- 法律の制定によって変わる測量現場のニーズを見据え、商売上手な大阪人らしい考えかたで製品化。
- ノートの気軽さと手帳のような堅牢さを兼ね備え、さまざまなシーンで使うことができる。
- 1959年の発売当時からほとんど変わらない、深緑の表紙にゴールドの箔押しというシンプルなデザイン。
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推薦理由
1949年に日本に測量法が制定され、測量現場のニーズを反映し生まれたのがコクヨの測量野帳。変化していく世の中の先を読んでビジネスに繋げた、大阪の商人魂が感じとれる商品だ。現場で使い込めるように表紙に耐久性を持たせ、一度にたくさん製造することで、この価格を叶えている。まさに「良品廉価」というコクヨの精神や企業努力の象徴。測量のための業務用品とは言っても、現在では、野鳥観察などの野外活動シーンや、飛行機の搭乗記録、レシピ帳などのミニノートとして活用するヤチョラー(=測量野帳の愛好家)がいるなど、使い方はさまざま。また、厚く硬い表紙が下敷きがわりになり、立ったまま書けるため、ビジネスシーンでも活躍している。深緑の表紙にゴールドの箔押しは高級感がありながら、良心的な価格のため心置きなく使える点も特長。ノートの気軽さと手帳のような堅牢さを兼ね備えている。そのうえ、過剰なデザインがなくユーザーに用途を委ねる自由度があり、それこそが長く愛され続けている理由だ。(スタッフ/D&DEPARTMENT PROJECT)
1959年に発売された測量野帳は、発売の10年前(1949年)に測量法が制定されたのをきっかけに、ニーズが増大した測量業務の現場の声を反映し開発されました。屋外で片手に持って筆記しやすいように、そして耐久性を持たせるように、硬い表紙を採用。現場の方の作業着のポケットに入るようなサイズが設定されています。コクヨでは、ノートなら「ノ」で始まる品番、製図用品なら「セ」で始まる品番がつけられています。測量野帳はノートのように見えますが、「セ-Y1」といった製図用品の品番が付いています。D&DEPARTMENTでは、通常のSKETCH BOOKにdのロゴを箔押ししました。