引ゴブレット 中里健太 隆太窯 / 長崎 ヒノキのまな板 吉永圭史 吉永製作所 / 熊本 calm ムラカミキミ・タナカノリコ itiiti / 大分 入れられないカゴ 中村圭 Kei Nakamura / 宮崎 横綱結び 甲斐陽一郎 わら細工たくぼ / 鹿児島 Cup(Cultivate) 城戸雄介 ONE KILN / 沖縄 JUNGLE FATIGUE JK 嘉数義成 琉球藍研究所